マイノリティ・レポート:ゲイ編⑦

投稿日: 2014年01月22日 00:00 JST

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(用語解説)
●Lesbian(レズビアン)―女性の同性愛者。
●Gay(ゲイ)―男性の同性愛者のことを特にゲイと呼ぶ。差別的な響きが含まれていたホモセクシャルに代わってアメリカの同性愛者が使い始めた言葉。
●Bisexual(バイセクシャル)―男性と女性のどちらも、恋愛や性愛の対象となる人。
●Transgender(トランスジェンダー)―身体の性別と心の性別が一致しない人をおもに指す。

【ゲイ→男性の同性愛者】
メディアを通じてみるオネエ・タレントと言われる人たちは、いつも賑やかで明るくて、なんだかとても楽しそう。
けれど、セクシュアリティを個性として発揮できる職業にないゲイは、見た目も話し方も、異性愛の男性とさほど変わりません。
そもそもゲイはみんなが女装するの? みんながオネエ言葉を話すの? 
なぜ男性が好きなの?
これら多くの『?』について、ざっくばらんに語ってもらいます。

【ゲイ編】
<参加者>
Aさん 40代前半 サラリーマン 彼氏あり 
Bさん 30代半ば サラリーマン 彼氏なし 
Cさん 30代前半 フリーターからプーへ  彼氏あり 

■ゲイの年末年始の過ごし方
実家派? 海外旅行派?

――2014年が始まりました。13年の日本のLGBTニュースといえば、3月に東京ディズニーリゾートで同性結婚式を挙げたレズビアンカップルや、年末には、性同一性障害で性別変更した男性が、長い闘いを経て、戸籍上の父親になることができるというニュースがありました。

一同「あぁ、あったねぇ」

「どこかのゲイカップルも同性婚を都内の有名ホテルで行ったというのも聞いたしね。ゲイだとあまり騒がれないね。レズビアンはゲイと比較して顕在化していないし、式をあげた場所もあって、かなりニュースになっていたね」

――皆さんの13年は?

一同「いつもと変わらない1年でした」

――年末年始は帰省する人も多いですが、皆さんはどう過ごされましたか?

「海外旅行へ行っていました。行き先はタイ」

「僕もタイ」

「彼氏とタイへ行っていました」

――実は私もタイへ行っていました。ゲイを始め、セクマイフレンドリーのタイは、LGBTに人気ですよね。Cさんカップルと、ニューハーフだけが集まるゴーゴーバーへ元旦に行きましたよね(笑)。

「そうそう、元旦から(笑)。階段をあがったら、きれカワなニューハーフが日本人男性といい感じになっていて……。『本当はニューハーフでしょ?』って、男性がカマ掛けながらも、半分は信じたくないって感じで、いい雰囲気になっていました」

「そして、いざ、そういう時になると、竿がついていてびっくりするパターン(笑)」

「ニューハーフはすごくきれいだけど、キレると男より怖いからね」

「でも、彼氏が言うには、ゴーゴーバーにいるニューハーフは、バレないために、あそこにKYジェルを塗っていたりして、バレない仕込みはばっちりしているんだそうです。真偽のほどはさだかではないけれど」

「へぇーっ!」

「で、お客さんのほとんどは、“おっぱいあり+竿付き”が好きな人なんだそうです」

「人のことは言えないけど、性って奥が深い(笑)」

――LGBTに、タイが人気がある理由はどういうところにあると思いますか?

「街中に隠すことなくそういう人たちがいっぱいいて、開放感がある。あとはお国柄。おおらかな感じ」

「ゲイにとっては、ゲイスポットもたくさんあるしね。マッサージにディスコに、発展場<仲が発展する施設や場所>とか(笑)。どこも、日本より安いし。あとは物価が安くて過ごしやすい」

「僕は彼氏がパタヤ<バンコクから近いリゾート地>が大好きで、タイへ行くと必ず連れていかれます。シーフードがおいしい。あたることもあるので、様子を見ながら食べますけど。いかがわしい施設もたくさんあって、そういうことを求めている人には、パタヤは楽園なんだなと思います」

――タイ料理が好きであれば、物価が安いので過ごしやすい国ですよね。ノンケ女性の意見としては、マッサージやスパ、一軒家スパでも安価でお得感があります。それに、Hなスポットから、夜景がきれいなロマンチックスポットも揃っていて、行き先に迷うという贅沢な悩みにぶつかります。何をするにしても選択肢が多い。そしていずれもが日本より安く済む。勝手が違うので、イラっとすることも多いですが。それはタイに限らず、どこの外国もそうだと思いますが。

「現地の人の、聞き返す時の『ハァッ?』って言うのは未だに慣れない。イラッとする」

「そうそう。たしかに」


■カミングアウトとゲイリブと同性婚
前回から続いていたLGBTにとっての重要事項

――では、皆さん、実家に帰省しなかったのですね?

