江原啓之氏 「涙も無駄ではなくなる・・・」震災を経た日本への思いを込めたアルバムを発売

投稿日: 2012年03月26日 00:00 JST

江原啓之氏 「涙も無駄ではなくなる・・・」震災を経た日本への思いを込めたアルバムを発売

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江原啓之氏(47)が、3月7日にアルバム『うた語り』をリリース。昨年5月に発表した『おと語り』に続く、東日本大震災復興支援チャリティーアル バムの第2弾で、前作同様、詩と歌とピアノのインストゥルメンタルで構成され、全12曲が収められている。前半は人生を振り返り、後半は死を俯瞰して見つめることによって、亡き人に寄り添い、絆を繋げていってほしいという、氏の願いが込められている‐‐。

 

‐‐ この1年の、江原さんの想いが詰まったアルバムですね。静かに、淡々とした感じで朗読をされているのが印象的です。
今回、マザー・テレサの詩を朗読させていただいたんですが、詩にふさわしいタイトルを自分で付けました。たとえば『自分自身から解放されますように』というものがありますが、これは、マザー・テレサの言葉だけに、キリスト教の思想が入っているので、なじみにくい一面もあると思ったんです。そこで、あえて信仰的な朗読にはせず、対話をするようなスタイルの朗読を心がけたのです。

‐‐ 『自分自身から解放されますように』をよく聴くと、「私が愛していたのは、他人ではなく、他人の中の自分を愛していた事実に」など、ちょっと聴いただけではわかりづらい部分もあります。
image私は、この詩だけでも、人間の本音にまた気付かされましたよ。読み解いていきますとね、「自分の心に愛はみなぎっていると勝手に思い込んでいたけれど、それがなかった
ということです。人間というのは、人に対して同情したり、手を差し伸べることがあります。どうしてかというと、自分と共感できる部分があるからです。ですから、1つ間違うと『共依存』という問題が出てくる。要するに、自分が経験していることと同じことを経験している人に、自分を映しているから助けようとするのです。たとえば、お腹が空いている人がいたら、かわいそうだから何か差し出そうとする。それは、自分が空腹を知っているから。けれどそれは、人助けをしているのではなく、じつは自分を助けていることにほかならないんです。だから、自分の共感できないところでも、他人に手を差し伸べられる人間になりますように、ということなのです。

‐‐ 言われてみればドキッとする内容だったりしますね。
そうでしょう。同じくマザー・テレサの『思考に気をつけなさい』なんて、本当にね。
思考に気をつけなさい それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい それはいつか運命になるから。
性格や運命を作り上げるまでに、これだけの道程があるということですよね。これは誰しも感じる、共感するところだと思いますよ。このあとに、ピアノのインストゥルメンタルが入っていて、(音楽のパートナーである)光田健一さんが作曲・演奏しています。

‐‐ 後半の曲では、『死とは』もマザー・テレサの詩ですが、これは明るくというか、朗読のトーンが変わりますね。
明るくというほどではないですが、「心とたましいはずっと永遠に生き続けます。死なないのです」という言葉を、あっさりと朗読するように心がけました。被災地には、いまはまだ何を見ても聴いても、やはり立ち直れない方もいるでしょう。しかし、言葉は繰り返し聴くことで、だんだん染み入っていくもの。“ことたま”の効果って、すごくあると思うんです。

‐‐ 『いつも何度でも』は『千と千尋の神隠し』のテーマ曲ですね。これも、詩の意味をよく考えて読んでみると、じつはすごく深いですね。
imageそういう歌はたくさんあります。私は、TOKYO FMで『おとがたり』という番組を持っているんですが、そこで、よくよく聴くと深い歌っていうテーマで、曲を紹介するコーナーがあるんです。「じつはこの歌、深いよ」というご意見を、みなさまからもいただきながら。印象的なところでは、『アンパンマン』のテーマ曲なども紹介しました。話をうかがうと、本当に深くて……。その紹介の仕方というのが、クイズみたいになっていて、音楽を流さずに詩だけ朗読するんです。そうすると普通に耳で聴いている歌が、まったく違って聴こえるんです。じっくり朗読すると、曲のときには軽く感じている作品でも、詩だけになると、こんなに重くて深かったんだってことがありますね。

‐‐ 今回のこのアルバムに、あまり楽器が入っていないのは、詩の意味をより聴かせるためにですか?
そうです。手を抜いているわけでも、予算の問題でもないんです。あえてそうしているのは、いちばんの主役を“言葉”にしたかったからなんです。『いつも何度でも』でも、言葉をちゃんと伝えることが大事だと思ったので、滑舌がよすぎる、みたいになっているところはありますね(笑)。

‐‐ 『桜の精』はご自身の作詞です。この曲をラストに選んだのは?
imageいろいろ悲しみを見てきたわけですが、最後に、桜の精になって人生を俯瞰してみよう、という意味があるのです。何百年も生きている樹木は、何代も生まれ出る人を見続けているということでしょう。人が生まれて、亡くなり、それが繰り返されていくことを、俯瞰して見られるんです。「なぜ死んでしまったの」と悲しんでも、桜の精から見ると、遅かれ早かれなんです。100年も一瞬、そんな視点に立ったとき、悲しみもすべて昇華させて、静かにまどろんで生きていける、そういった境地を表現したのです。
桜は日本人の心。「桜咲く」も「桜散る」も、「よくできました」のマークも桜ですし、桜の生き方が日本人は好きなんですよ。被災地の方も、それ以外の方も、桜の精の視点になってくれれば、悲しみを超えてまた大きな視野に立てるのではないか、という想いを込めました。

‐‐ 東北にも桜が咲きますね。そのとき、桜を観ながらこの曲を聴くと、またひとしおだと思います。最後に、東北での活動予定は?
ずっと伺いたいと思っていたにもかかわらず、会場の問題などでなかなか実現しませんでしたが、じつは、今年の年末に予定しています。歌を、ライブでお届けするために。 

 

えはら・ひろゆき★

64年12月22日生まれ、東京都出身。スピリチュアリストとして活躍中。一般財団法人・日本スピリチュアリズム 協会代表理事も務める。公開カウンセリングを体験できる『スピリチュアル・タイム〈未来へのカウンセリング〉』が再始動。3月29日~東京を皮切りに、名 古屋・大阪・兵庫・北海道など全国10都市で上演。詳細は公式サイトhttp://www.ehara-hiroyuki.comまで

アルバム『うた語り』

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3,000円(税込み)で、スピリチュアルレコードより発売中
(このCDの収益より、東日本大震災復興支援義援金を寄付させていただきます。なお寄付先や寄付金の詳細は江原啓之公式ホームページにてご報告させていただきます)

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