マイノリティ・レポート:ゲイ編㉑

投稿日: 2014年07月01日 00:00 JST

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(用語解説)
●Lesbian(レズビアン)―女性の同性愛者。
●Gay(ゲイ)―男性の同性愛者のことを特にゲイと呼ぶ。差別的な響きが含まれていたホモセクシャルに代わってアメリカの同性愛者が使い始めた言葉。
●Bisexual(バイセクシャル)―男性と女性のどちらも、恋愛や性愛の対象となる人。
●Transgender(トランスジェンダー)―身体の性別と心の性別が一致しない人をおもに指す。

【ゲイ→男性の同性愛者】
メディアを通じてみるオネエ・タレントと言われる人たちは、いつも賑やかで明るくて、なんだかとても楽しそう。
けれど、セクシュアリティを個性として発揮できる職業にないゲイは、見た目も話し方も、異性愛の男性とさほど変わりません。
そもそもゲイはみんなが女装するの? みんながオネエ言葉を話すの? 
なぜ男性が好きなの?
これら多くの『?』について、ざっくばらんに語ってもらいます。

【ゲイ編】

<参加者>
Aさん
40代前半 求職中 彼氏あり 
Bさん
30代半ば サラリーマン 彼氏なし 
Cさん
30代前半 プー太郎という名の専業主夫  彼氏あり



■ゲイリブ(解放運動)に対する考え
マイノリティの中にもいろいろな考えがあります

――ところで今さらなのですが、ゴールデンウイーク中に、東京レインボーウイークの取材をしていました。そこで、代表の杉山文野さん(トランスジェンダー)にお話を聞く機会がありました。ゲイリブ(解放運動)を苦手とする当事者について感想を聞いてきました。

「ゲイリブというか、ま、ここにいる僕らは、積極的に活動する派ではないよね。特に僕はそういったことにまったく興味がない」

「僕はやりたい人がやればいいと思っている。行動自体は否定しないし肯定派だよ」

「自分は参加できないけど、そういう活動はいいことだと思う」

――ま、3人が、ゲイリブに後ろ向きなこともあって、敢えてそれについて聞いてきたのですが、「セクシュアリティは目に見えないので、何もアクションを起こさないと『見えない=存在しない』ままになってしまう。ならば、顔と名前が出せる人からアクションを起こしていったほうがいいと思っている」ということを杉山さんがおっしゃっていました。

「たしかにそうだね。僕は自分がゲイであることは一生親にも誰にも言うつもりがないから、ほかのLGBTに対して言葉は悪いけど興味がないんだと思う。これからのLGBTのためにというところまで考えが及ばない。だから、今後のことを見据えて行動している人たちは、日本のLGBTのパイオニアだよね。そういった人たちのおかげで日本のLGBT事情もどんどん変化していくだろうね」

「LGBTの中でも一部の人たちが積極的に活動してくれているから、自分たちみたいなのは、のほほんとしていられるね。でも、僕もカミングアウトするつもりもないし、そういった活動は見守るけど、参加はしないかな」

「僕は親にカミングアウトしているし、今は、同僚とかいるわけでもないから、参加したくなったら参加するかも。今はしたくないけど」

――とまぁ、杉山さんが言っていたことを3人に伝えたらどういう反応が来るのかと思い、話題にしてみました。さて、ここからいよいよ佳境の『老後』について話しあいましょうか。いちおう、老後の件で、ゲイ座談会は終わりにしようと思ってます。かれこれ半年以上続きました。次はレズビアン座談会でも! と思うのですが、メンバーがいない(笑)。

「レズビアンはさ、ゲイにとってもミステリアスな部分が多い。向こうもそう思っているかもしれないけど」

「ゲイはオネエタレントとかいっぱいいるからミステリアスじゃないでしょ。LGBTの中のマジョリティはゲイだからね。レズビアンかぁ、レズバーに入れるなら飲みに行ってみたい」

