「生まれつき染色体が一本多い」ダウン症は誤解と偏見に満ちた忌むべき存在だった

投稿日: 2009年04月10日 00:00 JST

_dsc5473_2妊娠中のCT検査などでは、障害が判明しなかったため、心の準備などまったくなく、思いがけない宣告だった。

この時点で泰子さんは、ダウン症に対する正しい知識は皆無だったという。

「産後、診断を受けてからは、すっかり視力が落ちてしまうほど、ダウン症について書かれた書物に目を通しました」

ダウン症候群は、通常23対合計46本ある染色体が、生まれつき1本多い47本で(21番染色体が偶発的に3本ある)、先天的障害である。心臓疾患などの合併症を伴う場合もあるが、まったく合併症のないケースもあり、「知的障害」「言語障害」「数列障害」などが主な特徴。近年は、合併症も手術により機能が回復するケースもあり、成長には通常より時間がかかるが、その道筋は同じであると理解されている。

しかし、泰子さんが出産をした当時はまだ情報もほとんどなく、ダウン症という障害はいまよりずっと誤解と偏見に満ちた、忌むべき存在とされていた時代だった

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