値上げ、消費税…耐えられるか、吉野家を襲う三重苦

投稿日: 2014年12月17日 07:00 JST

「値上げをしないと年間100億円程度の減益要因」と苦渋の表情で牛丼の値上げを発表した河村泰貴社長。並盛りが300円から380円、大盛りは460円から550円になる。だが、経営評論家の坂口孝則氏は「値上げは仕方ないのでは」とみる。

 

「コメの価格は下がってますが、円安で米国産牛肉のコストは1.8倍も上がっています。店舗の電気代は売上高に対し約1%上昇。店舗家賃や人件費などの固定経費アップも勘案すれば、値上げは妥当でしょう」

 

’14年11月の売上は、前年同期比で吉野家は19.5%増、すき家は1.4%増、松屋は1%減になっており、吉野家の強さが目立つ。だが、円安による値上げ、消費増税に加え、吉野家にはさらなる逆風が待ち構えている。11月7日に日本とオーストラリアが批准した2国間経済連携協定(EPA)だ。

 

要は関税を低くする協定で、発効されれば、ライバルのすき家、松屋の牛丼に使われる豪州産バラ肉の価格が下がる。

 

「選挙の関係でいつ発効するか不透明ですが、来年頭には発効するでしょう。そうなると、豪州産バラ肉の関税は約40%も下がる。よってすき家、松屋は大幅に値下げする可能性が高い。米国産にこだわる吉野家は不利です」(経済ジャーナリスト・須田慎一郎氏)

 

同社広報は「他社の価格動向は気になりますが、今から心配しても仕方がない。吉野家は吉野家で、しっかり活動していきます」と話す。牛丼冬の陣、勝者はどこか。

 

(週刊FLASH12月30日号)

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