マイノリティ・レポート:ゲイ編⑮

投稿日: 2014年04月16日 00:00 JST

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(用語解説)
●Lesbian(レズビアン)―女性の同性愛者。
●Gay(ゲイ)―男性の同性愛者のことを特にゲイと呼ぶ。差別的な響きが含まれていたホモセクシャルに代わってアメリカの同性愛者が使い始めた言葉。
●Bisexual(バイセクシャル)―男性と女性のどちらも、恋愛や性愛の対象となる人。
●Transgender(トランスジェンダー)―身体の性別と心の性別が一致しない人をおもに指す。

【ゲイ→男性の同性愛者】
メディアを通じてみるオネエ・タレントと言われる人たちは、いつも賑やかで明るくて、なんだかとても楽しそう。
けれど、セクシュアリティを個性として発揮できる職業にないゲイは、見た目も話し方も、異性愛の男性とさほど変わりません。
そもそもゲイはみんなが女装するの? みんながオネエ言葉を話すの? 
なぜ男性が好きなの?
これら多くの『?』について、ざっくばらんに語ってもらいます。

【ゲイ編】
<参加者>
Aさん
40代前半 サラリーマンから転職中 彼氏あり 
Bさん
30代半ば サラリーマン 彼氏なし 
Cさん
30代前半 フリーターからプーへ  彼氏あり



■ゲイが真面目に考える出生率と少子化
『産めない性』『同性愛者』。けれど無関係ではない“出生率”と“少子化”

――前回は、日本の『出生率の低下』、『進行する少子化にともなう人口減少』についてふれました。人口減少を止めるには、移民と貧富が関係しているということだったのですが……。

「そうそう。先進国であるアメリカは、日本みたいな人口分布になっていない。平行線になっている。それは、移民だと思うんだよね」

「移民と、僕が思ったのは貧富も関係するのかなと」

――貧富が人口の増減に関係するというのは具体的にどういうことなのでしょう?

「どんどん豊かになって自分の生活を充実させる文化が先進国なんだけど、その中でも貧しい層というのは、出生率が高いと思うんだよね。それと、後進国になればなるほど、結婚して出産するのが当然という風潮がある。先進国も後進国も、より貧しい層のほうが子づくりを頑張る」

――『田舎の子だくさん』とは、よく言うけど。
「そうそう、まさにそれ」

――移民が人口の増減に関係するのは?

「移民が四六時中移動することによって、人口に増減が出ない。テレビでやっていたんだけど、中国は一人っ子政策で、若い世代がすごく少なくて特徴的なピラミッドになっている」

「中国は、一人っ子政策の世代が、国を仕切るようになるとどうなるのかが気になるよね」

「テレビで言っていたのは、インドが理想的なピラミッド型なんだって。経済成長と出生率がいい感じに比例している。やはり、経済成長がないと出生率ってあがらないから、今後の日本の人口は、ますます先細りしていくと」

「先細りしていくってことは、労働力がなくなっていくことだからね。経済成長は見込めないよね。マーケットも縮小していくし。移民を受け入れないと」

「そうそう。そうしないとね」

――移民の受け入れを現実的に考えたときに、島国の日本は、文化や宗教、人種の多様性というのが受け入れられるかどうか。共通語としての英語も定着していないですよね。

「なかなか日本人は外国人を受け入れないからね。インドネシアから看護師も日本にたくさんやって来ているようだけど、受け入れ側の日本が、外国人を働かせる体制が整っていなかったりして、帰国する人もかなり多いと聞くよ。あと、外国人にとって日本語の壁にぶつかるみたいだし」

――移民の受け入れは最近、新聞やテレビでも耳にしますよね。今後、どうなっていくんでしょうかね。そういえば、少子化担当大臣って、実際、何をしているんでしょう?

「あ、小渕さんね。たしかに何してるんだろうね」

■ゲイと老後
誰もが気になる自分の老後

――ではここから、いよいよ『老後』についてふれていきます。みなさんの『老後』は?

