中村獅童「お義母様がいたら…」婚約者を悩ます女将の試練

投稿日: 2014年12月11日 09:00 JST

『十二月大歌舞伎』初日の12月2日、歌舞伎座のロビーには“ご贔屓さん”に挨拶をする女将さんたちの姿があった。市川海老蔵の母、市川右近の妻……晴れやかな着物姿の彼女たちは、初日舞台に花を添えていた。

だが対照的に長い髪を後ろで束ね、黒のパンツスーツを着た女性が楽屋口の前にいた。中村獅童(42)の婚約者・A子さん(30)だ。A子さんは獅童のご贔屓さんたちを楽屋口まで案内した後も楽屋の中には入ろうとはせず、ひとり入り口で待っていたのだ。

「婚約者とはいえA子さんはまだ梨園妻ではありませんから、遠慮していたのでしょう」(舞台関係者)

11月17日には獅童の母・小川陽子さん(享年73)の一周忌法要が南青山の梅窓院で行われている。出席したのは獅童の叔父・中村嘉葎雄(76)、従兄・中村時蔵(59)、師と仰いだ故・中村勘三郎さんの夫人、その息子たちである勘九郎(33)、七之助(31)兄弟など。

「小川陽子さんが心不全で急逝したのは昨年12月17日でしたが、獅童は十二月大歌舞伎の出演も控えていましたから、1カ月前倒しで行ったそうです。法要にはA子さんも出席しました」(歌舞伎関係者)

 獅童と一回り年下のA子さんの交際がスタートしたのは4年前。彼女は陽子さんにも気に入られ、11年1月に婚約すると、歌舞伎役者の女将さん修行も始めていた。だが、東日本大震災の発生、師匠・勘三郎さんの死去もあり、入籍は延び延びになっていた。

「陽子さんの死去は、獅童はもちろん、A子さんにとっても大きな痛手となりました。梨園に入る前に、歌舞伎の伝統やしきたり、女将の心得を教えてくれる“師匠”を失ってしまったからです。もちろん従兄・時蔵の夫人などもいますが、嫁姑という関係に比べれば、教える方も遠慮してしまいますからね」(前出・歌舞伎関係者)

冒頭のように本誌はA子さんの寂しげな姿も目撃しているが、陽子さんが存命だったら、もっとA子さんの状況も違っていただろう。A子さんも“お義母さまがいたら……”と、何度も思ったに違いない。

「獅童とA子さんの入籍は喪が明けた新春ごろになるようです」と前出・歌舞伎関係者は言う。女将修業の“師匠なき試練”に耐え、A子さんは獅童との喜びの春を目指している。

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