「そういうことになるね」

「僕はもともと実家住まいだから、家族とは過ごさなかったということになるのかな」

「本当は帰省予定だったけど、彼氏にタイへ拉致られたので(笑)」

――LGBTにとって、年末年始など、家族親戚一同が集まる時期は、いろいろと大変な時期だと思いますが。

「もう、そういうイベント時に帰らなくなって何年が経っただろう? 時期をはずして帰省しても2泊ぐらいで戻ってくるしね。結婚についての話になるし、いやがうえでも自分のセクシュアリティについて向き合わざるを得ないから、自然と足が遠のいちゃう」

「そういうゲイってすごく多いと思う。僕は家族とも仲がよいので、そういうイベント時は特に苦手ではないかな。『結婚はいつ?』という攻撃に関しては今後、激化してくると思うので、少し気が重いけど」

「僕は両親にはカミングアウト済みなので憂鬱に感じたりすることはないかな。ただ、親戚から『結婚は?』と言われたことは僕自身はないけど、親は、言われていると思うので、その部分は気を使わせていることになるから、悪いなとは思ってる」

――LGBTでも、家族や親と仲がよい人とそうでない人といろいろいますよね。で、前回は、同性婚の話で終わりました。カミングアウトの話題からの同性婚の話題です。

「ゲイリブ(解放運動)、カミングアウトも同様、同性婚もしたい人が頑張ればなって思う部分があったり。自分は絶対に同性婚はしないし、カミングアウトをするつもりもない。ゲイリブにも参加しないだろうし」

――固い決心ですね。

「現状のままで、何も不自由はないからね」

――前回も話に出た、ここ数十年で顕在化してきたLGBTの『老後の生き方』のよきモデルがあまりいませんよね。カミングアウトも同性婚も、現在のLGBTが行動を起こすことによって、今後のLGBTに道すじをつくれるかと思うのですが。野茂元投手が初めてアメリカへ渡って、日本人プレーヤーが後に続いたように。って、野球うんちく(笑)。

「んー。カミングアウトと同性婚&事実婚って別々に考えたいんだけど、そこに立ちはだかる壁は大きく、結局、カミングアウトにぶつかる。でも、カミングアウトしたとして、そのリスクを追いきれるかなと思う部分もある」

――ただ、同性婚をすることによって、養子を持つことができたりするわけです。

「僕は子供を養子にもらえるのであれば、同性婚はいい制度だなって思う」

「いちおう先進国の流れは同性婚が認められるような流れがあるからね」

「日本は道徳観念的なところで問題が起こりそう。少子化、出生率の低下が叫ばれている日本で、同性婚は敵だよね」

「出生率を考えると敵だよね。独身男と独身女も」

――素朴な疑問なのですが、同性婚によって、出生率は本当に低下するのでしょうか? レズビアンもゲイもFTM、MTFもバイセクシャル……も、子供が欲しい人は子供をつくると思いますし。欲しくないならつくらない。これは異性愛のカップルにも当てはまります。代理母とか精子提供で、子供をつくることは出来ます。ま、倫理上、これはこれでいろいろな指摘をされそうですが。LGBTで結婚歴があり子供がいる人もたくさんいますしね。時代や家の事情でそうせざると得ない部分もあったと思いますが、『異性とのセックスは100%無理』という人もいるけど、そうでない人もいるわけで。

「なんか話が難しすぎて何を言っているのかわかりません!」

――あはは(笑)。自分も途中から何を言っているのか分からなくなってきました。では、次回からは同性婚について深く話しあっていきましょう!

**********************

日和サクラ

ライター。宮城県石巻市出身。田舎者の好奇心から、19歳で初・新宿二丁目。それから長いきあいになり、現在、新宿二丁目在住。性的マイノリティにフレンドリーなタイにも約5年在住。

 

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