マイケルが最後に認めた女性ギタリスト、オリアンティ来日インタビュー

投稿日: 2013年06月14日 00:00 JST

 

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黒のファッションに身を包んだ美女がステージに上がり、ヘビィでハードなギターを1曲目から大全開。
これが本人の言うところの『超ロック』だろう。
月並みな表現だが『かっこいい!』。その言葉しか思い浮かばない。ギタープレイはもちろん、そのキレイな歌声にも驚く。

5月に行われたオリアンティの東京ライブ。
多くの人はマイケル・ジャクソンの『THIS IS IT』で、彼女を知ることになったと思う。
ブロンドの長い髪、華のあるルックス。その横にはマイケル・ジャクソン、という絵。

いま現在も、アリス・クーパーのツアーに同行するなど、数々の大物アーティストたちとの共演している大注目のギタリスト。

3月にリリースしたニューアルバムをひっさげて、日本での東京・大阪公演をめまぐるしくこなし、合間の時間を見て、インタビューをすることができた。
ニューアルバムから幼い頃の話、マイケルとの出会いなど、ざっくばらんに語ってくれた濃いインタビューの模様をどうぞ。

セカンドアルバム『Heaven In This Hell』

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現在発売中 
価格(税込) ¥2,548
発売元:ユニバーサルミュージック

 

「アルバムって、旅と同じで、同じものをつくるべきじゃないと思っているし、今回は、いわゆるロックよね」

――東京・ビルボードでのライブ、拝見しました。月並みな表現ですけど、すごくかっこよかったです! 隣にいた人たちも『すごい』『かっこいい』って、熱くなっていましたよ。
image「楽しんでくれてありがとう。うれしいわ。前回日本に来たのは2年ぐらい前で、そのあと、アリス・クーパーのツアーに出たので忙しくって。だから、なかなか日 本に来ることができなかったんだけど、ビルボードからお呼びがかかって、『超クール!』って喜んでいたんです。3月にセカンドアルバムを出したし、だから また、近いうちに日本に来ないとね」

――実際、演奏してみて、日本のファン(観客)はいかがでしたか?
「私が今やっている音楽 は、超ロックンロールでしょ? だから、自由っていうことを伝えたいので、自由に楽しんでもらいたいと思いつつも、ビルボードはジャズクラブだから、皆さ んが、座って聴いているのが少し残念だった。でも、セカンドステージではけっこうスタンディングしていて、すごく嬉しくて。ああいう反応が、次へのインス ピレーションになるのかなって思っています。今回は2日間で4本のライブをこなしたんだけど、これってけっこうクレイジーなことなの。だって、70分間の ライブを終えるとエネルギーがなくなっちゃうくらい汗もかくし、くたくたになる。1時間休憩をして食事をして、もう一回ライブとなって、気合いをいれてス テージへ出ていく。ただね、前の2つくらいのテーブルが、1回目と同じお客さんで、その人たちは空港にも来てくれた、すごく熱いファンの人たち。それがす ごく嬉しかった」

――3月にセカンドアルバム『Heaven In This Hell』をリリースしましたけど、前作『Believe』から2年半ぐらい間が空きましたよね? 
「1年ぐらい前にEPを出して、その後、アリス・クーパーのツアーに出たの。それもあって少し、制作に時間がかかってしまった。日本でも有名なユーリズミック スのデイヴ・スチュワートにアルバムをつくる前提云々じゃなくて、しょっちゅう一緒に音を出していたりしていたから、『ナッシュヴィルへ遊びにおいでよ』 とは言われていて、訪れたら、現地で素晴らしいミュージシャンと出会えて、それで少しずつつくって出来たのがこのアルバムなの。『Believe』と比べ てすごく雰囲気が違うと感じる人がいるかもしれないけど、でも、アルバムって、旅と同じで、同じものをつくるべきじゃないと思っているし、今回は、いわゆ るロックよね。デルタブルースもたくさん入っているし、ジミー・ヘンドリックスの影響も多く入っていると思う。ライブでこれを3人で演奏するのはすごく楽 しいし、前作と比べて、ギターが引っ張っているアルバムだなと思っている。タイトルにもなっている『Heaven In This Hell』のビデオも つい最近、LAで録ったばかりで、そのラフカットがそろそろ出来上がる予定。すごく楽しみにしているの」