「えーーーーっ! 女しかいないうえに、女にしか興味のないバーなんて、飲みに行っても楽しくないじゃない。何を目的に行くわけ?」

「え、僕はお酒を飲むのが好きだから、楽しく会話できて飲めれば別にいいかなと」

「えーーーーーーーーーーーーーーっ!! ありえないっ。かわいい男の子がいなきゃ、二丁目に行く必要がないじゃない」

「そもそも、AさんとBさんは、ゲイバーで遊ぶスタンスが違うよね(笑)」

――Aさんの話をまとめると、やはり、出会いを求めて二丁目に足を運ぶ人のほうが多いんでしょうね。

「当然じゃん。じゃなきゃ、そのへんの居酒屋で飲んでるのと変わらないもん」

■では、『老後』のプラン
自由気ままという縛り

――Bさんは前回、貯蓄型の保険に入ったと言っていました。外交員の人が『65歳から3千万円があればなんとか生活できる』という意見を参考にされたようですが。

「そうそう。僕の周りはそういうことに考え始めている人が多い」

「僕、まったく考えてない。今も無職」

「私も無職」

――まったく考えてないAさんに敢えて聞きます。『老後』のプランは?

「えっと、莫大な資産を蓄えて左うちわの生活を送る」

「あはははははははははっ!(爆笑)」

「何歳までに莫大な資産を蓄える予定なんでしょうか?(笑)」

「50歳かなぁ」

――50歳って早っ! あと、7、8年ぐらいですね。

「50歳はちょっと早いかな。でも、50歳を過ぎてあくせく働きたくないじゃない。って、今も働いてないけど(笑)」 
――今も無職の分際で(笑)。

「だから、来年ぐらいからいろいろと始動して、2020年までのオリンピック景気でガッツリ稼いで、オリンピック以降は景気も冷え込むだろうから引退する(笑)。もう、隠居する! って、何を来年から始めるんだっていう話になるんだけど。いちおうね、プランは立ててあるから。妄想だけともいうけど(笑)。冗談抜きでもう働きたくない。いま、こんな感じだから、年を取ったら労働意欲なんてさらになくなるでしょ。なんとかして働かなくてもお金を稼げる方法を見つけたい。いろんな方法があると思うんだよね。投資とか。だから10年間はがっと集中して働いて、あとは隠居します!」

――生命保険って入ってますか?

「そのへんはしっかりしているから、入ってるよ。唐突だけど、このまえ母親から『結婚しないの?』って言われた。『しない』って言ってあるのに」

――ダメ押しで聞いている感じ。まだ諦めきれないものを感じます。

「『結婚は絶対しないから孫とかも諦めて』とは言ったけど、40過ぎたおじさんに、まだそういう夢を持っているんだと思ったね」

「若い女性と一緒になって子供でも生んでくれればとか思っているんじゃ?」

「『男とエッチはできますけど、女性とはエッチできません!!』とも言えないしねぇ(苦笑)」

――親の介護について話し合ったりしていますか?

「僕はしない! すでに親には何度もそう言ってある」

「介護ってどの程度から介護になるんだろう?」

「入院とかボケちゃったりとかじゃない? よく、親の介護のために会社を辞める人もいるよね。子供が45歳ぐらいになればその親は認知症であってもおかしくない。で、会社を辞めて介護をして、親が亡くなったとき、その人には何も残ってないとか、そういう話を聞くと切なくなるよね」

「案外そういう場合は、しっかり保険を掛けてあったりするんだよ(笑)」

――実際に母親か父親のどちらかがボケちゃったらどうする?

「そのときは施設へいれないといけないから、資金の準備はしていてもらわないと」

「うちの実家なんて、父親と祖母がいる」

「え! 祖母!?」

「祖母は年齢的にお迎えの時期だから心配はしていないけど、父親だけになったら……。うーん、自分でなんとかしてほしいなぁ……」

「僕は面倒は見れないというのはずっと言ってある。父親がそれを信じてなかったらしいんだけど、やっと最近、本当だと思っているみたいで」

******************

司会/日和サクラ

ライター。宮城県石巻市出身。田舎者の好奇心から19歳で新宿二丁目を初経験。ゲイフレンドリーなタイにも在住経験あり。現在は、新宿二丁目在住。日課は界隈の野良猫パトロール。

 

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