乳房再建術の現状 術後、豊胸手術をするケースも

投稿日: 2013年06月24日 07:00 JST

「『私、乳がんだったこと、忘れました』。患者さんのこの言葉がいちばんうれしいです」

 

人口乳房再建の先駆者として20年にわたり5千人の乳房をよみがえらせてきた、ブレストサージャリークリニック院長の岩平佳子先生は言う。その岩平先生に、乳房再建術の現状を聞いた。

 

「乳房再建の時期は、乳房切除と同時の一期再建と、手術後しばらくして行う二期再建があります。当クリニックでも’08年までは二期が多かったですが、乳房再建への理解が増えて、今は一期再建が3倍に増加しました」(岩平先生、以下同)

 

再建には3つのプロセスがあるという。まず【エキスパンダー挿入】。エキスパンダーとは、組織拡張器で、生理食塩水を入れて膨らませる袋。これを乳房切除の後、大胸筋の下に挿入し縫合する。

 

「私はこの過程がもっとも重要だと考えています。女性の乳房に合ったサイズ、形を選び、正しい角度で入れる必要があります。私が使用しているものは、乳房再建専用で、表面に特殊加工が施され乳房内部で滑るのを防ぎます」

 

次に【生理食塩水注入】。抜糸1カ月後から月に1度、生理食塩水を6〜8カ月かけて注入して膨らませていく。そして【インプラントに入れ替え】。エキスパンダーを取り出しシリコンインプラントに入れ替える。左右の乳房のバランスを確認し、1週間後に抜糸。

 

「私は、’94年ごろから欧州を中心に使用され安全性が証明されている、アラガン社製のソフトコヒーシブシリコンタイプを使います。マンモグラフィー検査で圧迫しても破れない丈夫な素材で、10年間無事故で問題が起こったことがありません。種類もサイズ、幅、厚みと200種類以上。ただ国の認可が下りず保険が利きません」

 

乳房再建術の後、さらに自然な乳房になるように『脂肪注入』する人もいるという。再建で乳房が戻っても、シリコンの輪郭やしわができるのがシリコンの限界。そこで脂肪注入をすると、とても自然な乳房になるそうだ。ある女性は「乳がんになって、いいことがあってもいいですよね」と、インプラントを入れ豊胸したという。

 

費用は岩平先生のクリニックでは、エキスパンダー挿入術に36万7千円、シリコンインプラント入れ替え術が60万9千円。

 

「製品の優れたもの、新しいものを使用すればできあがりもいい。ただ残念ながら、製品の進化に行政の認可が追い付いていないのが現実です」

【関連記事】

がんになる前に乳房と卵巣を切除した女性が語る「リスク低減手術」とは?

きれいに治して再発させない「乳がん手術」の”神の手”名医6人
リアル梅ちゃん先生!「神の手を持つ女医」乳腺外科医編

この記事が気に入ったら
いいね!/ フォロ− しよう

WEB女性自身の最新の情報をお届けします。

【注目アイテム】
「メスを使わない美容整形」コルギのパワーを自宅で!!
ジェニファー・ロペス、カイリー・ミノーグが「約20歳年下彼氏」を手に入れたワケ!
45歳、奇跡の美乳・原志保さんのボディを作るヒミツのグッズ公開!!
着るだけで、エステの効果がインナーに!!
可愛い47歳! 元CA佐藤亮子さんの大人気トラベルブランド

コラム・連載

もっと見る

女性自身チャンネル

もっと見る

3分で種明かし!手の灰が移動する仰天ハロウィンマジック2017.10.31

「ハロウィンでどんな仮装をしてまわりのみんなを驚かせようか」と考えているあなた!マジックを使って、さらに驚かせてみてはいかが?当日までに仰天のハロウィンマジックを覚えて、ワンランク上の夜を楽しもう! ...


ランキング