「アベノミクス負担増あと2、3年の辛抱」と専門家が語る理由

投稿日: 2014年11月20日 07:00 JST

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「アベノミクスは失敗ではないかと取り沙汰されますが、私は失敗ではないと考えています。今ここで、やめてしまうと失敗ですが、あと数年続けると、一般の方もメリットを享受できると思います」

 

そう話すのは、11年連続、日本経済新聞社アナリストランキング市場分析部門1位の木野内栄治さん(50)。安倍政権の経済政策「アベノミクス」が行き詰まっている。円安による食料品などの高騰や、消費税以外にも負担増が相次ぎ庶民の生活は厳しさを増している。だが、木野内さんはアベノミクスは失敗ではないと語る。

 

「円安株高で輸出企業は利益を上げています。いっぽう、輸入企業や国内で商売する中小企業、一般の方も、ガソリンや電気、食品の多くを外国から買っていますから、ダメージを受け厳しい状況です」

 

このままアベノミクスを続けると、今後の動きはどうなるのか。

 

「輸出企業の収益が上がると、設備投資が増えます。株主への配当やボーナスなどの一時金が上昇。国内工場の稼働率アップや新設も期待でき、雇用が改善するでしょう。中小企業の業績が徐々に回復し、金利が上がり始めます。景気のいい状態がしばらく続いて円高に向かうころ、給料が上がります。おそらく、あと2〜3年の辛抱だと思います」

 

問題は、給料が上がるまで、厳しい状況をどうしのぐかだ。

 

「それには、円安のメリットを受けられる投資商品を買うのが得策だと思います。たとえば、外資建ての金融資産や輸出企業の株、土地価格が堅調な不動産投資信託(リート)などです。外貨預金は、今後さらに円安が進むと考えるなら、今は買い時でしょう」

 

投資に不慣れな人はリスクを軽減する「保険」として投資商品を買い、為替などの動きに関係なく長く持ち続ける方法が、安心だと木野内さんは言う。

 

「経済は自己責任の時代に入りました。一人ひとりが自分の家計と照らし合わせて、どう対策するのか、考えなければなりません。何もしない、何も考えないことが最大のリスクだと思います」

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