佐藤竹善 夏の野外フェス「情熱大陸SPECIAL LIVE」を語る!

投稿日: 2012年06月28日 00:00 JST

佐藤竹善 夏の野外フェス「情熱大陸SPECIAL LIVE」を語る!

夏恒例の野外音楽フェスティバル『情熱大陸 SPECIAL LIVE』が、今年もやってくる!
イベントアドバイザーの葉加瀬太郎を中心に、藤井フミヤ、押尾コータローなど豪華アーティストが出演。
「大人のための野外フェス」をコンセプトに、今年で11年目を迎える。
今回は、03年、第2回から参加し、今年で10回目と最多出場となる佐藤竹善が、同フェスの魅力を語ってくれた。

-今年で11回目となる「情熱大陸SPECIAL LIVE」。佐藤竹善さんは、今回で最多出場の10回目になるんですよね。そもそも10年前、出ることになった理由を教えてください。
もちろん(葉加瀬)太郎が僕を選んでくれたからだ、と思うんですけど、僕自身もほかの出演者の顔ぶれを見て、何となく楽しそうだなと思ったというのもありました(笑)。実際、出てみたら、とても居心地がよかったんです。初共演だったミュージシャンもいましたけど、その方たちの音楽も、ふだんの立ち振る舞いや雰囲気も、まったく気を張った感じがなくて。このイベントの大きな柱は、太郎を中心とした、このファミリー的な空気感なんだなあと思いました。今では、このライブを楽しみに、1年を過ごしているような感じですね(笑)

-葉加瀬さんとは、それ以前から親しかったんですか?
親しいというか、今でも、ふだん会って飲みに行こうとかあるわけではないけど、毎年、情熱大陸フェスで会うと、まるで、昨日会ったかのような雰囲気で楽しくやれるんです。また、たまには仕事で偶然、会ったとき、何と言うか、彼の人間性の中に、“アーティスト同士の構え”みたいなものがないので、僕自身、自然と近所の人に会うような感じで接することができますね。

-佐藤さんから見て、情熱大陸のフェスのココがいいと思う点は?
image出演者に限らず、サポートしてくれるミュージシャン、スタッフも含めて、全員が家族的な感じで本当に楽しんでいる。それが前面に出ていて、それはお客さんにもその雰囲気が伝わっていっているところが、情熱大陸フェスの素敵なところだと思います。芝生の上にレジャーシートを敷いて、ピクニック気分で参加して、その場にいることを楽しめるイベントになっています。さまざまな音楽スタイルが、押しつけられるのではなく、かといって、ただのBGMでもない、そんないいバランスで、順番に演奏されていく。多くのお客さんが、自分の好みのアーティストを見るためだけに来ているのではないというのも、このイベントの素晴らしさですね。10年と言うと、10歳で来ていた人は20歳に、20歳の若者も30歳になって、結婚し、子どもができた方もいるでしょう。年齢が進むごとにいろんな価値観が変わっていったとしても、このイベント自体は、何も変わらず“村祭り”のように気楽に参加できる。レコード会社が主催するJ-POPイベントやロックのフェスとか、それぞれイベントのスタイルがあっていい中で、‘フェスティバル’という言葉がいちばんピッタリなのは、個人的にはこの情熱フェスだと思っています。

-今年は、どんなイベントになりそうですか?
太郎自身、より一層それぞれのアーティストがステージで絡んでいくことを考えているようで。そうなればさらに、このイベント自体の、みんなが持っている想いみたいなものが直接的に観客に伝わっていくんじゃないかなあ。

-竹善さん自身が「情熱大陸フェスは居心地がいい」と感じるのは、竹善さんのこれまでやってきた音楽のスタイルと合うからでしょうか?
と言いますか、僕が音楽に対して思っている最終的なポイントが、こういう(情熱大陸フェスがやっている)ことなんだな、といつも思っています。音楽的なことは徹底的に追究するけど、そういうこだわりは音となって安心感として伝わっていけばいい、と。カッコいいなという想いと、気持ちいいなあという想いが同時に表れていくということが、自分たちが求めていきたい音楽のポイントだから、そういう意味では、このイベントはまさにピッタリなんです。

-葉加瀬さんはクラシック出身の方ですが、彼から刺激を受けることはありますか?
付き合いが長くなりましたからね、今はそうないですけど(笑)。ただ、彼はクラシックから始まってクロスオーバーな音楽を目指してきた。ロック、フュージョン、プログレ、ラテンとか、そういうクラッシックではないジャンルのものを自分の中に取り入れながら、自分の音楽を作っていますよね。かといって、いわゆる“イージーリスニング”的な方向へは進まないですし、イージーリスニング的なものの素晴らしさも分かっていて。さらには、クラシックの部分をより深めていきたいと思っている。彼には、その両方を自分の中で大切にしようという強い想いがあります。それは、僕が自分の中での音楽に対する想いとまったく同じだというところが、彼との付き合いでいちばん大きい部分ですね。ある意味、同志的な感じ。音楽は、その時代によって、エッジが立った音楽のほうがカッコよく、柔らかいものが軟弱だと言われたり、また、逆が受け入れられる時代が来たり、と価値観が変わります。でも、そういう中で最も変わらないものといえば、その両方のすばらしさを感じられる“中庸感”ではないかなって思うんですよね。太郎=情熱大陸フェスであり、やっている僕らはもちろん、聴いている人たちもすごく楽しんでいるし、そういう空気があるからこそ、いろんなアーティストたちがこのフェスに集まってくるのだと思います。