――ライブではギター、ベース、ドラムと3人でやられて、途中で1人アコースティックギターの男性が参加しましたけど、今後も、その態勢でやっていくんでしょうか?
image「バンドのメンバーは前回のメンバーとメンツが大きく変わってしまって、というのは、前回のバンドは途中で私がアリス・クーパーのツアーに出ることになってし まったから、それぞれの仕事をしてもらうようということで、解散状態になってしまったの。今回は、LAで知り合ったメンバー。アコギは実は私のボーイフレ ンドで、たまたま舞台の仕事で日本に来ていて、『弾いてみない?』って訊いてみたら、出てくれたのよ。本来は俳優なの」

――ボーイフレンドだったんですね(笑)。イケメンでしたものね。でも、ほかの2人かっこよかったですよね。
「皆かっこいいし、腕もいいし、一緒にやっていてすごく楽しいし、私にとって兄弟みたいな存在よ」


「音楽って、ルールがないのがよいところで、私のような音楽はコードが3つあれば、自由がそこから生まれる。それをカルロス・サンタナから教わったわ」

――オリアンティさんはオーストラリア出身で、6歳からギターを始め、お父さんからギターを習っていたそうですが、お父さんも音楽関係の仕事をされていたんですか?
「父親がギタリストだったの。父親は左利きだったので、私も左利きのギターを使っていたの。でも、父親から言われて右利きに直した。まず、父親からギターを教 えてもらって、それからクラシックギターの先生について弾いていたんだけど、『これだ!』と思ったのは、カルロス・サンタナのコンサートに行ったとき、 『哀愁のヨーロッパ』っていう曲を聴いたときに、自分の中で何か感じるものがあったの、『来たーっ!』って。『すごい感動しちゃった。ああいうのを弾きた いんだけど』って、父親に言ったら、父親が言っている意味をわかってくれて、それから本格的にギターを教えてくれるようになったわ」

――そして、18歳のときに、カルロス・サンタナのステージに立つ機会に恵まれたそうですが、原点は『哀愁のヨーロッパ』なんですね。
image「未だに、カルロスから受けた衝撃は残っていて、自分の励みになっている。私も、そういう何かを伝えられる人でいたい。あの日の私のように、音楽で何かを感じ てほしいっていう気持ちでお客さんの前に立っている。やっぱりエンターテイメントって、日常からは感じられない空間だし、ライブはそういうものだと思うの で。音楽って、ルールがないのがよいところで、もちろんヒットチャートの上位に入るには、そうなるための曲づくりのルールっていうものがあるかもしれない けど、私のような音楽はコードが3つあれば、自由がそこから生まれる。そういったことを18歳の頃から、親しくなったカルロスについて教わって、今では すっかり仲良くなれて、すっかり人生が変わったなって思っているわ。しかも、カルロスすごくいい人だし。自分のアイドルって会いたくないっていう想いも あって。というのも、どういう人か分からないから。でもカルロスはそういうことがなくてすごく素晴らしい人。私、滅多に緊張しないんだけど、カルロスが見 ている前で演奏することが最近あって、あのときは緊張したわ。そんな感じの存在よ。だから、あのときの衝撃ですべてが決まったわね。これを一生やりたいっ て」

――若くして順調なキャリアを歩んでいらっしゃいますけど、マイケル・ジャクソンとの出会いは、その後の音楽活動にもよい影響を与えていますか?
「順調に見えるかもしれないけど、けしてそうではなかったの。どんな世界でもそうなんだろうけど、音楽業界は特にタフで、いい人に恵まれるまでは色んな浮き沈 みがあったわ。LAでは、7年くらいかかってやっといいチームが組めたかな。それまではあまりよくない契約にサインをし続けていて、クロスロード、分かれ 道があって、悪魔と契約を交わして魂を売って、かわいい才能を売るって言うんだけれど、そういうことも私にもあったわね。アメリカに来た時点で自分のやり たいことが分かっているつもりだったんだけど、そこで周りから色んなことを言われる中で、ちょっと自分を見失っちゃって、私は本当はこういうことがやりた いんだって思ったときに、納得させてくれる人、色んなアドバイスをくれる人たちを見つけるまでは、かなり迷っていたと思う」


