カギは「自分の脳を使う」…認知症にならないための生活習慣6

投稿日: 2015年02月16日 06:00 JST

安倍首相は、「国の認知症施策を加速するため新たな戦略の策定を厚生労働大臣に指示する」と、認知症予防を重要課題のひとつにあげている。

 

厚生労働省発表の認知症患者(2013年)の推計数は462万人。全国で約6千人の高齢者を対象に調査したもので、65歳以上の15%にあたる。同時に認知症予備軍であるMCI(軽度認知障害)患者数も推計約400万人。合計すると862万人になる。

 

認知症はお年寄りの病気と思い込んでいる人は多いが、それは発症年齢。その兆候は40代から表れるという。そこで認知症にならないための生活習慣を紹介!

 

【週に1度は思い切り泣いたり笑ったり!】

映画、ビデオ、読書で週に1度は、感動して泣いたり、思い切り笑って脳を刺激しよう。認知症が進行すると表情が乏しくなってくるのは、感情をつかさどる脳の扁桃体という部分が萎縮してくるため。扁桃体は記憶をつかさどる海馬の隣にあり、喜怒哀楽の感情を海馬に伝える。笑ったり、感動の涙は、扁桃体を刺激することになり、脳にいい影響を与える。

 

【わからないことは辞書で調べる】

わからない漢字などは辞書で調べる習慣を。パソコンやスマホばかりに頼ると脳の「前頭前野」が萎縮する。認知症患者の脳は前頭前野の機能が低下し、記憶や判断力が衰えたり暴力的になったりするといわれている。

 

【買い物リストは暗記しよう】

スーパーなどの買い物はあえてメモを持たず、その日買うものを暗記する。たとえば10種類を買うなら10の数字を意識。買い物しながら思い出していく。両手の指それぞれに親指=にんじん、人さし指=大根など関連づけて覚える方法も○。

 

【毎日手帳に1行日記をつける】

面倒な日記も1行だけなら手軽。後で記憶をたどることで脳に刺激を与える。単なるメモではなく日記なので、「◯◯に行って楽しかった」などと感想も加えること。

 

【安眠できるよう寝室に工夫を】

睡眠は脳の休息時間。不眠状態が続くと脳に負担がかかり、機能が低下しやすい。深い睡眠のときに分泌される成長ホルモンは、脳細胞の成長や修復にも関わるので、脳の新陳代謝が活発になる。質のいい睡眠を得るために寝具や寝室に工夫を。

 

【うつ病の人は認知症になりやすい】

うつ病の症状は、動作が遅くなる、物忘れなど、認知症の症状とよく似ているため間違えられることもある。逆に、「うつ病では?」と診断を受けたら、実はMCI(軽度認知障害)だったというケースも。40歳でうつ病を発症した人が20年後に認知症になる確率は、うつ病でない人の約2倍といわれている。

 

なんでもスマホやパソコンに頼らずに、自分の脳をフルに使うことが認知症予防への道。めんどうなことにはあえて取り組んでみよう!

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