中学生になった息子と新たな戦いの始まりです

投稿日: 2015年10月20日 17:00 JST

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息子が中学にあがりました。手が離れ小学校より楽になるかな、と期待しておりましたら、それがどっこい、信じられないくらいの大変さが、連日押し寄せてくるようになりました。新学期説明会以降、すべての先生方との面談がございました。PTA会議への出席、揃えなければならない教科書や指定図書を買いに走り、補習教室、クラブ活動などへの登録、支払いなどにも時間が割かれました。そのうえ、やり取りはすべてフランス語ですから、もうわけがわかりません。新学期が始まった直後は連日パニックに襲われ、くたくたになっておりました。最近、なんとかペースを取り戻すことが出来た次第であります。

いちばんショックだったのは、自分の語学力の低さのせいで、説明会で言われた必要なものをすべて揃えてやることが出来ず、たとえば、メトロのチケットを持たせ忘れ、結局、彼一人、郊外の体育館に連れていってもらえなかったのです。本当にショックでした。日本だったら、信じられないことじゃないですか? たかだか地下鉄の券1枚忘れただけで、連れていってもらえないだなんて。でも、ここフランスでは、そういうことに情けはかけません。厳しく罰することで、二度と同じような間違いをさせない。中学は小学校とは違うのだ、との学校側の意思表示なのです。校長先生が新学期説明会でこう言いました。

「38度くらいの熱で学校を休むことは許しません。40度の熱が出ても、医師の診断書がなければ無断欠席扱いにします」

私たち父子の新たな試練が始まったわけです。でも、負けるわけにはいきません。何せ、息子はやる気満々なのですから。彼は「毎日が楽しい。新しい友達が出来たよ。中学は素晴らしい」と言って10キロもあるリュックを背負って毎日出かけていきます。その姿に励まされます。負けてはいられません。この子の将来のために、出来うる最大限のことをやってやろうと決意した次第であります。立派にじゃなくても、ちゃんと手塩にかけて育てることが大切です。父ひとりであろうと出来るはず。新たな戦いの始まりとなりました。父ちゃん、元気を出して、がんばらないと!

さて、その元気を出すために、今日も美味しいものを作りましょう。コンビニの材料で出来る、簡単で豪華な料理のご紹介です。今回は枝豆カレーピラフ。料理器具にはセルクルを使用します。セルクルは洋菓子作りなんかで使われるステンレス製の底のない料理用抜き型のこと。

材料です。ツナ缶小、コーン缶小、カレー粉、玄米、固形コンソメだし、バター、オリーブオイル、塩・こしょう、黒こしょう、醤油、枝豆、キリチーズ、ブロッコリー、蒸しエビ、マヨネーズ、マスタード、そして、塩昆布。玄米1合半をとぎ、炊飯器のお釜には白米の水の量を入れます。そこに、ツナ、コーンを投入。塩昆布は細かく刻んで混ぜます。塩・こしょう、カレー粉と固形コンソメ、キリチーズも包丁で砕いて均等に入れます。バター、オリーブオイル少々、醤油を隠し味程度に投入。黒こしょうをふり、「玄米モードで炊く」ボタンを押してください。炊き上がったら、よく混ぜ、お皿の上にセルクルを置き、そこに押し込んでいきます(応用編として、ひき肉と玉ねぎを炒めたものをサンドするとさらにゴージャス!)。上部に少し空間を作るようにして押し込んだら、いちばん上に茹でた枝豆を綺麗に並べ、セルクルを引き上げると、美しいカレーピラフの王冠が出来ます。その上に茹でたブロッコリーとエビをマヨネーズとマスタードであえたものを彩りでのせて完成です。豪華なフレンチのような一品の完成です。塩昆布が決め手。白米の水加減にして玄米モードで炊いてください。

詳しいレシピはこちらでご確認ください。

ボナペティ。

エッセイで紹介されたレシピは、
辻仁成 子連れロッカー「希望回復大作戦」ムスコ飯<レシピ>で公開中!

辻仁成/つじ ひとなり

作家。東京都生まれ。'89年「ピアニシモ」ですばる文学賞、'97年「海峡の光」で芥川賞、'99年「白仏」で、仏フェミナ賞・外国小説賞を受賞。映画監督、演出家としても活躍。現在はシングルファザー、パリで息子と2人暮らし。

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辻 仁成

作家。東京都生まれ。'89年「ピアニシモ」ですばる文学賞、'97年「海峡の光」で芥川賞、'99年「白仏」で、仏フェミナ賞・外国小説賞を受賞。映画監督、演出家としても活躍。現在はシングルファザー、パリで息子と2人暮らし。
 
DESIGNSTORIES『JINSEI STORIES』
http://www.designstoriesinc.com/jinsei/

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