三浦雄一郎 九死に一生を得た南極での雪崩体験

投稿日: 2016年09月25日 06:00 JST

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「人類は山を越えながらずっと生きてきたわけですよ。山がそこにあるから登る。本能なんでしょうね」

 

そう語るのは、隔週連載『中山秀征の語り合いたい人』第68回のゲスト・プロスキーヤーで登山家の三浦雄一郎さん(83)。3年前、80歳で3度目のエベレスト登頂。自身で世界最高齢記録を塗り替えた。現在も講演やトレーニングで忙しい毎日を送られているそうで、札幌から東京にやってきたその足で対談に。まったく疲れを感じない三浦さんに、中山はただただ驚くばかりでした。

 

中山「山には危険が多いですよね」

 

三浦「日本が誇る有名な登山家たちも、遭難したり、山で亡くなっています。僕が生き延びているのは、運がよかっただけ」

 

中山「ジャンプの事故もそうですけど、何度も危ない目に遭っていますよね」

 

三浦「南極で雪崩に巻き込まれて1,000メートルくらい落ちたこともありました。巨大なビルが崩れて、その中にいるような感覚で、これは99.9%助からないけど、『助かったらこんなぜいたくな人生はないな』と思いながら気を失っているわけですよ。気が付いたら雪崩の雪が大きなビルみたいになっていて、その上にぽかんと僕がいたんです」

 

中山「ふつうは埋まってしまうんですか?」

 

三浦「50センチ埋まっただけでも死にます。雪がコンクリートみたいに固まっているから身動きもとれない。ところが、神様、仏様が、あんたはもう一回人間やりなさいと」

 

中山「『まだやることはある』という、何かの導きですよね」

 

三浦「そう思うほかないですよね。その雪崩に遭う30分前にも、クレパスにドーンと落っこちたんですよ。ふと、ロープを結んでおこうと、パートナーたちとしっかり結んで、1歩踏み出した瞬間にクレパスが割れて、そこに僕が落ちていったわけです。30メートルくらいのところで止まり、上にいたパートナーが、ロープを巻いてくれて助かりました」

 

中山「九死に一生ですね」

 

三浦「これは山頂は無理だと、下山するためスキーで滑ったとたんに雪崩」

 

中山「一難去ってまた一難。めいりますね」

 

三浦「エベレストのときも8,000メートルから転んで岩にぶつかって。ゴツゴツした斜面で、下は巨大なクレパス。死ぬことはわかってますから、『3,000年、3万年、3億年たったらオレは何になっているだろう』と、生まれ変わり、来世への好奇心のほうが強かった」

 

中山「『死』をいつも背負って、覚悟を決められているということなのでしょうか」

 

三浦「いつ死んでもおかしくないですから」

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