-昨年3月11日の東日本大震災以前と以降で、アーティストの方の中にも、音楽の価値とか、音楽に対する考え方が変わった方もいらっしゃると思います。昨年、情熱フェスを開催したときは、やはり例年と違う想いがあったのでしょうか?
人間は、どんな方でも、最終的に人間としての普段の日常感というか、心の平穏感といったものに辿り着きたいと思っていると思うんです。僕らはデビューしたときから、そういうところを伝えようと思ってきましたが、昨年、震災後は、少しクローズアップされてきた感はありますね。それと僕らは、やはり青森の出身ということもあり、東北地方というところに対しての想いもあります。昨年、情熱大陸のフェスのステージに立ったときは、そういうものをよりちゃんと受け止めて、いい仲立ちになれたらいいなと思いました。

-自分が生まれ育ったところへの想いが強いんですね。
それはそうですね。僕らは青森出身じゃなければ、たぶんこういった音楽性や音楽への考え方にはならなかったと思います。

-竹善さんの最近の音楽活動についてお聞きしたいんですが、今、レコーディング中だとか?
ハイ、ちょうど震災直後、発売したアルバムは、シングライクトーキングにとっては8年ぶりだったんですけども、久しぶりに3人で作りたいという思いが一致したというのもあって、できました。情熱大陸のフェス後、全国ツアーを回って。その後すぐ、また新しいアルバムのレコーディングに入って、今ほぼ完成に向かうところです。今回のアルバムの特徴は、一言でシンプル。僕らが、シングライクトーキングとしてデビューしたときから目指したことをしっかりと表現しよう、と。それが大きな柱でありながら、より一層シンプルなサウンドになっていると思います。

-音楽を制作するときは、衝動にかられて作り出すことが多いんですか?
若いときは、衝動も何もなく作らされました。「とにかく働け!」って(笑)。それがある程度、活動が安定してくると、自分たちのペースでいけるようになって。今年はまた、去年作って手ごたえがあったということで、3人とも“またすぐに(制作に)入ろう”という意見が一致したんですよね。この年齢ぐらいになると、3人の気持ちが盛り上がってないと、いくら周りが“作れ!作れ”って言ったって、上手く逃れて仕事をしない奴が、僕も含めていっぱい出てきますから(笑)。

-個人の音楽活動としては、今年は2月に校歌を作られたんですよね?
初めて校歌を作曲させてもらったんですけど、『おくりびと』でアカデミー(脚本賞)を取った放送作家の小山薫堂が、山形の東北芸術工科大学で教授をやっているのもあって、そこの校歌の依頼を受けたんです。彼の作詞で、僕が作曲をしました。

-ほかのジャンルの方ともどんどんコラボレーションしていきたいんですか?
そうですね、出会いがあれば。薫堂とももう20年来の付き合いなんです。彼は放送作家であって、脚本も書き、ひじょうにロマンティストなのでね、きっといい詞を書くだろうと思って、最初、夏川りみさんとか、ほか数人のアーティストの作詞をお願いしたのがきっかけだったんです。今回は、逆に彼のほうから僕に曲を作ってほしいと依頼されて。だから彼の場合、あまり他ジャンルという感覚はないですね。

-校歌の題名は『明日(あした)へ)』。制作の過程で、どんなことを考えながら曲を作っていったんですか?
image大学ですから、正直なところ、高校くらいまでの校歌ほど、生徒たちに身近なものではないと思いますけど、まず、卒業生や在校生が「こういういい曲が自分たちの校歌であるんだな」と思ってくれればいいかな、と。最初、薫堂から注文があったときは、彼曰く「スティーヴィー・ワンダー的な普遍性とポップ感みたいなものが日本の校歌という部分で成立したら嬉しいな」ということでした。それを僕なりにやってみて、なるべくみんなが歌いやすいように、1オクターブの中にメロディーを収めて作りました。48歳で学校の校歌を作れるというのは、誇りだと思います。

-今後、個人としての音楽活動はどのように進めていきたいと思われていますか?
僕の頭の中では、個人とバンドというふうには分かれてなくて、そのときにシングライクトーキングであったり、そのときにソロであったり、とどっちでもいいんです。最初に曲を書くときは、いわゆる、曲っていう感じなんですけども、3人でそれをいろいろやっているうちにシングライクらしくなっていくし、ソロはソロで、他のいろんな仲間たちと作っていくうちにソロらしい形になっていく。ただし、どちらも同じなのは、洋楽、邦楽を問わず、先輩たちの残した素晴らしい音楽性をきちんと継承して、音楽の素晴らしさ自体に特化するのはもちろんのこと、ポップスであるというところをより作品に実現していければいいなと思ってますね。

