マイノリティ・レポート:ゲイ編㉒

投稿日: 2014年07月09日 00:00 JST

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(用語解説)
●Lesbian(レズビアン)―女性の同性愛者。
●Gay(ゲイ)―男性の同性愛者のことを特にゲイと呼ぶ。差別的な響きが含まれていたホモセクシャルに代わってアメリカの同性愛者が使い始めた言葉。
●Bisexual(バイセクシャル)―男性と女性のどちらも、恋愛や性愛の対象となる人。
●Transgender(トランスジェンダー)―身体の性別と心の性別が一致しない人をおもに指す。

【ゲイ→男性の同性愛者】
メディアを通じてみるオネエ・タレントと言われる人たちは、いつも賑やかで明るくて、なんだかとても楽しそう。
けれど、セクシュアリティを個性として発揮できる職業にないゲイは、見た目も話し方も、異性愛の男性とさほど変わりません。
そもそもゲイはみんなが女装するの? みんながオネエ言葉を話すの? 
なぜ男性が好きなの?
これら多くの『?』について、ざっくばらんに語ってもらいます。

【ゲイ編】

<参加者>
Aさん
40代前半 求職中 彼氏あり 
Bさん
30代半ば サラリーマン 彼氏なし 
Cさん
30代前半 プー太郎という名の専業主夫  彼氏あり

■親の老後
いつまでも、あると思うな親の健康

――早ければ30代のうちに『親の介護』をする人もいると思うのですが、40歳前後から、親の介護というのがぐっと身近になってくると思います。ちなみに私の両親は70歳に近いですが、どちらもまだ働いていて今のところ健康なようです。ただ、耳は遠くなってきていますね。皆さんのご両親はどんな感じでしょうか?

「元気だけど、この前母親が入院して、世話をしている父親から呼び出されて帰った。それで、愚痴を聞かされた(笑)。そして最後に『お願いだから結婚してくれ』と言われた」

一同「あはは!」

「もし、父親だけが実家に残ったとしても、自分でそれなりの施設に『入る』って前から言っているし『その分の貯金はしてあるから面倒は見てもらわなくて大丈夫』って、言っているからね。それが本心かは別としてね」

――Bさんは?

「どちらもすこぶる元気だけど、もし、父親だけになったら、あの人、自分ひとりじゃ何も出来ない。だから、母親に長生きをしてもらいたい! でも父親は小さい病気をたくさんしているんだけど、病院から出された薬はしっかり忘れずに飲むから、長生きしそうなんだよね……。うーん、母親には本当にずっとこの先も健康でいてほしいと思うけど父親は微妙(苦笑)」

――Cさんは?

「うちは離婚して父親と母親は別々になっちゃったから。母親は兄弟が見てくれると思う。父親はお婆ちゃんと一緒にいるから、年齢順ではまずお婆ちゃんが先にめされて、次に父親になるわけで。父親にはどうにか自分ひとりで頑張ってほしい。勝手な言い分だけど」

「でも、親の老後まで気がまわらないよね。じっさい」

「親のほうも子供に頼るよりも、自分たちでどうにかしなきゃ、という考えの人たちが増えてきていると思う。子供が家を継ぐ=親の面倒を見る、ということは今後どんどん崩壊していくと思うな。僕だって長男だけど、親の面倒を見ることはできないと言ってあるし、そもそも自分は家族を持てないから」

■続・ゲイの老後プラン
カップルの場合はどんな感じ?

――Cさんは現在、彼氏と同居しているわけですが、このまま別れることもなく続いていったとして、どんな生活をしたいですか?

「この前そんな話を彼氏としたんだけど、彼が言っていたのは、房総半島のどこかに安い家を買って、そこでのんびりと暮らすのが夢なんだって」

「たしかに、房総の御宿とか大原にリタイヤした人たちが暮らしているよね。ゲイでも。で、週末になると二丁目に遊びに来ている人たちがいる」

「家が安いんだ? そのへんて?」

「そうそう、そうみたい。ただ、地震と津波が今後は心配」

――高台の家を買えば大丈夫。海に面してなければ。いま、時代は、高台です! あと、地震が来たときにもし海沿いにいたら、どこへ逃げるかシミュレーションをしておけばいいかと。

「房総のあたりって、高台に家が多いから大丈夫だよ。高台の家を買えばいい」

「そうします。じゃないと本当に怖い」

――で、房総で何をして暮らすの?

「畑とか」

「老後じゃなくて、今から畑をやっちゃえば? ベランダにつくっちゃってさ」

「彼氏、魚や貝に詳しいから今から房総に住んじゃうとか(笑)」

「農業やっちゃえ。房総だと気候がいいから、ハーブとかもつくれそう。僕、レストランをつくりたいから、契約農家になってよ(笑)」

「『私がつくりました』って写真が出るやつね(笑)」

「房総はあたたかいからいいよねぇ」

「ま、だから僕たちは、このまま別れることもなくずっと一緒にいたら、房総半島に住んでいると思います」

「あのへん、おかまたちがいっぱいになるかもね」

「『メゾン・ド・ヒミコ』みたいなのをつくる人がいるかも。ゲイのシェアハウスとか」

■ゲイと老後
今を生きる超刹那主義

――皆さんの周りのゲイは、老後について深く考えている人はいますか。

「そういう人もいるけど、そうじゃない人もけっこう多いからなぁ。その日暮らしみたいな人ってすごく多いし。すごく考えている人は、僕ぐらいの年齢だと、そろそろ家を買ったりしているよね」

「僕も、Bさんの年齢で家を買ったしね。もう売っちゃったけど(笑)。しかも仕事まで辞めて今は無職!」

「あはは(笑)」

「自分の周りは最近、家を買う人が多い。そういう話を聞くと『え、どうするの?』と、僕は思うほうなんだよね。家を買うって相当のリスクを負うから。だから僕はいろいろ考えて生命保険に入ったわけだけど。でも、そういう人たちがいる一方で、ゲイの人って、その日暮らしみたいな人もいっぱいいるわけで。浪費をするのが趣味みたいな人が(笑)」

「それは今の僕だ(笑)」

「浪費する人に限って『どうせ長生きしないから』という台詞を言う人が多い(笑)」

――でもそう言う人に限って、長生きをする、みたいなね。

「病院にもまめに通ったりね」

「ゲイって、老後に対しての不安というより、老後について考えている暇がない人たちが多い。刹那主義だよね。先を見据えている人はなかなかいないと思う。やっぱりゲイって、結婚して子供ができて、そうしたら頑張って仕事をして……みたいな、ビジョンが持てないからね。そういうのがないと将来を考えにくいんだよね」

――持てたとしても彼氏ですもんね。あとは子供がわりのペットとか。

「そうそう」

「僕は養子でいいからほしいなぁ。でも、無理かな」

「ノンケって、一生懸命に働いても安いお小遣いしかもらえなくて、リストラされても、すぐに仕事を探して、また新しい職場で我慢して……って、僕からみたら、とても気の毒に見えることのほうが多いんだけど、ノンケにはノンケの生きがいってあるんだよね。ゲイが持てることのない」

――それは、ゲイに限らず、独身者もそうかもよ……。

「また暗い気持ちになってきた……」

******************

司会/日和サクラ

ライター。宮城県石巻市出身。田舎者の好奇心から19歳で新宿二丁目を初経験。ゲイフレンドリーなタイにも在住経験あり。現在は、新宿二丁目在住。日課は界隈の野良猫パトロール。

 

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