朝ドラ『まれ』脚本家が明かす「希の父・徹のモデルは私の父でした」

投稿日: 2015年09月09日 06:00 JST

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「脚本を書きあげて1カ月余り。ほっとはしていますが、まだ番組は続いていて、これから最終章を迎えますので。『わぁー、終わった!』という気分ではないですね(笑)」

そう語るのは、NHK連続テレビ小説『まれ』の原作者で、脚本を担当した篠崎絵里子さんだ。約2年がかりの脚本を書き終えた彼女が、執筆秘話を明かしてくれた。

「『まれ』のストーリーや登場人物については、NHKの会議室で最初に打ち合わせをしたときに、番組のチーフプロデューサーの方が1冊の本を持ってきて『こういう話にしませんか?』とおっしゃったんですね。その本は、私が08年に出した『転がるマルモ』と言う小説で。ダメな父親がいて、家族が大阪から横浜に夜逃げをしてくる話なんです。それでドラマの内容も、追いかけている父親に何度も裏切られて、夜逃げ同然で能登にやってきた少女を主人公に――ということになったんですが、実は、私も小学生のころに、父親のせいで”夜逃げ”をしたことがありまして(笑)」

 篠崎さんの父はサラリーマンだった。しかし、家族に内緒で消費者金融などで借金をしていたという。『まれ』のヒントになったという小説『転がるマルモ』は、彼女の実体験をふまえたものだったのだ。

「借金問題で、両親の間でいさかいが絶えませんでした。母は、私と1歳年上の兄を連れて、父の転勤先だった大阪から故郷の横浜に夜逃げするように戻ってきた。そして、両親は離婚しました。私が小学4年生のときでしたが、それ以来、私は父とは会っていないし、音信も断ったままでいます。こうした体験を基に小説を書きましたけれど、小説はひと夏だけの話で、その後、家族がどうなっていくかまでは書ききれなくて。私のなかでは、父との関係を整理すること、消化することはできないでいたんですね」

そして、いつか、どこかで父との関係を整理したい、消化したいと思っていたところに、NHKさんから連続小説の話が来たのだ。

「ですから、『まれ』は、夢を一途に追いかける女性の物語ですけど、私としては、もうひとつの物語というか、テーマとして”父と娘の関係”を色濃く描きたかった。そこで、当初は、大泉洋さん演じる希の父・徹に、私の父の姿を投影させようと考えましたけど、脚本を書き進むうちに父のことはどうでもよくなってしまって(笑)。”父と私の関係”はいまなお未完のままですね」

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