ヤマザキマリの地球のどこかでハッスル日記

  • 第80回 「イタリア・世界第2位の長寿の理由」

    05月31日17:00

    5月某日 北イタリア・パドヴァ、日本には100歳越えのご老人が6万人以上いるそうです。100歳以上の老人数は45年間増加し続けていて、人口は減っても長生きの老人率はどんどん上がっているわけです。元気で長生きな高齢者が増えるのは凄いことだなあ、という感心を覚える一方で、将来の日本が老人国家になることを免れない現実を実感さ...

  • 第79回 「SNSが楽しめる人、そうでない人」

    05月24日17:00

    5月某日 北イタリア・パドヴァ、つい先日、わたしは何年間にも渡って「やめる、やめたい、でもやめられない」と心底で葛藤し続けてきたツイッターを突然退会しましたが、何の断りも無くやめてしまったので、その直後に私が唐突にアカウントを消した憶測が呟かれ、それが退会の真意と捉えられて、ほんの僅かな時間でしたが流布していたようでし...

  • 第78回 「『きょうの料理』から『ジャングル大帝のテーマ』まで、感性が尋常じゃない冨田勲さんの思い出」

    05月18日23:00

    5月某日 北イタリア・パドヴァ、私は普段、漫画の案を考える時とペン入れの作業をする時には必ず音楽をかけます。例えば映画のBGMを聞くと、記憶の中にあるその時のシーンがコマ割で脳裏に映し出されてくるように、音楽の力を借りることで、いろんなイメージがしやすくなるからです。

  • 第77回 「猫も私も『春眠暁を覚えず』」

    05月10日17:00

    5月某日 北イタリア・パドヴァ、孟浩然の『春眠暁を覚えず』という漢詩をかつて学校で習ったときに「まさに、ズバリその通り!」という気持ちになったのを記憶していますが、この感覚は世界共通のもののようで、ここイタリアでも最近は出会う殆どの人が「毎日なんだか眠くてたまらないんだよね」と口々に漏らしています。

  • 第76回 「日本は本当に治安がいい国なのか?」

    04月26日17:00

    4月某日 東京、いろんな国を旅しているわりには、危険な目にはあまり遭っていないほうだと思っていますが、それでも未だに忘れられない苦い思い出というのはいくつかあります。

  • 第75回 「辛くて悲しい時は我慢せずに思い切り泣いて下さい」

    04月19日17:00

    日本とイタリアを往復する生活がもう何年も続いていますが、毎回イタリアを出発する度に「日本は震災が多い国だからいつも心配だ」と、家族や友人から懸念の言葉をかけられます。昨今はそこにテロの脅威も加わり、益々私の移動に対して穏やかではない気持ちになっているのもあるようですが、それでも彼らにとって日本という土壌がもたらす一番の...

  • 第74回 「お金に換えられない大事なものとは」

    04月14日13:00

    4月某日 東京、「本当に貧しい人は贅沢な暮らしを保つために働く人だ」「貧乏な人とは少ししか物を持っていない人ではなく、無限の欲があり、いくらあっても満足していない人の事だ」これは先日来日した、ウルグアイのホセ・ムヒカ元大統領の言葉です。

  • 第73回 「ツイッターが不似合いなイタリア人、ハマる日本人」

    04月05日17:00

    4月某日 東京、私はふだんイタリア語を話す家族と一緒の生活環境にいて、日本の媒体のために日本語を使った漫画や文章の仕事をしています。でもポルトガルやシリアやアメリカに暮らしていたときは、それら2つに加えて外の社会で使う言語が増えるので、毎日3カ国の言葉を状況によって使い分けてこなければなりませんでした。

  • 第72回 「不倫報道に思う『結婚という制度は果たして未来でも生き残っていくのでしょうか?』」

    03月29日17:00

    3月某日 北イタリア・パドヴァ、最近、アメリカとも国交を回復したカリブ海の島国キューバ。私は今から20年以上前、ボランティア活動のためにこの国の首都ハバナに滞在していたことがありますが、そのときに知り合いになった友人たちの中には、2、3回以上の結婚経験者という人が何人もいました。

  • 第71回 「イタリアで働き過ぎの私は向こう見ずなチャレンジャー?」

    03月22日18:00

    世界におけるステレオタイプな日本人のイメージといえばたいてい『勤勉で真面目』。多くの日系人が暮らすブラジルでも、欧州からの移民に混じってやってきた日本人たちの、忍耐強くこつこつと明るい未来を夢見て頑張る健気な労働姿勢は、今もその末裔である日系ブラジル人たちへの評価に結びついています。

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