小池都知事がインタビューで語った「留学、学生結婚、女性首相の夢」

投稿日: 2016年12月26日 06:00 JST

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’16年7月、女性初の東京都知事に就任以来、築地市場の豊洲への移転問題や、’20年の東京オリンピック・パラリンピック開催準備、そして都議会との丁々発止の協議など、東京のみならず日本中を「小池劇場」に巻き込み、いつになく政治への関心をかき立てている小池百合子東京都知事(64)。自身の政治塾も立ち上げ、分刻みのスケジュールのなか単独インタビューが実現した。

 

「いまも私、自分の部屋に古い絵はがきを飾っています。私が幼いころ、父が出張先のオランダから送ってくれた男の子と女の子の写真入りのもの。背景には風車も写っていて。帰国後、父は『オランダという国はすごい国だ。海面よりも低いところに国があるんや。そのためには国全体を考えた政策が必要なんだ』と。またあるときは食卓で、『日本の弱点は石油資源に恵まれていないこと。だから無理な戦争もした』といった会話もありました。普通、子供相手にここまで話しませんよね。それで、外に目が向く気持ちが幼いころから自然に芽生えたのでしょうね。私にとって世界は近かったんです」

 

小池さんは’52年7月15日、兵庫県芦屋市で生まれた。父親の勇二郎さんは石油商として家を空けることも多く、母親の恵美子さんは、小池さんに「自分を守る特技を持ちなさい」と言って自立心を尊重する子育てをした。

 

岩園幼稚園、市立岩園小学校を経て、私立の甲南女子中学・高校へ。中学時代についたあだ名は、スラリとした長身から“ラージ”。ソフトボール部や英語サークルでも活躍した。小池さん17歳のとき、無類の政治好きで、若き石原慎太郎氏の支援などをしていた勇二郎さんは、自ら衆院選に立候補する。だが、結果は落選。小池さんは多くの同級生たちとは違い、学内進学をせずに関西学院大学社会学部へ。しかし、ここも5カ月で中退して、「将来性のある言葉を学びたい」と、エジプトのカイロ大学文学部へ留学する。そこには、父親の影響もあったという。

 

「(エジプト留学について)ネットには《一家で中東に夜逃げした》とありますが、違います。最初に私が自分の意思で行きました。出発するときには『卒業するまで帰ってくるな』と(笑)。両親がカイロに行ったのは、私が帰国した後です。人生は一度きり。don’tよりdoの親でした。本当にポジティブな家族ね!」

 

このカイロ時代に、実は結婚と離婚を経験している。このインタビューに先立ち行われたWOMAN EXPO TOKYO 2016 Winterのトークショーでは、「途中、結婚したんですが、勉強と仕事のほうが面白すぎて、サッサと別れちゃいまして(笑)。ただ、やはり子供がほしいという時分がありました。そこはいまになって後悔する部分はありますね」と、素直な心情を語った。

 

帰国して、やがて政界に入り多忙な議員生活を送るなか、勇二郎さんが90歳で亡くなったのは’13年5月。このとき自宅で看取れなかった後悔が教訓となり、肺がんを患った恵美子さんを自ら自宅で介護した。母との最後の日々を小池さんはこう振り返る。

 

「これは、母の覚悟があったからこそできたことです。チューブにつながれて病院食を食べ続けるのではなく、家で家族に囲まれて一日一日、おいしいものを食べ、いい思い出を共有できるのがベストだと、私は思います。母は、肺がんなのに最後まで好きなたばこをふかしていましたね。病院ではできないことです。幸い、私のケースではドクターやスタッフにも恵まれてチームで取り組むことができました。いま、行政として何ができるかを、母を看取った経験をベースにしながら考えているところです」

 

恵美子さんが、家族に見守られて88歳で天国に旅立ったのは、夫の逝去からわずか4カ月後だった。この3年後、小池さんが都知事選に出馬となったとき、同級生らの間では、「最愛のお母さんを悔いなく看取って、ラージも吹っ切れたのかもしれないわね」という会話があったという。“崖から飛び降りる”条件は整っていた。そして’16年7月、都知事選に勝利。まもなく就任から半年となるが、出馬会見で語っていたとおり、挑戦の日々が続く。そんな彼女を支えているものについて、ズバリ聞いた。

 

「リスクを恐れてはいけない。一歩跳ぶことでひっくり返るかもしれないけど、何もしなかったよりは、転んで、痛くても必ずプラスになる。それが両親の教えでした。それとね、留学中に2度、乗るはずだった飛行機が墜落したり、撃墜された経験があります。それで『人生いつ何が起きるかわからないのだから』という覚悟が生まれましたね」

 

新党結成も噂され、気になるのが、今後の身の振り方だ。ヒラリーも成しえなかった、ガラスの天井を突き破ることができるのは、彼女しかいないと期待も高まる。本人は、いったいどう考えるのか。最後に「初の女性首相」への意気込みについてぶつけた。

 

「たしかに、私は総裁選に出たことがありますが、そう簡単じゃありませんよ。それはもうすごい闘いですから」

 

引き締まった表情で一気に言うと、最後に例のスマイルとともに「いまはとにかく、都政です!」の言葉を残し、“戦場”に戻っていった−−。

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