メンタルにも大きな影響が…専門家が語る痩せるホルモンの役割

投稿日: 2015年03月25日 06:00 JST

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「お尻や太ももの脂肪細胞から分泌されるホルモン、レプチンのスゴイところは、適切な体重を保つ作用があるということ。食べすぎたと感じたら、血流に乗ったレプチンが脳にシグナルを送って満腹感をもたらし、食欲にブレーキをかけてくれるのです」

 

こう語るのは、順天堂大学教授の小林弘幸先生。レプチンはさらに、体内に脂肪がたまり始めたと感じれば、血流をよくして代謝をあげる、つまり脂肪を燃やしてくれる。まさにダイエットをする人には、強力なサポーターといえる。そのレプチンについて、興味深いニュースが。

 

「福島県立医大附属病院性差医療センターの小宮ひろみ部長の研究によると、軽度うつや不安状態にある患者の血液を調べたところ、健康な女性と比べ、レプチンの値がとくに低かったというのです。わかりやすくいうと、ストレスによる血流障害が起こり、レプチンの分泌量が減少したと考えられます」

 

つまり、血中のレプチンの量が少ない人は、メンタルヘルスが悪化している可能性があるということだ。

 

「メンタルヘルスに深く関わっているストレスのバロメーターは、唾液のなかのクロモグラニンAやコルチゾルという物質。今後は、血中のレプチン量も、その目安になるかもしれません。さらには、唾液中に含まれるレプチンの量を測ることができたら、手軽にストレスチェックができるようになるでしょう」

 

ダイエットだけでなく、メンタルヘルスでも、重要なカギを握っていると考えられるレプチンだが、どうすれば適正な量を保つことができるのだろうか。

 

「それには睡眠時間が関係するようです。シカゴ大学の研究では、4時間睡眠では、レプチンの数値が極端に下がり、逆に、食欲を刺激するグレリンというホルモン値が上がっていることがわかりました。また睡眠時間が短くなると、レプチンの分泌が低下し、肥満になるとの報告もあります。やはり7〜9時間の理想的な睡眠時間が、女性の味方レプチンを増やす、もっとも効果的な方法といえるでしょう」

 

上質で理想的な睡眠時間で、レプチンをしっかり味方につけておきたい。

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