門脇麦『火花』ドラマ版は「小説の世界観のまま。変顔も」

投稿日: 2016年06月03日 06:00 JST

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「原作を読んだ感想は、本当に繊細で、どこか1カ所ポンと突いたら、パーンと割れちゃいそうな、淡い、せつない青春物語だなあって思いました」

 

そう語るのは、NHK連続テレビ小説『まれ』などに出演し、その存在感ある演技で若手演技派として注目される門脇麦(23)。初の映像化で話題を呼ぶ、又吉直樹の芥川賞作品『火花』(「NETFLIX」で全10話のオリジナル作品として6月3日から190カ国で同時配信)で、売れない芸人の徳永(林遣都)が慕う先輩芸人の神谷(波岡一喜)と同棲する美女、真樹を演じている。

 

「撮影現場で林さんと波岡さんを見た瞬間、『あっ!徳永と神谷だ』と。小説の世界観のままの2人がいたので、私は、あまり迷うことなく自分の立ち位置を見つけられました。この3人って、居心地がいいから一緒にいるんだろうなあって、ドラマを見ている人に感じてもらうこと。また、徳永くんの目線で、先輩の彼女というだけでなく、好きだなあって思えるような存在にならなきゃいけないというのが、真樹をやるうえでの課題でした。みんなが好きな人をやるって大変ですね(笑)」

 

寝ている徳永の布団を、神谷と2人でぐるぐる回すシーンや、鍋をつつくシーンなどの些細な出来事を描いた場面ほど痛烈な印象に残っているという。

 

「思い出すだけでくすぐったくなりますね、幸せすぎて。次の日には忘れてしまいそうな出来事を丁寧に、丁寧に摘み取って1つの作品になっている。そのささやかさがより色濃くしているんだなあって、演じていて思いました。そして、真樹の最後の変顔のシーンは、その逆で、悲しく見えたらいいなあって。鍋のときと同じ変顔をしているからこそ、悲しさが増すように。最初、あんなに変な顔をする予定じゃなかったんです。監督のリクエストで、完全にやらされましたね、イヤでした(笑)」

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