「マイケルはとても優しい人だし、一緒に時間を過ごせたことはすごく光栄なこと。彼の人生は短かったけれど、彼のスピリットは生きている」

――成功の側面しか見ていなかったので、そういうこともあったのかと、意外な発見です。
「そんな中で、やはり大きかったのは、今のプロデューサーである、デイヴ・スチュワートとの出会いかなって思う。彼は自分自身がギタリストなので、私のプレイ を見て、いいところは褒めてくれるし、こうしたほうがいいんじゃない? というアドバイスもくれる。どんどん言ってくれるし、ソングライターとしてもすご く優れているし、とてもありがたい存在。人間的にも優れている。それで今回のimageアルバムでやっと、自分らしさを発揮できたかなって思えたので、みんなにも同 じように楽しめてもらえたらなって思っているわ。
で、マイケル・ジャクソンなんだけど、私がアルバムをつくっているときに、エアロスミスを始め、 錚々たる人に曲を提供しているソングライターがそばにいて、私もその人と一緒に組んで曲をつくっていたのね。その時に、連絡が入ったの。『マイスペースに あがっている私のビデオを見て興味を持った人が連絡をしてきている』と。それで『マイケル・ジャクソンの「Beat it」を弾けるか?』って、言ってい るというので『弾けるわよ』なんて言いながらもね『じゃ、弾いてみてくれ』だの『映像を送ってくれ』だの、どんどん言われてきて、『なに、この人、頭おか しいんじゃないの?』って思っていて、マネージャーに頼んで素性を確認してもらったら、マイケル・ジャクソンの『THIS IS IT』のツアーの音楽監督だって。それでもう、驚いちゃって! 具体的に、『Beat it』『Wanna Be Startin' Somethin'』『Dirty Diana』の3曲を弾いてみてと言われたのと、そこに、エディ・ヴァン・ヘイレンという名前が出てくるわけ。『あんなすごい人と、私は同じように弾けな いし、こんなブルージーなギタープレイで受け入れてもらえればいいけど、ダメだったらダメで諦めるわ』って言ったら、マイケルは間もなく受け入れてくれ て、その日のうちに話が決まって、やりましょうってことになったの。マイケルはとても優しい人だし、一緒に時間を過ごせたことはすごく光栄なことだと思う し、彼の人生は短くて、もっといて欲しい人だなと思うけれど、彼のスピリットは生きているわけだしね。すごく覚えているのは『音をでかくでかく、もっと音量をあげて!』と、近くに座って聴いていたマイケルに言われたこと。今、思い出しても、本当に素晴らしいカタログを残してくれた人だし、自分でもあのツ アーリハーサルの頃の、毎晩、セットリストを見て『この曲が自分でやれるんだぁ』って思って、ワクワクしていたことをすごく思い出すわ」

――なるほど、マイケルとの出会いはそういう経緯だったんですね。もっといろいろとお訊きしたいことがあるのですが、時間が来てしまったので、日本のファンにメッセージをお願いします!
「伝えたいことは、皆さんのサポートに感謝していること。もっと、日本にツアーで来たいです。今回、東京、大阪の2か所だけのライブなので、もっと色んなところを回りたいし、皆とまた会えることを楽しみにしています」

――ライブでのかっこいいパフォーマンスをまた見たいので、ぜひ、来てくださいね。
「今回、トリオだったけど、次回はキーボードとか、ハーモニカとか、サックスとか、バックシンガーもつれてくるかもしないし、基本的にステージ上で、パーティー状態が好きなので、そういう楽しいことがやれたらなって思っているわ」

 

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