「紙」で伝えたい気持ちがある

投稿日: 2018年05月09日 17:00 JST

デジタルが普及したとはいえ、まだまだ肝心なところで登場してくれる「紙」。

プレゼントの包装、お祝い、おめでたいときや気持ちを飾る機会に使われることが多い「紙」の良さを紙専門店で確かめてきた。

 

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間は、広い世界のほんの一部で生きている。

全てを知ることはできない。
世界のどこかには、自分の知らない何かを熱狂的に愛してる人がいる。研究する人がいる。
そんな人が集まると、小さなブームになる。
誰かの世界を、少しだけ覗いてみちゃおう。
それが「うさこの覗いた世界」なのだ……!

 

今回わたしが訪れたのは大阪・船場にある紙のギャラリー「紙音(しおん)」。

 

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様々なショップが軒を連ねる船場センタービルの中にそのお店はある。

まず目に入るのは、棚いっぱいののし袋だ。

 

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かわいいイラストのものから、10万円以上を入れるための豪勢なものまで、バリエーションは50 種近く、用途や関係性に合わせてのし袋が選べる。

わたし自身のし袋は「結婚式で渡さなきゃいけないもの」という重たいイメージしかなかったが、ここからは「おめでたいことへの慶び」が伝わってきた。

中身に気合をいれるのももちろん大事だが、喜ばしい気持ちの表れとしてのし袋が存在するのだ。

祝いたくておめでたくて仕方ない時、人はきっと一番上の段の大きな鶴がドーン!と鎮座する金ぴかの「寿」が光るのし袋を買うのだろう。

もしもらったら、わたしは捨てるのがもったいなくてずっと袋を取っておいて、きっと見る度に「あの人がこれをくれたんだ」と思い出す。

そう思ったら、のし袋が幸せなものに思えた。

 

店内に入ると、和紙が壁一面に並ぶ。

 

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一口に和紙と言えど、その種類は様々だ。

 

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日本の伝統的な友禅模様で装飾された「友禅紙」は華やかで、見るものを引き付ける。

花鳥や山水など極めて雅な図柄が描かれる「友禅模様」。これだけで30を超える柄があるほど、種類も豊富だ。

 

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和紙を作る時の漉きの技術で独特の透かし模様を作った「落水紙」は、色こそ落ち着いているけれど、静かに訴えかける美しさがある。和製レースといっても過言ではない。

 

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触り心地もサラサラだったりシワシワだったりでこぼこだったり、和紙によってそれぞれ。

紙は平面に見えて実は立体的なもので、膨らみがあったり、透かして向こうを見せることで「空間」を作りあげる力があることを知る。

この店は友禅紙ならお試しの四ツ切りサイズから購入できるので、ちょっとだけ使ってみたいときにもうれしい。

 

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手に取って、カタログのようにも見ることもできる。友禅模様に気軽に触れられる贅沢さでもあった。

 

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紙質だけで30種類を超える和紙が揃う。色や柄でも分けるなら、100種類近くだ。

「水に強い」や「光を透かしやすい」「ペンで絵を描きやすい」などそれぞれに特性があるものの、プレゼントの包装に使うも雑貨づくりに使うも絵を描くも自由。

それでもどう使うか悩ましい時、店内に並ぶ紙雑貨が道しるべになる……!

 

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和紙を貼って作られたはりこーシカ招き猫(3780円)。

張子は竹や粘土で作った枠に和紙を貼っていく技法で、和紙らしいあたたかみのある雑貨が作れる。

 

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和紙おりがみを使用した作品は、やさしい色味がかわいい。アクセントにすると、パッと華やかになる。

 

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和紙をちぎって貼って絵を描く「ちぎり絵」。和紙を重ねていくからこそ立体感が生まれる。

和紙を使った作品を飾る掛軸も和紙。主役になることもできれば、脇役に徹することもできる和紙の奥深さを感じる。

 

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店内の雑貨を見ていると端切れを詰め合わせたお得パックや、同じ色を合わせたセットが目立った。

今風の柄の和紙おりがみもある。

それは「かわいい」を取り込む今らしい和紙の姿だった。伝統的な和紙も、今の時代にあわせて変わっているのだ。

 

安い紙だっていくらでもあるこの時代。

でも、あえて良い紙にこだわってみたい時がある。

そんな時は「紙専門店」で自分の目と手で色や触り心地を確かめて、素敵な1枚を選びたい。

ちょっとだけでも良い紙に変えたら、自分の気持ちや他人の気持ちを動かすことができるかもしれない。

 

 

紙のギャラリー「紙音(しおん)」

http://www.shion-senba.com/

大阪市中央区船場中央4-1 船場センタービル10号館1階

営業時間:<月~金>10:00~18:00/<土>10:00~17:00

定休日:日・祝

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米原千賀子

ライター兼イラストレーター。へっぽこな見た目とは裏腹にシビれる鋭いツッコミで世の中を分析する。人呼んでうさこ。常に今日の夜ごはんのことを考えている食いしん坊健康オタクな一面も。webマガジンNeoLなどで連載中。

公式サイト
https://4bunno1.wordpress.com/
ツイッター
http://twitter.com/yonusa1
 

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