芸歴40年迎える鶴見辰吾 韓国映画に“悪役”として出演

投稿日: 2017年11月13日 11:00 JST

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「海外に行くと僕のことを知っている人はほとんどいないので、『あ、金八先生の人だ!』と言われることもない(笑)。俳優としての実力を試すチャンスだと思いました」

 

そう語るのは、今年で芸歴40周年を迎える、鶴見辰吾(52)。韓国映画『密偵』(11月11日より全国ロードショー)では、ソン・ガンホ、コン・ユらトップスターと堂々、共演を果たした。日本統治下の朝鮮を舞台に、革命組織『義烈団』と日本警察との攻防を描いた諜報サスペンス。鶴見は、ソン演じる朝鮮人警官を利用して「義烈団」破壊をたくらむ朝鮮総督府警務局部長の東を演じる。

 

「悪役が締まらないと、アクション映画は全然面白くないので、その責任をしっかり果たそうと。今より江戸時代に近いから、侍を演じるようなつもりで、真面目にやればやるほどいいと思ったんです。東は、上官の命令に忠実なだけで私情はなく、結果として、悲劇が生まれていくわけです」(鶴見・以下同)

 

日韓の過去に踏み込む内容だけに、敵地に乗り込む心境だったが、実際の現場は和やかなムードで進んだそう。

 

「ソンさんは、ハートウオーミングな人。日本人としてはやりづらい役を引き受けてくれて本当にありがとうと感謝されて、その気持ちがうれしかった。ヒロインのハン・ジミンさんは拷問シーンの前に10日ほど断食したのに、穏やかでいるのがすごい。僕の右腕的な日本人を演じたオム・テグくんは、ことあるごとに僕に日本語チェックに来る。ふだんは腰が低い好青年なのに、演技になると多少の発言のおかしさも吹き飛ぶ勢いがあって。面白い名優だなと思ったら、いま助演男優賞とか、軒並みもらっていますよ」

 

半年間の撮影中、何度か帰国した鶴見は、日本のビールやお菓子を持ち込んだという。

 

「女性スタッフも多かったのでいろいろ買っていくと、彼女たちが『ときどき日本に帰って戻ってくるお父さんみたい』と(笑)。やはり、僕らは娯楽という文化交流を通じて、仲よくするのが一番ですね」

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