「風邪じゃないのに鼻水が…」は寒暖差アレルギーかも

投稿日: 2014年05月15日 15:00 JST

「風邪でもないのにくしゃみや鼻水が出る。花粉症シーズンも、もう終わったのに……。その症状、『寒暖差』アレルギーかもしれません」

 

そう話すのは、順天堂大学教授の小林弘幸先生。今回は、気温差と血流の変化、それに伴う不快な症状について、小林先生に解説してもらった。

 

「極端に暑くも寒くもないものの、寒暖差は激しいと、血管も膨張と収縮を繰り返し、やがて血流をコントロールする自律神経がその変化についていけず、バランスを乱してしまいます。医学的な正式名称は『血管運動性鼻炎』といいますが、急激な気温の変動によって鼻の粘膜の血管が広がり、粘膜がむくみ、鼻が詰まったり、サラサラの鼻水が出たりするのです」

 

さらに、自律神経の乱れから、疲労感やイライラなどの症状が起こることも。女性のほうが男性に比べ筋肉が少ないぶん、自分で熱を生み出す力が弱く、寒暖差アレルギーになりやすいともいわれているので、注意が必要だという。

 

「もうひとつ、気温差による不快な症状といえば、めまい。めまいには、自律神経が乱れることによる脳への血流不足のほか、『耳』から誘発されるケースも考えられます。そんなときは、両耳の穴に指を入れ、口を開閉してみましょう」

 

エレベーターやトンネル内で、耳が「キーン」とした際の対処法と同じだが、気温差によるめまいも緩和してくれるという。

 

「また、脳への血流を取り戻すという点では、『1対2の呼吸』(息を吸う長さの2倍の時間をかけて息を吐く)で、酸素の補給を。さらにあめ玉で糖分を補給しましょう。そして、寒暖差アレルギーにせよ、めまいにせよ、まずは一日を通して体温を一定に保つことが予防の一手です」

 

訳もなく、くしゃみやめまいが続いたら、気温差に体がついていけない証かも? 脱ぎ着のできる装いで、体温調節を心がけよう。

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