つらい生理痛我慢はNG、自分でできる“婦人科検診”とは

投稿日: 2017年06月28日 16:00 JST

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「この20〜30年で女性のライフスタイルは大きく変わりましたが、日本人女性の平均的な閉経年齢は50歳前後とほとんど変わっていません。女性の体に大きな変化が起こる、閉経前後の5年といわれる更年期を、どう健康に乗り切るかが大切です」

 

そう語るのは、伊豆美レディスクリニックの坂本伊豆美院長。乳がん、子宮がんなど婦人科医の坂本先生が続ける。

 

「女性ホルモンは、排卵だけでなく、コレステロールや中性脂肪の調整、脳や心臓、血管の機能の調整など、女性の健康を支えています。そんな女性ホルモンの分泌量が減る更年期以降は注意が必要。健康診断、人間ドック、がん検診を利用するのはもちろん、つね日ごろから、体が発しているSOSのサインに耳を傾けましょう」

 

そこで、とくに40歳以上の女性が気をつけるべき病気のセルフチェック法について解説してもらった。

 

【子宮がん】月経期間以外の不正出血には要注意

 

「月経期間以外に出血を起こす不正出血は、ホルモンバランスの乱れによるものもあり、病気が原因ではないケースも少なくありません。しかし、40歳を過ぎてからの不正出血は、不調のサインと思ったほうがいいでしょう。とくに子宮がんは、ほとんどの場合、生理以外の出血を伴います。しかも40代以上の女性は、それまでの経験や知識から『ホルモンのバランスが崩れているだけ』『月経周期が乱れただけ』などと軽く見たり、ごまかしたりしてしまいがち。とくに生理だと思っていた出血が、ダラダラと長く続くような場合は、すぐ婦人科で検査を受けてください」

 

【子宮内膜症】つらい生理痛をずっと我慢はNG

 

「子宮内膜症にかかっていると、月経時に下腹部がひどく痛むことが多いのですが、『生理痛なんて誰にだってある』と我慢してしまう女性が少なくありません。また、生理が終わったり、閉経したりすればおさまる『一時の病気』と考え、2〜3日寝込むことでやり過ごそうとする人もいます。でも、子宮内膜症は、一生の問題と考えて、対処したほうがいいのです」

 

子宮の内側にあるはずの子宮内膜が、卵巣、腹膜など子宮の内側以外の場所にでき、つらい月経痛を伴う子宮内膜症。その“不調のサイン”は、鎮痛剤を飲んでもおさまらない下腹部の痛み。ひどい生理痛がある場合は、我慢せずに医療機関に相談を。

 

【乳がん】しこりがないか丹念に触って確認

 

乳がんは早期発見が重要。だが、初期の段階では、痛みなどの自覚症状がない。そのため、乳房にしこりがないか確かめるしかないという。

 

「しこりの大きさが500円玉くらいあれば、だれでも探しあてられるのですが、そこまで大きく進行してしまったら、リンパ節への転移などが疑われ、乳房の全摘手術などをしなければならなくなっていることも考えられます。だから、できるだけ1円玉の大きさくらいまでで、しこりを見つけてください。そうすれば、病巣の部分切除などですむことも多く、術後の生存率も上がってきます。毎月1回、生理直後の乳房が軟らかいときに、一生懸命探してください。たとえるならば、肉まんの中に小さい梅干しの種を探す感覚。デコボコしていて、形や硬さはさまざまです。見つけたらすぐに、専門医を訪れてください」

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