【西表島 番外編】せっかくだから…やっぱり美ら海も堪能しなくちゃ!

投稿日: 2016年05月11日 17:00 JST

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西表島・バラス島 サンゴのかけらでできた島で魚と戯れる

沖縄離島のB級山歩き、締めくくりは美ら海のアウトドアへ。西表島上原港から船で10分の近場に、サンゴのかけらが海流の影響で堆積してできた小島がある。バラス島。長さ40~50m、幅数mの地図にも載っていない無人島だ。この島の周辺で魚と戯れる「西表島モンスーン」主催の半日シュノーケリングツアーに参加した。メンバーは筆者と20代のOL2人の3人。船長の亀井さん(民宿・西表島モンスーンのオーナー)と筆者は同世代、2人の女性は娘と同じ年頃。家族みたいな組み合わせである。

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バラス島に着く直前、船長が船を停め、「このあたりで軽くやってみましょうか」と言う。水温は24度ほど。締め付け感が嫌いなので、水着にライフジャケットという格好で参加。海に入る前にゴーグル、マスク、足ひれの3点セットを装着する。

「運がよければウミガメが泳いでいるシーンを見られますよ」

テレビでしか見たことのないウミガメに遭遇できるのか。東京から2,000km離れた離島までやってきた甲斐があるというものだ。

いざ、海に入る段になって女性の一人が「私は船で見てます」と言い出し、3人でシュノーケリングをスタート。透明な海の底にさまざまなサンゴが広がる。形も色もさまざまだ。そのうち、亀井さんが「あそこを見て」と指を差した。クネクネと動く物体がいる。ウミヘビだ。黒と黄色の縞模様が浮かび上がる。頭をサンゴに潜らせているようだ。熱帯の海特有のカラフルな魚たちの姿もちらほら。サンゴの一帯を抜けると深い溝となっている。深さは20mほどだろうか。海底の谷である。神秘的な光景が続く。

残念ながらウミガメは見当たらない。まったりとした魚たちとの戯れを終え、船に戻る。

サンゴのかけらに打ち寄せる波と真っ白な夏の雲

陽射しが強い。濡れた体がすぐに乾いていく。5分ほど船を走らせ、いよいよバラス島に上陸だ。足を切る恐れがあるのでサンダルを履く。サンゴのかけらを踏みしめるとザクッ、ザクッと音がする。バラス島を取り巻く海の美しさは言葉を失うほどである。サンゴの島を覆う透明な水がやがてエメラルドグリーンになっていき、徐々に青が濃くなっていく。青い空に浮かぶ白い雲は早くも夏の装い。潜らなくてもいい。打ち寄せる波音を聞きながら、ボケーっとしているだけで癒される空間だ。

島の周りもシュノーケルポイント。元気な女性客は「今度は写真を撮ります!」と防水カメラを持って海に入っていった。もうひとりの女性は島に上陸して海を眺めている。

「入らないの?」と亀井さんが尋ねると「気分がすぐれないから」と言う。後でこっそり聞いたら、前の日、仲間たちと夜中まで泡盛を飲んでいて二日酔いが抜けないという。なあんだ。

パラダイスでの心地いい滞在を終え、ツアーは終了。再び船を走らせ港に戻る。ウミガメには会えなかったが、鮮やかなサンゴと魚、ウミヘビを見られただけで十分だ(翌日のツアーではウミガメと遭遇できたという)。

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レンタバイクで向かった「星砂の浜」も抜群の透明度

宿に戻る途中、小さなスーパーに立ち寄り弁当を購入。海が見えるモンスーンのテラスでゆっくりとランチタイム。きれいな海を眺めながら食べるご飯はおいしい。食後、庭のハンモックに入って揺られていたら、あまりの気持ちよさに、いつのまにかウトウトと眠ってしまった。目覚めたら、宿で飼っている馬のティダが、すぐ近くで草を食んでいた。ゆるい島時間が流れていく。

南ぬ島石垣空港で取材した大城さんが、「島の北側、西側の海が本当にきれいだから、ぜひ行ってみてください」と勧めてくれたことを思い出し、隣の民宿でレンタバイクを借りて繰り出す。50㏄の原付。5年ほど前に久米島で乗って以来だ。一本道をゆっくりと走る。小さな街の様子が手に取るようにわかる。頬に当たる風が心地いい。やがて「星砂の浜」の標識が見えてきた。右折してのどかな町道をしばらく行くと、観光施設と駐車場がある場所に到着。バイクを止め、細い道を下っていくと星砂の浜が目の前に。

