「生活習慣でがんの遺伝子リスク減らせる」と医師

投稿日: 2013年07月04日 07:00 JST

アンジェリーナ・ジョリーが両乳房を切除し、話題となった遺伝子検査。今回彼女が受けたのは先天的なDNAの異変を調べる検査だった。日本ではなかなか受けられないのが実情というこの検査だが「日本でも数多くの遺伝子検査が行われている」と順天堂大学医学部教授の小林弘幸先生は言う。

 

「やはり血液検査が主流ですが、こちらは『後天的』なDNAの変異を調べるもの。DNAは『親から受け継いだ先天的なもの』なので、後天的といわれてもピンとこないかもしれませんが、がんは先天的な遺伝が原因とは限らず、むしろ加齢や生活習慣によってDNAが傷ついたことが原因という場合も多いのです」

 

日本の遺伝子検査は、遺伝子レベルの病変の早期発見が目的といえるそうだ。

 

「血液からDNAの配列の変異を探り、画像では見えない微細ながんも発見。脳腫瘍、乳がん、肺がん、胃がん、大腸がん、子宮がんなど、部位別の発症確率までわかります。とはいえ、検査結果に一喜一憂するだけなら検査の意味はない。もし『発症の確率が高い』と判明しても、その後いかに生活習慣を改善していくかで、その確率を下げることは可能です」

 

規則正しい生活に改善することで、傷ついたDNAを修復することもできるという。そこで重要なのが、バランスのよい食事、十分な睡眠、適度な運動。まず食物繊維に乳酸菌やビタミン、ミネラル、鉄分、タンパク質や糖分も、すべてバランスよく食べることが大切だという。

 

「睡眠不足が続くと免疫系をはじめとした多くのDNAに悪影響が出るという研究結果も出ています。1日6時間は熟睡すること。適度な運動は熟睡ホルモン『メラトニン』を生成させるので、ぐっすり眠れます。これはそのまま血流アップにつながる3原則。血流が上がる生活は、DNAを修復させる手段でもあるのです」

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