95%の人が勘違い…緑内障予防になる正しい目薬の差し方とは?

投稿日: 2017年09月20日 11:00 JST

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年を取ったら誰もが不安になる目の病気。なかでも緑内障は、国内の患者数が約400万人。40代で20人に1人、70代では10人に1人というから驚きだ。

 

「実は、進行しなければ自覚症状が現れにくく、ほうっておくと失明のリスクがあるのが緑内障です」

 

そう語るのは、彩の国東大宮メディカルセンター眼科部長の平松類先生。緑内障とは、目の奥にある視神経が死んでしまうことで、部分的にモヤがかかったように視野が狭くなる病気。

 

「初期は、それほど視力は落ちませんが、進行すると、突然ガクンと落ちて、1.0の方が0.1ぐらいになることも。そうなると、もう元には戻りません。片目だけでなく両目に起こるので、適切な治療をしないと両目を失明することになり、“手遅れ”になってしまいます」(平松先生・以下同)

 

次のチェックリスト項目にひとつでも当てはまると、緑内障になりやすいので要注意。

 

□40代以上である。

□家族に緑内障の人がいる。

□近視がある。

□ストレスが多い。

□頭痛が多い。

 

ただし、セルフチェックでは気づかない人もいるので、40歳を過ぎたら一度は検査を受けるのがおすすめ。

 

「緑内障の検査は、目の奥の血管や視神経の状態を調べる“眼底カメラ”で撮ればわかります。機械に顎をのせて写真を1枚撮るだけなので、年に1度は受けましょう」

 

眼底検査は、眼科で「緑内障の検査をしたい」と言えば、すぐに受けられる。こうした定期的な検査は必須だが、日常生活でも、緑内障を予防する方法があるという。

 

「以前、緑内障は眼圧(目の硬さ)が上がることでなる病気だと考えられていましたが、最近では眼圧が正常でも、なることがわかっています。発症のメカニズムはよく解明されていませんが、目の酷使や、血行不良、目をこするといった外部からの刺激が視神経を傷め、緑内障の要因になるようです」

 

つまり、日常生活から視神経を傷める行為を取り除くことが、緑内障の予防につながるというわけだ。そこで、緑内障の予防につながる生活習慣の改善を平松先生が教えてくれた。

 

【1】目を酷使する作業を長時間しない

 

人間の目は、カメラのオートフォーカスのように、毛様体筋をゆるめたり収縮させたりすることで、遠近のピントを合わせている。近くを見ているときは、毛様体筋が収縮して緊張状態にあるため、視神経にもダメージを与えやすくなる。目を酷使する作業を続けて、近くを長時間見るのは避け、ときどき遠くを見て、毛様体筋をゆるめるようにしよう。

 

【2】半身浴などで血行を促進

 

目の視神経は、血行が悪くなるとダメージを受けやすくなる。首回りのストレッチや、ホットタオルで目を温めたり、半身浴やウォーキングなどの有酸素運動を行うなどして、血行を促すのが効果的だ。血管を収縮させるたばこは控えよう。また、過度なストレスを感じると、血管が収縮して血行不良になるので、適度なリラックスタイムを。

 

【3】目をこすらない

 

眼球を傷つけると、目の視神経にダメージを与えてしまうので、アイメークを落とすときには、こすらないよう注意を。

 

【4】目薬をさすとき、まぶたをパチパチしない

 

「緑内障は、重度になると手術が必要ですが、基本的には、眼科で処方された緑内障専用の目薬で治療します(緑内障の種類によっては、市販の目薬が使用できない場合もあるので、医師の確認が必要)。ですが残念なことに、95%の方が間違った目薬のさし方をしているために、治療効果が半減しているのです」

 

正しい目薬のさし方は、(1)下まぶたを指で下に引いて、(2)目薬のふちが下まぶたに付かないように一滴さし、(3)パチパチまばたきをしない。目薬が流れていってしまうので、さしたあと、そっと目を閉じ、目頭を軽く1分ほど抑える。

 

平松先生いわく、「これだけで、治療効果が倍になる」そうだ。

 

【5】視野のダメージを改善するカシスを取り入れる

 

カシスは、目にいいといわれるブルーベリーに似た果実だが、より緑内障の改善に役立つのだとか。

 

「北海道大学が、カシスに関する研究を行っているのですが、カシスを摂取した人とそうでない人では、視野のダメージに2倍の差があったという結果が出ています。カシスに含まれるカシスアントシアニンには、抗酸化作用と、目の血流をよくする効果があるからです」

 

ブルーベリーより入手しにくいカシスだが、サプリメントなどで摂取することもできる。

 

これらをぜひ取り入れて、目の健康を取り戻そう!

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