マイノリティ・レポート:ゲイ編⑲

投稿日: 2014年05月30日 00:00 JST

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(用語解説)
●Lesbian(レズビアン)―女性の同性愛者。
●Gay(ゲイ)―男性の同性愛者のことを特にゲイと呼ぶ。差別的な響きが含まれていたホモセクシャルに代わってアメリカの同性愛者が使い始めた言葉。
●Bisexual(バイセクシャル)―男性と女性のどちらも、恋愛や性愛の対象となる人。
●Transgender(トランスジェンダー)―身体の性別と心の性別が一致しない人をおもに指す。

【ゲイ→男性の同性愛者】
メディアを通じてみるオネエ・タレントと言われる人たちは、いつも賑やかで明るくて、なんだかとても楽しそう。
けれど、セクシュアリティを個性として発揮できる職業にないゲイは、見た目も話し方も、異性愛の男性とさほど変わりません。
そもそもゲイはみんなが女装するの? みんながオネエ言葉を話すの? 
なぜ男性が好きなの?
これら多くの『?』について、ざっくばらんに語ってもらいます。

【ゲイ編】

<参加者>
Aさん
40代前半 サラリーマンから転職中 彼氏あり 
Bさん
30代半ば サラリーマン 彼氏なし 
Cさん
30代前半 フリーターからプーへ  彼氏あり



■(番外編)もし子供がLGBTだったら
人口の5.2%がLGBTということは、自分の子供にいても不思議はない

――前回の流れをぶったぎって『子供』について話したくなりました。皆さんにとって『子供』とは何?

「何? って、自分も親から見たら子供だけど、自分は子供をつくれない。でも、子供ってかわいいよねぇとは思うよ」

「小さいうちはかわいいよね。ゲイにとって『子供』は縁がないからね。ゲイの子供に対する性犯罪が起きるのも、子供を性の対象としてしか見ないから起きると思うし。親として育てていく日常があったら、そんな気も起きないと思うんだよね」

「でも実子に性的虐待する親もいるよ」

「あ、そっか。でも、自分が親として子供を育てる立場になったら、子供を『性』の対象にする人って少なくなると思うんだけどなぁ」

――小児性愛となるとまた話がそれていくので、話の筋を戻しましょう。多分……だけど、LGBTについての知識がない男女が親になって、子供がLGBTとわかった時に、真っ先に、『自分の何がいけなくて、LGBTで生まれてきてしまったんだろう』ということだと思うんですよね。

「うん、そう。僕がもし親にカミングアウトしたら、それを絶対、言うと思う」

「親は自分たちに問題があると思うだろうね。そのあたりは、解明されていないでしょ? 遺伝子説や環境説と。僕自身も、なぜ、男が好きなのかわからないし」

――Cさんは3人の中で唯一、両親へカミングアウトしているけども、両親から何か言われたことはある? 『ごめんなさい』みたいな。

「面と向かって言われたことはないけど、僕の知らないところで言っている可能性はあるかも」

――LGBTの人たちに聞きます。親にはどうあってもらいたいですか? 

「いや、別に普通に接してもらっていればいいかな。ただ、自分が10代の時に、なぜ男が好きなのかを知るために本を読んだりしたから、両親もそういう本を読んだりするんじゃないかな」

「子供のセクシュアリティについて悩んでほしくはないけど、そうは言っても、親だったら悩むよね」

「いつも通りに接していてもらえれば。でも、もし、出産した子供がゲイだったらどうする?」

■さて、どうする?
20人いれば1人はLGBT

――産んだ子供がゲイだったら? うーん、それはねぇ、うーん……。

「ショックでしょ?」

――言葉は悪いかもしれないけど、しょうがないよねと思うかなぁ。だって、そう生まれてきたんだから、現実を受け入れるしかないよね。

「日本人の5.2%がLGBTなら、産まれてくる可能性はあるよね。意地悪な言い方だけど」

――なんだかんだで自分はゲイの人とは縁があるので、自分の子供がゲイでも、ま、そういう縁なんだと苦笑いするかなぁ。自分ならありえそう、とか。5.2%という数が出ているから、他人事ではないよねぇ。本音としては異性愛者で生まれてきてほしいけど、本人が一番悩むだろうから、そこは一緒にケアしていきたいかなぁ。きれいごとみたいだけど。人としてちゃんと生きていってくれれば。でも、何の知識もない親よりは、冷静に現実を受け入れるとは思う。

