マイノリティ・レポート:ゲイ編㉔

投稿日: 2014年07月30日 00:00 JST

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(用語解説)
●Lesbian(レズビアン)―女性の同性愛者。
●Gay(ゲイ)―男性の同性愛者のことを特にゲイと呼ぶ。差別的な響きが含まれていたホモセクシャルに代わってアメリカの同性愛者が使い始めた言葉。
●Bisexual(バイセクシャル)―男性と女性のどちらも、恋愛や性愛の対象となる人。
●Transgender(トランスジェンダー)―身体の性別と心の性別が一致しない人をおもに指す。

【ゲイ→男性の同性愛者】
メディアを通じてみるオネエ・タレントと言われる人たちは、いつも賑やかで明るくて、なんだかとても楽しそう。
けれど、セクシュアリティを個性として発揮できる職業にないゲイは、見た目も話し方も、異性愛の男性とさほど変わりません。
そもそもゲイはみんなが女装するの? みんながオネエ言葉を話すの? 
なぜ男性が好きなの?
これら多くの『?』について、ざっくばらんに語ってもらいます。

【ゲイ編】

<参加者>
Aさん
40代前半 求職中 彼氏あり 
Bさん
30代半ば サラリーマン 彼氏なし 
Cさん
30代前半 プー太郎という名の専業主夫  彼氏あり


■心の支えは何ですか?
これのためになら頑張れる! それって何?

――前々回で、『ゲイは超刹那主義が多い』という意見が出ましたが。

「多い多い。だから浪費する人も多い。先を見据えている人はなかなかいないと思う。結婚して子供ができたらビジョンもできるだろうけど、ゲイはそういうのがないからね」

――できたとしても、彼氏ですものね。そこからメンバーが増えない。

「もし僕が何か間違って(笑)、女性と結婚して子供が産まれたとしたら、子供が大学卒業するとき、僕は定年間近。それまではきちんと『働かなきゃ!』という気持ちになるだろうけど、ゲイはそれがないからね。浪費して、年を取ったときに蓄えがない。そういう人が多いと思う。でも、老後にお金がないって大変なんだろうなと、最近、強く思うようになってきた」

「っていうか、『何か間違って女性と結婚して子供が産まれたとしたら』って、そんなの絶対ありえないでしょ。結婚はできても子供は女の人とエッチしないとできないんだよ。って、もう、何度も言っているけど(笑)。女の人とエッチできないでしょ、Bさん」

「だから、ありえない仮定の話。でも、現代医学の手を借りれば、子供がつくれないこともないからね!」

「まぁそうだけどね。でも、たしかに、年を取ってお金がないって大変だと思う。生活が」

――お金のない老人に孫は寄っていきませんものね。自分がそうだった(笑)。

「老後に向かって少しずつ貯蓄を始めているよ」

「でもさ、お金は運用して増やす考え方もあるわけで」

「そういう方法もあるけれど、それも基礎となるお金が必要になるわけで、それを両立できればいいと思うんだけど、運用することに自分はセンスがないから」

「銀行の金利とかも今はね……」

「ありえない額だしね。老後や貯蓄に関して、ゲイは考えている人はめちゃくちゃ考えているけど、全く考えてない刹那的な人も多いということで」

■ゲイの生きがい
不惑にもなれば、自分だけのために生きることに飽きる

――素朴な疑問なのですが、ゲイの生きがいって何?

「人によって違うと思うけど」

「物を買うとか旅行に行くとかじゃないかなぁ」

「そういうのではなくて、言いたいのは『子供がいたら頑張れるとか』そういうことでしょ?」

――そうそう。

「それはたしかに……」

「全部、自分のご褒美に向いてくるよね」

「ゲイは自分以外の『人のため』にという機会は多くないよね。ノンケと比べると」

「もし誰かと付き合っていたら、記念日的みたいなときに何かをあげるとかはあるけど、短期的目線の目標しかないよね。今月は忙しいけど、来月は旅行へ行くからそれまで頑張ろうとか」

「そういうの、いいよね。僕は会社員時代、毎日がつらくて、そんなことを考える余裕もなかったよ。激務すぎて」

「それは切迫しているよね」

「よかった、辞めて(笑)。 出世もできないってわかったし」

――今は無職生活を楽しんでいる(笑)。

「ふふふふ。とうとう私もバイトを始めたのです。ですからもう無職ではありません。フリーアルバイターです(笑)」

「お、そうなんだね! ま、でも、会社の制度って残酷だもんね。独身者なんてリストラの対象にされちゃうしさ」

「なんか、リーマン事情怖い。僕には無理だ」

「日本の会社制度って、本当、よくないと思うんだよね」

――Cさんは健康体でまだ30代半ばですよね。働く予定はないの? 加齢すればするほど働く条件は厳しくなるので、今のうちに、少しずつ貯めようとかの予定はないのかしら。 彼氏が病気とか怪我をしたら支えるのはCさんだと思うんだけど、って、大きなお世話ですが(笑)。

「うーん、だからバイトを始めようと思っているんだけど、なかなか勇気がなくて。もともと社交的ではないし」

「特に家で何もしていないなら何か始めたほうがいいんじゃない? ぬくぬくしているのもいいけれど、長く働いていないと労働意欲さえ削がれて、誰かに頼っちゃう生き方になるよ」

「オヤジを見つけて養ってもらうという生き方もあるけど、一生ヒモ体質になったらいろいろと大変だよね」

「自分でお金を稼いで欲しいものは遠慮せずに買えるようになりたいとは思ってる……」

「頑張って。彼氏もCさんが働き始めたら、少しは肩の荷がおりるかもよ。『仕事してよ』とはたぶん言えないんだよ。性格を知っているから」

「頑張ってみる」

「2人でよりよい老後を迎えるためにも頑張ってね。って、僕も頑張らないといけないけど。それより無職生活が長すぎたから、ひさしぶりに働いたら疲れちゃった。サラリーマン時代、よく、あんな激務に耐えられていたなと思ってしまった」

――で、ゲイの生きがいって何ですか?

「わかりません。おそらく生きがいを持たない性が、ゲイです」

「それって悲しくない? 僕は旅行かな」

「生きがい……。できたら働かず一生暮らしたい」

「何それ(笑)」

――では、老後に向けてひとことお願いします。

「貯金するぞ!」

「え(笑)。働きたくないって言っていたのに」

「僕は老後なんて考えたくない。考えないようにしてるし、現実逃避してる」

「ゲイって貯金の話はするけど、未来の話はあまりしないよね。生活感のある話をする人も少ないし。夢の話はするけど。僕は老後を見据えて頑張って貯金します!」

*************

司会/日和サクラ

ライター。宮城県石巻市出身。田舎者の好奇心から19歳で新宿二丁目を初経験。ゲイフレンドリーなタイにも在住経験あり。現在は、新宿二丁目在住。日課は界隈の野良猫パトロール。

 

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