郭智博 映画のテーマは「自分の居場所」でも 「実家には僕の居場所がなくて…(笑)」

投稿日: 2013年09月03日 00:00 JST

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色白できゃしゃな美青年、そして、どことなくマイペース。「草食系?」との質問にも「そう思います」と静かに返事をする。そんな郭智博の姿が、映画『HOMESICK』の主人公・沢北健二と重なって見えた。
 
物語は、長引く不況の中、健二が突然、失業の憂き目にあったことから始まる。実家は地域の再開発によって、取り壊される寸前。健二は夏の暑い日を、何をするでもなく、無為に過ごしていた……。
 
「僕と健二は年齢もひとつしか変わらないし、どちらも無気力なタイプ。ですから、役柄で悩むことはなかったです。『もっと能動的になったほうがいい』とまわりからも言われるんですけど、性格なんでしょうかね」
 
自宅でぼんやりと過ごす健二の前に現れたのが、近所に住んでいる3人の小学生だった。パワーを持てあましている小学生との出会いで健二は少しずつ前進していくのだが、撮影中に困ったことがひとつ。ふだんから元気すぎる小学生3人に、マイペースの郭が巻き込まれてしまったのだ。
 
「大変でしたね、休ませてくれないですから。空いた時間に少し寝ようと思っていても、ちょっかいを出してくるので(笑)。あと、撮影中は、子供たちのお母さんも現場にいらしていたので、『学校教育の在り方』について話しました(笑)。体罰とか、モンスターペアレントとか、いろいろなことについて意見交換をしましたよ。ちょうど1年前の夏に撮ったので、暑かったですけど、遠くからセミの鳴き声や祭りばやしの音が聞こえてきて、すごく雰囲気がよかったです。これから夏が来るたび、この作品を思い出すような気がします」
 
映画の大きなテーマになっているのが「自分の居場所」について。家族はそれぞれ新しい居場所を見つけ、そこで新生活を営むことになるが、健二は実家にこだわる。「もし、自分が同じ状況に置かれてしまったら?」と、主人公の状況を自身に重ねてもらったところ……。
 
「ヤバいですね。僕も途方に暮れると思います。最後まで抵抗するかも。実際、僕も実家で暮らしていて、家族からひとり暮らしをするように言われているんです。だから、家に居場所がなくて(笑)。その意味では、仕事をしているときの場所こそが、自分の居場所なのかもしれません」
 
終始、穏やかな口調だが、趣味の話になると、その語り口に熱がこもった。最近、カメラを購入したそうで、時間があれば、撮影をしているのだとか。
 
「本格的なものを最近、買いました。被写体はいろいろと。映画を製作する側にも興味があって、いずれはそういう仕事もしてみたいと思っていて。ショートムービーを撮ってみたいですね」
 
■プロフィール
かく・ともひろ★’84年9月5日生まれ、東京都出身。’98年、ドラマ『聖者の行進(』TBS系)でデビュー。おもな出演作に映画『リリィ・シュシュのすべて』(’01年)、『花とアリス』(’04年)、『君の好きなうた(』’11年)などがある。放送中のドラマ『町医者ジャンボ!!』(日本テレビ系)に出演中。
 
■告知など
映画
『HOMESICK』
 
監督/廣原 暁 オーディトリウム渋谷ほか全国順次ロードショー©PFFパートナーズ/東宝

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