タナダユキ監督 『四十九日のレシピ』日本映画界を挑発し続ける若手監督に迫る!

投稿日: 2014年05月05日 20:00 JST

 

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監督作『四十九日のレシピ』が4月16日にDVD&ブルーレイで発売開始!
日本映画界を挑発し続ける若手監督に迫る!

タナダユキ☆

1975年生まれ。福岡県北九州市出身。初監督作『モル』が、PFFアワード2001グランプリとブリリアント賞(日活)の二冠に輝き、自主映画ながら劇場公開を果たす。フォークシンガー高田渡氏のドキュメンタリー『タカダワタル的』('04)は東京国際映画祭に特別招待作品として出品された。その後、『月とチェリー』('04)、『赤い文化住宅の初子』('07)、『俺達に明日はないッス』('08)と順調にキャリアを重ね、『百万円と苦虫女』('08)でウディネファーイースト映画祭・My Movies Audience Award、第49回日本映画監督協会新人賞を受賞する。2012年、『ふがいない僕は空を見た』が公開。キネマ旬報日本映画ベストテン 7位に。

『四十九日のレシピ』

image【ストーリー】

誰の人生にも必ず訪れる、大切な人との永遠の別れ。けれども、熱田家の母・乙美は、あまりに突然逝ってしまった。夫の良平(石橋蓮司)は何ひとつ感謝を伝えられず、悩める娘百合子(永作博美)は女として今こそ聞きたいことがあったのに、母はもう居ない。 そんな折、熱田家に派手な服装の少女イモ(二階堂ふみ)と、日系ブラジル人の青年ハル(岡田将生)が現れる。生前の乙美に頼まれ、残された家族の面倒を見に来たというイモは、乙美がとある「レシピ」を書き遺していることを伝える。それは、自分がいなくなっても、残された家族がちゃんと毎日を暮らしていけるようにと、料理や掃除など日々の家事にまつわる知恵や、健康や美容に関するアドバイスが、楽しいイラスト付きで描かれた手作りの<暮らしのレシピカード>だった。レシピに従って、少しずつ暮らしを立て直し始める父と娘は、その中の1ページに“自分の四十九日には大宴会をして欲しい”という、生前の乙美の希望を見つける。

Blu-ray 本編Blu-ray+特典DVD 2枚組
¥5,500(本体)+税 / 2枚組

DVD 本編DVD+特典DVD 2枚組
¥4,500(本体)+税 / 2枚組


Vol.1「原作を読んだ時点では、まだ迷いがありました」

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―DVD化ということなので、まずこの映画の監督をタナダ監督がお受けしたきっかけを聞かせてください
タナダ監督:これはプロデューサーのほうからお話が来まして、その時点でもう某国営放送でドラマ化になったりしていたものだったので、ちょっと正直どうしようかな…とは思っていたんです。原作を読んだ時点ではまだ迷いがありました。プレッシャーが大きいなっていう意味でどうしようかなって。断るような作品では全然ないので悩んでいたんですが、それで脚本家の黒沢久子さんに入って頂いたんです。黒沢さんの脚本の第一稿を読んでからこれはやりたいと、そこで覚悟が決まったような感じです。


―NHKのドラマは割とみんな観ていて、私も当時観ていましたし=誰でも割と知っている。、原作もすごく有名なものです。どちらかというとタナダ監督の作品からは一線を画する感じじゃないですか。そこらへんはどうだったんですか?
タナダ監督:そこはやっぱり百合子の存在が大きかったです。今までやってきた作品の中では『ふがいない僕は空を見た』のあんずがちょっと自分に年齢が近いぐらいでしたけど、それでもまだ自分より全然年下の設定でした。今回は百合子自身がわたしと年齢も近くて、同世代だからこそ、ウジウジしがちな百合子にもどかしさを感じつつも(笑)でも百合子自身が迷いながらも彼女なりの一歩を進もうとする人間だったので、そこだったらやれるかなと思いました。


―主演の永作さんと石橋蓮司さんがとても印象的な作品だと思うんです。撮影時のインタビューでもここは聞かれていると思うんですけど、あえて、今回DVD化になるということで時間が経ってもう1度お2人を見て、キャスティングをどう思いますか?
タナダ監督:やっぱりこの方たち以外のキャスティングは有り得なかったなと改めて思いました。永作さんもわたしも百合子という人物に対してもどかしさを感じる部分もあったと思うんですけど、実際の人間てそんなすぐに映画やドラマのなかのお話のように、すぐにポジティブになれたりっていうことは出来ないと思うんです。普通の人はそこまで切り替えが上手じゃないはずだから。そこを永作さんがしっかり理解したうえで百合子という人物を肉付けしてくれたなと思います。石橋蓮司さんは今までにあまり見たことのない役だと思うんですよね。石橋さん演じる良平も、夫として妻に対して思うところがあったり、娘の百合子に対する戸惑いや父としての思いがあって、でもその思いを上手に伝えられるタイプではない。思いがあるのに上手に伝えられないというところを非常に深く演じてくださったなと思います。


―百合子は、介護、夫の浮気、離婚と現代社会にある現象を多く抱える女性像になるんですけれども、永作さんの百合子の演じ方に演出があったのですか?
タナダ監督:こと細かなことは言っていません。一番最初に永作さんにお会いしてお話ししたときにも、あまりこっちが色々言うよりも、永作さんご自身が考えてきてくださっていることがあるなと感じました。なのであまり細かく伝えてせっかく永作さんご自身が考えてきてくださったことを封じてしまうよりは、とにかく色々出してもらって一緒に百合子という人物を作っていけたらなと思いました。

田原さん:それと同じように石橋蓮司さんなんですけれども、今度は『アウトレイジ』のイメージがちょっと強かったじゃないですか。で、確かにご自身でもおっしゃっていたように出てきて大体15分か30分くらいで殺されちゃうっていう役柄の感じだったので、すごくこう穏やかなところ、男性的な激しいところ、特にオープニングシーンの真っ暗な部屋でひっくり返っているシーンがすごく印象的だったんですけれど、蓮司さんに対する演出というのはなにか?

タナダ監督:そもそもわたし、俳優さんに細かく伝えるタイプではないので、とにかく動いてやってみてもらいます。そこでなにか違うと思うところがあれば、こうしてみたらもっと良くなるんじゃないかとか、そういう部分をすり合わせていってもらったような感じです。唯一、浩之が百合子を迎えに来て良平が怒るところで、ワーッて怒るのではなく、怒りながらも、父親として娘の気持ちもわかるから大声で怒鳴りきれないっていうような演技はちょっとお願いしました。

 

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