自然を楽しむ「凧あげ」でのんびり

投稿日: 2018年01月03日 17:00 JST

また無事に新年が明けた。

お正月と言っても、今ではかつて定番だった「かるた」「凧」「羽子板」などのお正月遊びを見ることも少ない。

今の子どもたちがゲームに勤しむ中、昔と変わらず本気で遊びに向き合う人たちがいる……。

わたしは「日本の凧の会」が行う「凧揚げ会」に参加した。

 

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人間は、広い世界のほんの一部で生きている。
全てを知ることはできない。
世界のどこかには、自分の知らない何かを熱狂的に愛してる人がいる。研究する人がいる。
そんな人が集まると、小さなブームになる。
誰かの世界を、少しだけ覗いてみちゃおう。
それが「うさこの覗いた世界」なのだ……!

 

それは大阪の淀川河川敷太間地区で行われていた。

高い建物が一切ない広々した空間に、ひらひらと浮かぶ物体。

 

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凧だ!

地上では10数人が集まって、それぞれ大荷物を広げていた。

 

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どうやら自作の凧を持ち寄っているらしい。多い人になると大きな袋や段ボールがぎっしり丸ごと凧。

恐らく数十枚は入っているだろう。

 

凧と言えば四角いもの、というイメージがあるが実は規定がない。

 

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風を受けて膨らむような丸みを帯びた作りのものから、

 

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遠くから見たら大きな鳥にしか見えないもの、

柄も人気のキャラクター「ミニオン」や蝶、伝統的な和柄など全ては思いのまま。

 

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水なす柄まである。

素材もビニールや和紙からパラシュートの素材まで。

中には飛ぶ際に弓がしなってベンベンと音が鳴るようにできている「うなり」という種類もある。

 

凧への愛情も様々で、「凧を作るのが好き」「凧をあげるのが好き」「自分の作った凧をあげるのが好き」と実は遊びを越えてクリエイティブな世界。

「例えば蝶の凧なら、蝶々らしくふわっと飛ばせる。こだわりがあるんですよ」

飛ばし方ひとつで、楽しみ方は無限大だ。

 

わたしも凧を貸していただいて飛ばしてみることに。

凧界のスタンダードとも呼べるような、和紙で出来た四角い凧だ。

 

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糸を全て伸ばして、凧を遠くまで飛ばす。

風がなくなったら引っ張って、落ちてこないように調整……あれ?すごく難しくない??

 

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歩き回って延命を試みるも、凧はすぐに力を無くして地面に落下した。

「ちょっと風がなくなっちゃったね。風がないと凧を飛ばすのはなかなか難しいんだよ」

想像以上に凧は自然の力をお借りした遊びだと知る。

熟練者たちは風の向きや強さを見ながら、それに合った凧を選び、風に合わせて凧を操る、まさに技術者……!

風が強くなるとみんなが話す通り、打って変わって簡単な遊びになった。

 

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何をせずとも空中を漂う凧。

まるで自分も空の中を漂っているような気持ちよさを覚える。

のーんびり、ゆっくり。何も考えずただ凧を見ていたい。

 

そんな中、大きな段ボールを持った人が、「連凧をあげます」と宣言した。

まるで手品師のように段ボールから次々と小さな凧を取り出す。

 

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天へと昇っていく凧。

 

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まるで龍……!

およそ200枚に及ぶ「連凧」。いい感じに風が吹いているときしか出すことができず、順調でも全て出すのに15分はかかる大物だ。

絡まないように見届ける必要がある。

「作るのには2か月はかかりました。文房具屋や100円ショップ、ホームセンターで材料を集めて、1から作ってます。観ている人から喜ばれる時が一番うれしい。自分も楽しいし、人も喜んでくれるのが凧の魅力」

この日も凧でいっぱいの空に釣られて観客が出来ていた。

 

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凧には自分も他人も楽しませる力がある。

 

日本の凧の会では、子どもたちに向けての凧教室も開催している。

大空の下、風が吹き荒れるのも気にせず、むしろ冷たい風でも喜んで「いい風が来た!凧をあげよう!」と喜べるのはこの上なく素敵な時間だ。

元気を作るのは、きっとこんな外遊び。

正月じゃなくても本気で遊べる「凧」の良さを今の子どもたちも知ってくれればいいと思う。

 

 

「日本の凧の会大阪」

http://takonokaiosaka.com/

次回は1月6日(土)大阪歴史博物館。予定は公式サイトでチェック。

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米原千賀子

ライター兼イラストレーター。へっぽこな見た目とは裏腹にシビれる鋭いツッコミで世の中を分析する。人呼んでうさこ。常に今日の夜ごはんのことを考えている食いしん坊健康オタクな一面も。webマガジンNeoLなどで連載中。

公式サイト
https://4bunno1.wordpress.com/
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