「僕は運がいい」愛之助流“笑えるほどにひたむき”な生き方

投稿日: 2017年02月15日 19:00 JST

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歌舞伎の舞台はもちろんのこと、NHK大河ドラマ「真田丸」出演、プライベートではめでたく結婚と、ここのところ公私ともに大忙しの片岡愛之助。3月、4月は「コメディ・トゥナイト!ローマで起こったおかしな出来事《江戸版》」で、初めてミュージカルの主演に挑む。その愛之助がこの2月、初の自叙伝「愛之助日和」を発表する。子供時代から現在に至るまで、35年間の役者人生を、飾らない言葉で語っている。

 

家業の関係で、遊びといえば家の中になりがちだった幼少時代。「同世代の友だちができるかも」と実家の父に勧められて通い始めた子役の養成所から、すべてが始まった。初めての歌舞伎体験は、客席ではなく舞台から。

 

「楽屋では低い声で『おう、おはよう!』と言っていたおじさんやお兄さんが、舞台では綺麗な女の人になっている。衝撃的でした(笑)」

 

舞台機構にも目を奪われ、遊園地に来たような興奮と驚きで、少年は歌舞伎が大好きになる。のちに養父となる片岡秀太郎に声を掛けられて十三代目片岡仁左衛門の部屋子に、そして秀太郎の養子になるくだりは、まさにドラマのような運びだが、単なるシンデレラボーイではない。愛之助の青春時代は、師匠たちの背中を仰ぎながら、地道に一歩一歩、大好きな歌舞伎のために汗を流す日々であった。その日々こそが、数々の公演で座頭を勤めるまでになった今日という日につながっていることがわかる。

 

三谷幸喜氏は本書の帯に「笑えるほどにひたむきで清く正しい変わり者」という言葉を寄せた。サービス精神旺盛で、いつもポジティブ、舞台では明るい爆発力を見せてくれる愛之助にふさわしい言葉だ。ブログにしばしば登場する弟子の愛一郎も、コラムの中で愛之助のことを「本気で気遣ってくれる優しさ。反面いたずら好きですし、とにかくご一緒していて楽しい、面白い方です」 と語っている。

 

筋金入りの愛之助ファンもドラマ『半沢直樹』の黒崎駿一役で初めて愛之助を知った人も、アクシデントさえもプラスに変えていく愛之助流前向きな生き方に、きっと何かを感じるはず。愛之助の過去・現在・未来が詰まった本書の発刊を記念して、2月19日(日)に本人によるサイン本お渡し会が行われる予定だ。

http://www.yurindo.co.jp/storystory/workshop/7404

 

 

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新刊「愛之助日和」(光文社刊・1,512円)

2月16日(木)発売(一部地域を除く)

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