「真っ暗だよ、真っ暗(笑)」

「一番、不安だよね。今、一番困っている問題」

「老後どころか、僕なんて仕事を辞めて、明日の生活も分からない(笑)」

――私も自分の老後が不安です(笑)。

「家を買うかどうか、すごく迷っているよね」

「家かぁ~。それは悩むね」

――終の棲家ですね。

「それによって、貯金の額が全く変わってくる。ある一定の年齢になったら、老人施設に入るためのお金を貯めていたほうがいいという気もするし、家を買ったほうがいいという気もするし。持ち家は無理だから、マンションを賃貸にするか買ってしまうかとか」

「どっちもメリットデメリットがあるからね」

「みんな65歳や70歳頃までローンを組んでいるから、それは驚くよね」

「借りられる時に借金しておいたほうがいいよ(笑)」

――Cさんは、彼氏と老後の話はしますか?

「東京にこのままずっといるなら賃貸でいいかなと。下手にマンションを買って、隣に変な住人とかいたら困るし」

「そういう時は隣を追い出す(笑)。引っ越しおばさんとか、追い出せばいいだけ。負けちゃいけない!」

「東京にいるかどうかも分からないけど、都会は便利だから東京にいるかも」

――彼氏とは老後について具体的な話は出ているの?

「あまり具体的には話してない。そろそろ引っ越したいねとか、そういうことは話すけど。付き合いも長くなって別れることはないと思うけど、ゲイカップルって子供ができるわけでもないから、刺激が欲しくなる。ペットを飼うしかないかな……」

「ところで姐さんは老後どうするの?」

――私はいつかは実家へ帰ろうかなと。終わりは実家で迎えたいです(笑)。親も家を譲ってくれるようなので、そういう安心感もあって、今、けっこう、悠長に構えています。戻る家がないと、このまま住居費を稼がないといけないから大変。

「実家に帰るの!? 私たちオカマを置いて行くのね!」

――置いていきます(笑)。今、住んでいる近辺にマンションを買って住み続けるとなったら、相当、仕事を頑張らないといけないし、今後、結婚・出産したとしても、東京にずっと住み続けている自分というのが想像できないんですよね。外国へ行く可能性もなきにしもあらず。

「僕は実家に帰りたくない。想像もつかない。かといって、このまま東京にずっといるのか自分でもわからない」

■持ち家VSマンション
老後の住み家はどっちがいい?

――親の暮らしを見ていても、所得は多くないはずなのに、旅行に行ったり、おいしいものを食べたりして、それなりに生活を楽しんでいる。持ち家があれば、どうにかなるだろうという良きモデルが、私の場合、既にあるので。

「それは持ち家があるという大前提だよね。自分の場合は、実家はマンションだから、築年数がかなり経っているわけで。あと、2、30年も経つと、建て替えが起きてくるから、費用がかかる。となると、もう、今のマンションはいらないよなということになると思う」

「いいところでそのマンションを売ったほうがいいね。オリンピックがピークだと思う、東京の不動産は」

「おそらく僕らカップルは、ずっと賃貸に住み続けると思う。気分で気軽に引っ越しもできるし」

「Bさんは、親と今後も暮らしていくとなったら、新しくマンションを買うとき、親に資金援助してもらえる可能性があるんじゃない?」

「そうなんだけどね。だからそうなったときに、いくら援助してもらえるかにもよるけど、親と同居を前提に購入しても、自分だけの生活になったときに、広いマンションはいらなくなるから、いろいろな面で悩ましい。子供ができる可能性はゲイだからないし」

「なんだか、老後の話って暗くなる一方だね……(笑)」


***************

司会/日和サクラ

ライター。宮城県石巻市出身。田舎者の好奇心から19歳で新宿二丁目を初経験。ゲイフレンドリーなタイにも在住経験あり。現在は、うけを狙って新宿二丁目在住。

 

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