治療費が安いメリットも…歯を抜かずにできる“床矯正”とは

投稿日: 2015年02月06日 06:00 JST

「子どもの場合、乳歯が永久歯に生え替わるのを待ってから、永久歯を数本抜いて固定式の装置をつけるのが一般的な歯科矯正の方法。しかしやっと生えてきた永久歯を抜かないで大事にしながら、もっと簡単に歯並びを直す方法がほかにないものかと試行錯誤していたとき出合ったのが、この治療法でした」

 

そう語るのは、歯を抜かずに矯正ができる床矯正で評判の福岡県大野城市「はなだ歯科クリニック」院長の花田真也先生(46)。床矯正は、まず、なぜ歯並びが悪くなったのか、その原因を突き止め、食生活や悪習慣などを親子でただすことから始める。

 

「主役はあくまで患者で、医師は患者自らがかむ機能を高めるのをサポートする立場です。そうした指導を行いつつ、脱着、調整可能で痛みのほとんどない矯正装置を用いて顎を拡げるなどしながら、歯が適正に並ぶスペースを作っていきます。小学校低学年から治療を始める方が最も多いですね。その場合、1年程度できれいな歯並びになり、顔立ちも整ってきます」

 

花田先生は過去14年間で3千人以上を床矯正で治療。現在も同院では毎月平均700人の患者(大半は小中学生)が受診。「きれいでかっこいい顔になろう!」が子どもたちの合言葉だそう。100万円近くかかる一般の歯科矯正と違って、治療費が安いのが床矯正の最大のメリットだろう。

 

「早期治療の場合、検査料3万円、床装置(ネジあり)がひとつ6万円で計9万円(税別)から始められます。4〜5歳ごろに治療を開始して、顎の成長が8割方終わる6歳までに直すのが理想です」

 

歯並びが容易に直る成長期に早期治療するのが望ましいということだが……。

 

「大人でも床矯正は可能です。ただし使う装置が多くなり、その分費用はかさみます。また、子どもはほとんどが抜歯しなくてできますが、大人は状態によっては歯を抜かねばならないこともあります。矯正期間も2〜3年以上と長期に及びますが、やる気さえあれば歯並びは改善されます」

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