市村正親が見せる父親の顔 「ウチはママのほうが厳しくて…」

投稿日: 2017年12月04日 11:00 JST

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「僕がこの作品で初めて主演したのは54歳の時でした。日本での初演を森繁久弥さんが演じられたのも54歳。14年後、3カ月ものロングランを実現されたのが、今の僕の年齢と同じ68歳だったんですよ。そういう縁があるの」

 

こう語るのは俳優の市村正親(68)。耳になじむミュージカルの名曲。『屋根の上のヴァイオリン弾き』のどこか寂しげな『サンライズ・サンセット』はあまりにも有名だ。日本での初演から50周年を迎える今年、市村が4年ぶりに父親・テヴィエを演じる(12月5〜29日/東京・日生劇場)。

 

「この作品が長く愛される理由は親子や夫婦、家族というテーマが普遍的だからでしょうね。見る人それぞれが自分と重ね合わせることができる。考えてみたら僕だって、おやじやおふくろは役者にしたかったかどうかはわからない。僕も息子たちには、親が押し付けるのではなくて、自分で本当に好きなものを見つけてほしい。食べていくためじゃなくね。好きなことなら頑張れると思うから。うちでは今のところ、いろんなことを体験させて、たいていは褒めてますけど」

 

そう話し、父親の顔になる市村。子どもを持ってよかった?

 

「そりゃよかったに決まってますよ、すべてにおいて。苦労も楽しみでしょ。うちはね、ママのほうが厳しくて、僕は逃げ場って感じかな。とにかく生きていくのは楽しいということを教えられたらいいね」

 

森繁が本作を演じる14年間に年を重ねたことから、『屋根の上のヴァイオリン弾き』といえば、おじいさんの物語という印象が強い。

 

「僕も今度は白髪を増やしてみようか。でも、ほどほどにしておかないと、『スクルージ』のおじいさん役とかぶってします。今はお父さん役だから。来年は『ラ・カージュ?』でおばさんになるし(笑)。いろいろなるものが多いね」

 

彼が演じる役は実に幅広い。'18年は『ラ・カージュ・オ・フォール』での鹿賀丈史の女房役、『モーツァルト!』では神童モーツァルトの父親役が控えている。

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