-音楽以外に趣味は?
ないですね。映画を見るか、本を読むくらいかな。それこそ20代の頃は音楽が聴きたくてしょうがなかった。でも今は、自然に楽しみながらいろんな音楽を聴くという感じで、新しいものに触れて、“こんなカッコイイのもあるんだ”とか、“新しい世代はこんないいものをやってるんだ”とか思っていて。そういうもので日常の創作というものを余裕のあるものにしたいですね。新しいもの、より未知なものを知らないと、とてもつまらない。そういう意味でも、音楽を聴かない日はないですよね。

-先ほど、「最後に戻れる音楽」ということをお話されました。竹善さんにとっての最後に戻れる音楽とはどんなものですか?
それはどんなジャンルでもありますね。昔から大好きなスティーヴィー・ワンダーもそうですし、年齢を重ねていくにつれて、クラシックやジャズなども聴くようになりました。20年前に聴いたハービー・ハンコックの作品を今年、また聴いてみると、新たな発見があって、楽しいですよね。アーティストとして、より幅広く、いろんなものを聴いていこうと思いますが、一般の方は仕事もあり、子育てもあり、音楽に触れる時間が限られていると思うんです。たとえば、そういうリスナーが、10年前の僕らのCDを改めていま聴いたとき、『やっぱりいいな』と、安心して戻ってこられるような、普遍の音楽というものを作っていきたいですね

-久々に聴いてもいい曲だなと思えるような音楽ということですね。
「時代を感じないなあ」と、時代が過ぎて、回りまわって新しく感じるといったもの。結局、自分が尊敬する人たちがみんなそうだからということなんですよね。

-ラジオではそういうものを紹介しているんですか?
そうですね。ラジオでDJをやってる感覚というのは、自分でオリジナルを作っている感覚とほとんど一緒ですね。僕がラジオで直接紹介するカッコいい洋楽が聴けなくても、僕らの音楽性を通したら、「あっ、カッコイイかも」と思って、そして僕らを知った後でそういういろんな世界中の素晴らしい音楽に入っていく目が養われたら、そんな素晴らしいことはないな、と。ある意味、ポップスの役割というのはそういうところを大きく担ってるんだと思いますね。太郎のバイオリンを聴いてラテンに目覚める人もいれば、クラシックに目覚める人もいるでしょうし。太郎1人がそこにいることで、太郎から出てくるいろいろなものを拾っていろんな道に分かれていくんでしょうね。

-情熱大陸フェスに来た人は、いろんなものを拾って帰れますね。
まずは、「生っていいな」というふうに感じてもらえるでしょう。それは大きな入り口になると思いますね。

-それから、飲食の店舗がすごく充実しているとか。
そう、すごいんです。京都の『吉兆』とか、そういう一流店の料理が並んでいるんですよ。

さとう・ちくぜん★

63年5月5日生まれ、青森県出身。88年「Sing Like Talking」のメンバーとしてデビュー。バンド活動と平行し、95 年からソロ活動開始。96年には、元オルケスタ・デ・ラ・スルの塩谷哲とのユニット「SALT&SUGAR」として作品を発表するほか、小田和正とのユニッ ト「PLUS ONE」に参加。クリスタル・ケイや夏川りみなどへの楽曲提供やプロデュースを行う。今年4月、5年ぶりとなるソロシングル『明日へ』をリリース。

『情熱大陸SPECIAL LIVE SUMMER TIME BONANZA'12』

7月28日(土) 愛知:セントレア屋外特設会場

8月4日(土) 大阪:万博記念公園もみじ川芝生広場

8月11日(土) 東京:夢の島公園陸上競技場

8月25日(土) 北海道:いわみざわ公園野外音楽堂キタオン

 

出演アーティスト(出演会場);

※葉加瀬太郎(愛知/大阪/東京/北海道)

※鈴木雅之(大阪/東京)

※藤井フミヤ(愛知/大阪/東京/北海道)

※渡辺美里(愛知/大阪/東京/北海道)

※Sing Like Talking (愛知/大阪/東京/北海道)

※ゴスペラーズ(大阪/東京)

※押尾コータロー(愛知/大阪/東京)

※スキマスイッチ(愛知)

※KREVA(愛知/大阪/東京/北海道)

※JUJU(大阪/東京)

※アンジェラ・アキ(大阪)

※ナオト・インティライミ(愛知/大阪/東京/北海道)

※→Pia-no-jaC←(愛知/大阪/東京/北海道)

※藤澤ノリマサ(北海道)

※カサリンチュ(大阪/東京)

※Rake(大阪/東京)

※NIKIIE(大阪/東京)

☆コンサート詳細は公式サイト:http://www.mbs.jp/jounetsu/live/2012/

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