「それは免疫ができているからだよね。そうでない親だったらやっぱりショックだよね。たとえば、全然、そういう知識がない旦那さんが、自分の子供がLGBTだと思ったら、卒倒すると思うんだよね。もしくは怒り狂うか」

「『お前のせいだ!』とか、奥さんに言っちゃって?」

「それもあるし、子供自身に『そんな風になりやがって!』とか『気の迷いだから正気に戻れ』とか、訳のわからないことを」

「どちらもあるかもしれないね。でも、そうなった当人が一番なぜそう生まれてきたのかがわからないということを、理解してほしい。本人が一番悩んでいる」

「いっそのこと、はっきりと理由がわかると、親も家族もすっとするかもしれないよね。前もそういう話が出たけども、個人的には、LGBTは環境によってつくられていくと思うんだよね」

「あ、そう? 僕はもう、生まれたときから既に持っているものだと思うほう。DNAレベルで」

「ということは、そういう遺伝子を親が持っているということ?」

「そうそう」

――前もその話は出たけども、あとは、遺伝子がある一定の確率で、変異してしまうとか。

「『変異』って言葉がね、なんか耳障りが悪いよね。なんか変人、みたいな」

「遺伝子の不規則変化とか? そんな感じ?」

「人間の歴史でそういう歴史ってあるから、ある確率でどうしてもLGBTは産まれてきてしまうんだよ」

「でもさ、確率論でいえば、今現在、日本に5.2%もいるというのは、昔と比較して増えすぎだと思わない?」

「でも、隠れゲイとかもいただろうし。隠れレズとか。昔から今と同じくらいかはわからないけど、ある一定数でいたと思う」

「あとはね、思うに遺伝子異常だよ。それこそ環境ホルモンだよ。ダイオキシンとか。もともとそういう確率は、数の抑制に絡んでいるんだよ。そのままだと爆発的に人口が増えていくから、コントロールされている。種を残すためにバランスを取っている」

――ん? なんか話がそれできたけども、でも、そのバランスって誰が取っているの? 神様?(笑)

「そうなんだよね。誰がバランスとっているんだろうね。だから、神様ってことであっているんだよ(笑)。神の仕業ってこと。それが生命の神秘、不思議なところ、と、自分では思っている。ただそれをまた、破壊しているから、環境ホルモンとかが。だからそのうち地球上に人はいなくなるんだよ」

「なんかまた、飲み屋の延長みたいな会話になってきたな(笑)。でも、ありえそうな話でもある」

「そうかぁ、となるといつかは人類滅亡がやってくるのかぁ」

――話を戻して。では皆さん、子供がLGBTで動揺する親がいたら何と言ってあげたい?

「『もっとテンパって!』」

「何それーーーーーーーーっ!(笑)」

「冗談。一定の確率で生まれてくるんだし、子供本人が一番悩んでいるんだから、子供を責めたりしないで味方になってあげてほしい。孤独感はとりのぞいてあげてほしい」

「異性愛者の子供と同じように普通に接して、本人の不安なんかに寄り添ってあげていってということかな」

「いつも強く構えて頼れる親でいてほしいということかな。自分の父親は内心ショックを受けていたかもしれないけど、けっこう理解者だったから、それが意外だったんだよね。親って結局は自分の子だから受け入れてくれると思うし、そうあってほしい」

*********************

司会/日和サクラ

ライター。宮城県石巻市出身。田舎者の好奇心から19歳で新宿二丁目を初経験。ゲイフレンドリーなタイにも在住経験あり。現在は、新宿二丁目在住。日課は界隈の野良猫パトロール。


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