「夢はいっぱいある」白鵬が北海道で米づくりに兆戦する理由

投稿日: 2015年02月28日 06:00 JST

「私は初恋の相手と結婚したんですよ。18歳で出会って、今は3児の父親になりました。もし結婚していなかったら、こんな結果を残していないかもしれないですね。守らなきゃいけない人と帰れる場所があると、一瞬相撲から離れられます。家庭はパワースポットですよね」

 そう語るのは、隔週連載『中山秀征の語り合いたい人』第34回のゲスト、第69代横綱・白鵬翔(29)。モンゴル相撲を遊び程度に取り組んだだけだった15歳、わずか62キロの少年が大きな夢を抱いて来日。それから15年後の今、日本を代表する唯一無二の横綱になった。そんな横綱の魅力に迫る2人のぶっちゃけトーク、スタートです。

中山「横綱は今後の人生のビジョンなどはあるんですか?」

白鵬「夢はいっぱいありますね。やはり夢はひとつではなくたくさん持つべきですね。叶わなくてもいい。持ち続ける心というのは大事だと思うんですよね。私は北海道で『白鵬米』という米を作っているんですよ。モンゴルは米を作れない国なので、国内の米は全部輸入しています。モンゴルでも稲作ができるようになればいいと思って始めたプロジェクトなんです」

中山「なぜ北海道で?」

白鵬「昔は北海道で米はとれなかったけれど、今ではおいしい米が生産されるようになりました。そういうところに夢を託しているんです。実際にモンゴルから人が来て、稲作を学びながら米を作っているんです。去年、生産量はまだ少ないんですが、ビニールハウスで成功したんですよ」

中山「横綱、いろんなことをやりますね!」

白鵬「人生一度きりじゃないですか。私はたくさんのことに興味を抱きます。柔道の岡田弘隆さんには『型を持って、型にこだわらない。型も何もできてないのに、いろいろやってはダメ。それが達人であり、名人だ』と教わりました。私も横綱になったので、ある程度型はできている。だから、今後はその型にこだわらずに、多くのことにチャレンジしようと思っているんです」

中山「吸収力と発展性、自分の中で常に『まだまだこれから』という気概をお持ちですから、現役がまだまだ長そうですね」

白鵬「目標は5年後の東京五輪です。父親がレスリングで先の東京五輪に出場しているので、私は開会式での土俵入りをしたいと思っているんですよ」

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