白いビーチの砂をすくってみるとなるほど、名前通り、星型の砂がまじっている。砂とはいうものの、実は有孔虫の殻が堆積したものだという。潮が引いた海の水は素晴らしい透明度だ。浅瀬のサンゴの周りを色鮮やかな熱帯魚が泳いでいる。

水着姿の若い女性たちが水と戯れている。「すごいきれい」「お魚がいっぱい」と岸辺で見守るお母さんたちに報告している姿がほほ笑ましい。やや深くなったところでは外国人のカップルが、仲睦まじくシュノーケリング。ビーチにいるのは4、5組か。春休みが終わり、静かな時季を迎え、のんびりと海を眺めるには最高のタイミングだ。いつまでもこの美しさを守り続けてほしい。

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【イリオモテヤマネコとホタル】島内を車で走る時は野生動物に注意!

バイクで道を走っていると「○月○日 イリオモテヤマネコ目撃」とか「とびだし注意 イリオモテヤマネコ」といった標識を何枚も見かけた。西表島だけに生息する絶滅危惧種で、現在の生息数は約100頭だという。民宿でくつろいでいた夕方、島の無線放送で「3月28日、県道上でヤマネコの交通死亡事故が確認されました。死亡したのは妊娠中のメスの成獣です」とアナウンスがあった。今年2件目の交通事故で、1978年の統計開始以来71件目となる事故だという。4月から8月にかけてはヤマネコの出産、子育て時期。道路で頻繁に目撃されるというから、観光客も車を運転する時は十分注意したい。

夜中、ものすごいスコールで目覚めた。しばらくすると雨は上がったが、寝付けない。テラスに出てビールを飲んでいると、草むらになにか光るものが。よく観察すると点々といくつも発光している。ホタルだ。ヤエヤマボタルという体長6mmの日本最小のホタル。2月後半から4月後半が最も活発に光る時期だという。ホタル観賞ツアーもある。

ANA 南ぬ島スタッフの離島自慢

展望デッキから眺める於茂登岳と美ら海は最高です!

ブルーエースグランドサービス株式会社 空港部旅客課
巻嶋 太勝さん(右)
大城 亜津美さん(左)

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南ぬ島石垣空港は2013年3月に開港した新しい空港。開港時には地元のミュージシャン・きいやま商店が歌う「おかえり南ぬ島」に合わせて島民が踊るPVが制作され、ネット上で公開された。空港ロビーは解放感にあふれ、玄関口ではブーゲンビリアが到着客を迎えてくれる。

「お勧めは4階の展望デッキです。北に沖縄県最高峰の於茂登岳を、南側にはコバルトブルーの美ら海を望むことができるビュースポットです。気持ちいい風に吹かれながら石垣の美しさを楽しんでいただきたいですね」

南国の島を感じる仕掛けも随所にある。

「到着ロビーには沖縄の漁師さんが乗るサバニという伝統的な漁船が展示されているほか、熱帯魚が泳ぐ水槽もあり、石垣島に到着したことを実感できる雰囲気になっています。正面には『おーりとーり八重山へ』という横断幕もあり、この下で待ち合わせをされる方も多いですね。また、空港内には石垣市の公認キャラクター『ぱいぐーる(カンムリワシ)』の人形がいろんなところにいて、観光客の方を楽しませてくれます。おいしいお店、地元ならではのお土産ショップもそろっています。ぜひ、南ぬ島石垣空港へお越しください」

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沖縄離島シリーズはこれで終了。紹介した山、海以外にも魅力的なスポットが山ほどあります。沖縄離島ツアーの拠点・石垣島へは羽田空港、関西国際空港、中部国際空港、福岡空港などから直行便が飛んでいます。この夏は快適な空の旅で八重山の大自然、文化を体験してみませんか。

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山田 稔

'60年生まれ。長野県出身。「日刊ゲンダイ」 編集部長、広告局次長を経て独立。編集工房レーヴ代表。経済、社会関連の記事を執筆中。趣味は山歩き、アジア・沖縄旅、男の気まま料理。著書に『酒と温泉を楽しむ!「B級」山歩き』(光文社・知恵の森文庫)。「分煙社会のススメ。」(光文社)
 

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