イーサン・ホーク 「生きながらひとつの小説に出ているみたい」第1作から19年、2人の男女の「恋の行方」

投稿日: 2014年01月14日 00:00 JST

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ブダペスト発の汽車で偶然出会った、フランス人女子大生セリーヌとアメリカ人青年ジェシー。2人はお互いに惹ひかれ合い、ウィーンで突然、途中下車。街を歩きながら語り合い、一夜を過ごす―。そんな、若い男女の将来の夢や希望を、機知に富む会話で表現し、観客を魅了した映画が『ビフォア・サンライズ恋人までの距離』だ。19年前に公開され、洗練された恋愛映画として話題を呼んだ。
「19年前、ジェシーが出会った少女セリーヌは、大きく変わった。人間的にも深みを増し、2人とも、とても魅力的な人間になったんだ。年を取ることが魅力的に見える、新作はそんな映画だよ」
と語るのは、ジェシーを演じたイーサン・ホーク。’04年には続編『ビフォア・サンセット』も製作され、ウィーンでの一夜を小説にし、作家として成功したジェシーとセリーヌの再会が、パリを舞台に描かれた。
そして今回、3作目にあたる『ビフォア・ミッドナイト』が誕生。人生半ばに差しかかった彼らの、恋の行方が描かれる。
「ときどき、この3本の映画は、1本の映画の一部なんじゃないかって思うんだ。僕にしてみれば、生きながらひとつの小説に出ているみたい。1本1本が、大きな章になっていて、同時に、これから先、どうなるか、自分でもまったく想像できない」
14歳でデビューして以来、甘いルックスで女性を魅了してきたイーサン。彼の演じるジェシーは、とても架空の人物とは思えないほど現実的だ。というのも、セリーヌを演じるジュリー・デルピー、監督のリチャード・リンクレイターの3人が、いっしょに脚本を書いたから。3人の実生活での体験が、生々しく、それでいてごく自然に、ジェシーとセリーヌの世界に反映されているのだ。
「自分の実際の生活を役柄に反映できるという点が、この役の面白さだね。自分の人生、本音や本当の感情を、架空の想定の中に注入して、ジュリーとともに演じていく。演じていると、彼女が『まさかジェシーが、そんなふうに感じたりしないでしょ?』と諭してくれたりすることもあるんだ。また監督のリックも、ジェシーとセリーヌというキャラクター作りに関与していて、それが僕ら2人にとってはミステリアスな側面になる。演じるうえでも面白いんだよ」
過去2作は、ほとんどが2人の会話で占められたものだったのに対し、新作は、夏の休暇でギリシャの友人宅に滞在する2人の現在が、友人との会話で描かれる。
19年前、1作目が公開されたときは、続編を作ることなど想像もしていなかったという3人。3部作という展開は、時の流れの中で自然に生まれてきた。観客は、ジェシーとセリーヌの会話を通して、彼らの過去や将来を自分なりに想像し、期待する。そこに、見る者みんなの楽しみが生まれるのだ。
「計画していたわけではないけど、これが僕らのライフ・プロジェクトみたいなものになってきたのは事実だな。信じてもらえないかもしれないけれど、これまで作った3本、どれも作らなければならない、という義務感はまったく感じなかった。プレッシャーはなくて、案が湧いて、自分たちがやりたいと感じたときに作ったまでなんだ。だからもし、次作があるとしたら、再度、僕らが作りたいと思ったときだね」
■プロフィール
いーさん・ほーく★’70年11月6日生まれ、米国テキサス州出身。’85年、映画『エクスプロラーズ』で俳優としてデビュー。’01年には『チェルシーホテル』で映画監督デビューも果たした。脚本を担当した『ビフォア・サンセット』では、ジュリー・デルピーとともにアカデミー脚色賞にノミネートされた。
■告知など
映画
『ビフォア・ミッドナイト』
監督/リチャード・リンクレイター 1月18日(土)~、Bunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿バルト9ほか全国公開©2013 Talagane LLC. All rights reserved.

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