大阪・3歳児衰弱死事件 周囲が感じていた“母娘の異変”

投稿日: 2015年01月03日 07:00 JST

11月20日、幼い娘に食事をまともに与えず衰弱死させたとして、父親で大工の岸本友希容疑者(22)と母親で無職のA(19)が殺人容疑で逮捕された。

 

長女で当時3歳の紗弥音ちゃんが、大阪府茨木市の自宅アパートの風呂場で倒れ、その後、死亡が確認されたのが6月15日。司法解剖の結果、胃に内容物はなく、腸からアルミ箔、ロウソク片、玉ねぎの皮が発見された。

 

アルミ箔などは、ひもじい思いをした末に、空腹に耐えきれず口にしたものとみられる。また、司法解剖では頭や顔に打撲痕があることも確認されている。

 

ふだんから、フェイスブック(FB)やLINEといったSNSなどで仲間とやりとりしていた母親A。楽しげな家族の写真も次々にアップされていたが、掲載された紗弥音ちゃんの写真には、右目近くに黒っぽいアザが認められる。

 

亡くなった紗弥音ちゃんはAの連れ子で、事件当時、夫婦の間には結婚後に出来た長男(1)がおり、次男(0)を妊娠中だった。また、紗弥音ちゃんは全身の筋肉が低下する難病“先天性ミオパーチ”を抱えていた。

 

両親は「食事は1日3度与えていた。亡くなったのは病気のせい」と、容疑を否認したが、大阪府警は食事を与えず、衰弱するのを放置した友希容疑者と妻Aに「死んでもかまわない」という、“未必の故意”があったと判断して殺人容疑の適用を決めた。

 

死亡時、紗弥音ちゃんの体重は約8キロで、同じ年ごろの平均体重15キロの半分しかなかった。いったいファミリー向け住宅の内側で、何が起こっていたのか。同じアパートの40代女性は次のように話す。

 

「まだ寒い今年2月の夕方6時ごろ、紗弥音ちゃんが薄いワンピース1枚、下はレギンスだけで、裸足で玄関のドアの前にポツンと立ってました。私が『早くおうちに入りなさい』と言うと、何も答えませんでした。髪の毛はボサボサでしたから、『昼寝から起きたのかな』と思ったんです。私は自室に戻ったものの、心配で見てみると、まだ紗弥音ちゃんは立っています。もう10分ほどして3度目に見るといなかったので、『やっと部屋に戻ったんだ』と安心したんです」

 

さらに数日後のこと。

 

「反対側のベランダから、紗弥音ちゃんらしき女の子の泣く声が聞こえました。『ママ〜、ママ〜』と言って泣いていたんです。でも、このときも、虐待と結びつけるまではいきませんでした」

 

のちに、ベランダの手すりに紗弥音ちゃんが手首を粘着テープで縛られていたという別の住人の目撃談が報じられるが、このときも拘束されていたのだろうか。

 

今年4月ごろ、Aは親しい友人らに「育児に疲れた」とLINEやメールで伝えていた。取材を通じて、そうした女友達の母親(50代)の一人に聞くことができた。

 

「Aさんが育児に疲れているだけでなく、紗弥音ちゃんが義父からうとまれているということ、つまり虐待も友人たちの間では暗黙の了解事になっていたようです。聞けば、仲間うちにも同じような子が多いといいます。あの子らは、子供もSNSのネタにしているだけのように思えるんです。簡単に結婚して、子供をつくって、離婚して。シングルマザーも本当に多い。そしてFBやLINEで自分の生活ぶりを写真入りでアピールして、『あんた、頑張ってるなぁ』とか『いいね!』をもらって喜んでいる」

 

でも、と彼女は声を強める。

 

「本当に子育てで大変なのは、毎晩3時間おきの授乳だったり、オムツやお風呂だったり、急な熱を出したときに抱えて病院に駆け込んだりということ。SNSへ体裁のいいことを書き込むことはできても、現実の子育てはイヤで、『友達はまだ遊んでるから私も』となって、子供を置いて遊びに出てしまう。紗弥音ちゃんは、お母さんのエゴの犠牲になったんです」

 

世の中の大多数の母親たち、シングルマザーは「子供たちのため」と日々、奮闘している。そんななかで、わが子より自分を優先する母親が増えている現実もある。

 

「容疑者の岸本夫妻は、『亡くなったのは病気のせい』として一貫して容疑を否認し続けています。1歳と0歳の兄弟は大阪府子ども家庭センターで一時保護されています」(大阪府警捜査一課)

 

これ以上、将来の希望を未熟な親たちによって断たれる子供を作ってはいけない。

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