是枝裕和監督が明かした幼少時代…「野球選手が夢だった」

投稿日: 2016年12月12日 12:00 JST

image

 

「脚本を書くときに、いつも何かしらのキャッチコピーを考えて書き始めます。今回は“皆がなりたかった大人になれるわけではない”でした」

 

こう話すのはDVD化された、映画『海よりもまだ深く』の是枝裕和監督(54)。主人公・良多(阿部寛)は、探偵事務所に勤める中年男。15年前にたった一度文学賞を取ったきりの売れない作家だ。妻(真木よう子)に愛想をつかされ離婚しても、まだ夢を捨てきれない。ギャンブル好きで一人息子の養育費も満足に払えないくせに妻子に未練たっぷり。そんなダメ男を見守るのは団地で一人暮らしの母(樹木希林)だけ。

 

たどりつきたかった未来に到達できなかった大人たち。登場人物たちそれぞれが抱える感情を監督は優しいまなざしで見つめる。脚本は最初から阿部寛と樹木希林を想定して書いたという。

 

「背中を丸めて生きている人間のリアルな話を一度ちゃんと撮りたいと思い、書いた物語です。実は、もしお2人に断られたら映画化はやめようと思っていたのですが、最初に樹木さんに見事に断られてしまって。理由は『こういう普通の何もないお芝居がいちばん難しい。たとえば殺人犯の母親なら、やりようがあるけど』と」

 

確かに大事件は何も起きない。台風の夜、母親が暮らす団地にたまたま集まった良多と別れた妻子たち4人が交わす会話が物語の軸となっている。しかし、監督は諦めなかった。

 

「1時間くらい話し合って、一度返された台本が僕と樹木さんのテーブルの上を行ったり来たりしましたが、最後は『しょうがないわね』と受け取ってくれました。樹木さんは素晴らしい役者さんです。それに思ったことをズバッとはっきり言えるのもカッコイイ。ああいう大人になりたいと思いますね。ちょっとハラハラしましたけど(笑)」

 

見終わった後、自分は何になりたかったのだろうと、人生を見つめ直す気持ちにさせられる。監督はきっと「なりたかった大人」になれたのでは?

 

「いや、実は僕もなれなかった。子どものころはプロ野球選手になりたかったし、その後は小説家になりたかった。でも、今の仕事はとても楽しいです」

【関連記事】

監督になりたくなかった!?西川美和のターニングポイント

遠藤久美子がおめでた婚 お相手は映画監督・横尾初喜氏
岩下志麻"結婚45年"篠田監督との交際のきっかけは「暗殺」

この記事が気に入ったら
いいね!/ フォロ− しよう

WEB女性自身の最新の情報をお届けします。

あなたにオススメ

【注目アイテム】
「メスを使わない美容整形」コルギのパワーを自宅で!!
ジェニファー・ロペス、カイリー・ミノーグが「約20歳年下彼氏」を手に入れたワケ!
45歳、奇跡の美乳・原志保さんのボディを作るヒミツのグッズ公開!!
着るだけで、エステの効果がインナーに!!
可愛い47歳! 元CA佐藤亮子さんの大人気トラベルブランド

コラム・連載

もっと見る

女性自身チャンネル

もっと見る

スヒョン入隊前の心境を吐露!U-KISSみんなで乗り越える新曲2017.10.17

U-KISSが14枚目のシングル『FLY』をリリース! 4月にケビンが卒業して以降、5人体制で挑むはじめてのシングルは苦しいことを乗り越えて前に進もうというメッセージが込められている。楽曲、そしてリ...


ランキング