マイノリティ・レポート:ゲイ編⑱

投稿日: 2014年05月28日 00:00 JST

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(用語解説)
●Lesbian(レズビアン)―女性の同性愛者。
●Gay(ゲイ)―男性の同性愛者のことを特にゲイと呼ぶ。差別的な響きが含まれていたホモセクシャルに代わってアメリカの同性愛者が使い始めた言葉。
●Bisexual(バイセクシャル)―男性と女性のどちらも、恋愛や性愛の対象となる人。
●Transgender(トランスジェンダー)―身体の性別と心の性別が一致しない人をおもに指す。

【ゲイ→男性の同性愛者】
メディアを通じてみるオネエ・タレントと言われる人たちは、いつも賑やかで明るくて、なんだかとても楽しそう。
けれど、セクシュアリティを個性として発揮できる職業にないゲイは、見た目も話し方も、異性愛の男性とさほど変わりません。
そもそもゲイはみんなが女装するの? みんながオネエ言葉を話すの? 
なぜ男性が好きなの?
これら多くの『?』について、ざっくばらんに語ってもらいます。

【ゲイ編】

<参加者>
Aさん
40代前半 サラリーマンから転職中 彼氏あり 
Bさん
30代半ば サラリーマン 彼氏なし 
Cさん
30代前半 フリーターからプーへ  彼氏あり

■続・『老後』。の前に、『偽装結婚』について
LGBTと独身者に明るい未来はない!?

――ご無沙汰しておりました。気がつけば5月も下旬です。お元気でしたか?

「普通に元気です」

「僕も」

――前回からかなり間が空いてしまいましたが、『老後』について話していたわけです。

「そうだったよね。マンションで腐乱死体で見つかるよりも畑の土の上で死にたいとか言った気がするよ(笑)」

「そうそう(笑)」

「で、女性と結婚して子供をもうけて、奥さんが亡くなったのを機に、タイでゲイとしての生活を楽しんでいる老男性がいるとかいう話題が出たよね」

――そうそう、そうです。

「じっさいに、今の50代とか60代、それより上の同性愛者って、親から言われたり、家の都合や世間体で、仕方がなしに結婚した人って多いんだろうね。今ももちろんそういう人っているんだろうけど」

「そういう人たちって、ゲイだったら例えば週末とかに、発展場とかに行って、ゲイとしての生活を楽しんでいるのかな。どこで発散させているんだろう?」

「そもそも偽装結婚という発想すらない僕にとっては理解不能だよね。それにつきあわされる異性愛者が気の毒に感じる」

「秘密を墓場まで持っていって波風立たずに済まされるならいいけど、バレる人もいるみたいだし」

――レズビアンの人に聞いた話だけど、結婚・出産した女性が、結局は夫と離婚して、その後、女性と交際・同棲しているという人がいるそうです。

「それだって、結局は男性側に、レズビアンという事実を隠しているわけだし」

「結婚して、はっきりと女性が好きと自覚したケースかもしれないよ」

「あ、そうか」

――その女性は、夫が育児に協力しない、家庭にも何にも関心がないから離婚したということらしいです……。

「決めつけてはいけないと思うけど、男性に愛情を持てないというのが夫に伝播して、夫もそれなりの態度しか取れなかったという見方もできるよね。詳しいことを知らないからなんとも言えないんだけど」

「でも、それってあると思う」

――あとは、ゲイなんだけど女性と結婚して、結婚後、3回のみのセックスで、3人の子供に恵まれたけども、定年も近づいたころに、奥さんと子供にゲイだとバレた男性がいます。

一同「えーーーーーーーーーーーーーっ!」

「その後どうなったの?」

――かなり揉めたみたいだけど、子供たちのほうが案外冷静に受け止めた雰囲気は感じられたかなぁ。奥さんのほうが裏切られた感はあったみたい。そもそもバレたのも、その男性がゲイであることを隠せなくなったというか、隠すのを止める行動に出たみたいで。

「男を家に呼んだとか?」

―― なんかそんな感じで。人として親としては最高だったと奥さんが言っていたのを人づてには聞いたけど。でも、夫婦生活は、子づくりの3回だけのセックスだっ たそう。いい人だったから長く夫婦関係を続けられたみたい。ま、結婚して家庭をつくって体面を守ることができた男性にとってはあまりダメージはないだろう けど、それに付き合わされた側の奥さんが気の毒すぎる。

「時代背景もあったんだろうけど、複雑な心境になるのは事実だよね」

「たしかに田舎のほうでいい年になった男性が独身というのは目立つし、親からの圧力もあって、仕方なしに……というゲイは多いのかもね」

「今の50代以上のゲイって、独身でいると肩身が狭いだろうしね。家族からの『いい加減に結婚しろ』みたいな圧力をかわしながら独身を貫くほうが大変だった時代かもしれない。今、なんていい時代になったんだ(笑)」

――でも、Bさんは会社の飲み会とかで『彼女は?』とか『結婚はしないの?』とか言われ続けているでしょ?

「最近、言われる頻度が多くて、憂鬱だよ。独身女性を紹介されたりするし。もう、どうしていいのか困っちゃうよね。親より会社のほうが面倒くさい」

「それは親がもう気づいているからだよ(笑)」

「プータローの僕は会社勤めしていないから気楽。親にもカミングアウトはしているし。でも、今後、バイトとか始めたら、僕も『彼女いないの?』『結婚しないの?』って聞かれるのかな」

「『彼氏ならいます!』って言っちゃえばいいんだよ!!」

――妙齢の女性に『彼氏いないの?』『結婚しないの?』と聞いてくる人はあまりいないけど、男性だと聞かれることが多いのはなぜなのかしら?

「妙齢女性には気軽に聞けないよね。漂うものが重すぎる(笑)」

「ゲイも行き遅れ感のある独身女性も老後の悩みって同じだよね。保険とか入ってるの? 独身代表でねーさんお答えください」

■ゲイと独女と保険と老後
一生の1人の場合、どうしますか……。

――生命保険のことだよね!? 入っておりません! 掛け捨てのやつだけです。来年から入りたいと思います!

「僕はいろいろとパンフレットを集めているよ。早くしないと」

――はい。わかっております。実家に帰ればどうにかなると考えている私は甘いですか?

「生活できるだけの貯蓄とかあればいいんでないの? でも、このまま独身を通して最終的にボケちゃったらどうするの? 兄弟に迷惑掛けちゃうよ」

――独身を通しているわけではなく、悲しいけれど結果として独身なだけです(笑)。だからこの先、結婚する可能性もあります!

「そうなることを祈るよ。夫婦になりたくてもゲイはなれないんだから、その権利は利用しないと。女性は出産もできる性なんだし。ついてるものは利用しないともったいないよ。もらえるものはもらっておこう的な発想で」

「自然の摂理には逆らわないほうがいい(笑)。というか、ついてるものを僕たちは利用はしているけど、生産につながらない利用の仕方をしている」

「まさしくその通りで」

「僕も子供が産めるなら彼氏との子供が欲しい!」

――『老後』について話そうとすると話がそれますね。次回こそは『老後』について深く話していきたいと思います。

「もうだいぶつっこんで話しているつもりなんだけど」

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司会/日和サクラ

ライター。宮城県石巻市出身。田舎者の好奇心から19歳で新宿二丁目を初経験。ゲイフレンドリーなタイにも在住経験あり。現在は、新宿二丁目在住。日課は、界隈の野良猫パトロール。

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