ハイブリッド弁護士のお悩み相談「猫の親権は法律で取れる?」

投稿日: 2017年05月08日 06:00 JST

image

 

本誌のドキュメンタリーページ『シリーズ人間』に登場し、「あのキレイだけど押しの強い弁護士はナニモノ?」と、巷をにぎわせた仲岡しゅん弁護士。その正体は、男性として生まれ、数年前に女性に「トランス」した男と女のハイブリッド弁護士!大阪生まれ、大阪育ちの若き闘士は、悪を許さぬ正義感と、美貌に似つかぬ義理人情を盾にして、法律を武器に日々奮闘中。そんなハイブリッド弁護士がトラブルをシュッと解決!

 

【今回の相談】「現在、離婚を考えています。お互い離婚自体には合意しているのですが、譲れないのが『猫の親権』です。子どもがいないので、猫が息子代わりです。夫も絶対に猫を連れていきたいと言っています。なんとしても、私が猫の親権を取りたいのですが……」(40代女性・主婦)

 

【回答】「法律上、猫は『物』扱いなので、離婚した夫婦のどちらが猫を取るかという権利は、『親権』ではなく『所有権』になります」(仲岡しゅん)

 

今回のご相談、もうその猫さんは「ペット」じゃなくて「息子」も同然なんですのね。「物」じゃなくて、生き物ですものね。そりゃ情もあるでしょうし、取り合いにもなりますわ。

 

とはいえ、民法818条の「親権」に服するのは、成年に達しない子、つまり、あくまでも人間のお子さんです。他方、犬や猫は法律上、「財物」として扱われ、所有権の対象にしかならないのが今の制度。つまり法律上、猫は「物」扱いなので、離婚した夫婦のどちらかが犬や猫を取るかという権利は、正確には「親権」じゃなくて「所有権」になります。そこで問題になるのが、どちらが猫の所有権を取るかなんですが……。

 

まず所有権というのは、物を自由に使用・収益・処分する権利のこと。平たく言うと、自分の持ち物に対する支配権ということですわね。これが生き物ではなく、不動産や家具のような無機物なら、金銭的な価値に換算し、分割します。同様に考えると、生き物の場合も購入金額に置き換えて、こちらが生き物自体を取る代わりに、相手に購入金額の半分を支払う、といった解決方法も考えられないでもありません。

 

しかし、生き物に情が移ってしまうと、そうはいかないですわね。かといって、猫語を操って猫の意見を聴きとれる裁判官というのもいませんし、はたまた大岡裁きのごとく、2人で猫を引っ張って、「ニャー」と鳴いたほうに軍配、というわけにもいきませんわね。結局、日ごろから世話した実績とか、今後の生活環境が猫にとってより適切なのはどちらかとか、猫を購入したときの金額をどちらがどれだけ出したかとか、地道に話し合って決めるしかありません。

 

それでもお互い一歩も譲らず、決まらなかったら……。いっそ猫自身に決めてもらうとか。公平を期すため、互いの弁護士の立ち合いのもとで貴女と相手とが同時に「おいでおいでおいでー!」と猫を呼んで、猫が近寄っていったほうに「親権」を譲るということに、双方で決めてはいかが?

 

え?そんなん、弁護士の仕事じゃない?いえいえ、わたくしなら、哺乳類が苦手だとしても、依頼者のためならとことん付き合いますわよ。わたくしの場合、そうしてます。

【関連記事】

「権力をしばく!」ニューハーフ弁護士が明かした壮絶過去

ジョニー・デップが雇った最強弁護士「顧客は10億円超限定」
離婚に強い弁護士に教わる「夫の不倫でしっかり慰謝料とる方法」

この記事が気に入ったら
いいね!/ フォロ− しよう

WEB女性自身の最新の情報をお届けします。

あなたにオススメ

【注目アイテム】
「メスを使わない美容整形」コルギのパワーを自宅で!!
ジェニファー・ロペス、カイリー・ミノーグが「約20歳年下彼氏」を手に入れたワケ!
45歳、奇跡の美乳・原志保さんのボディを作るヒミツのグッズ公開!!
着るだけで、エステの効果がインナーに!!
可愛い47歳! 元CA佐藤亮子さんの大人気トラベルブランド

コラム・連載

もっと見る

女性自身チャンネル

もっと見る

スヒョン入隊前の心境を吐露!U-KISSみんなで乗り越える新曲2017.10.17

U-KISSが14枚目のシングル『FLY』をリリース! 4月にケビンが卒業して以降、5人体制で挑むはじめてのシングルは苦しいことを乗り越えて前に進もうというメッセージが込められている。楽曲、そしてリ...


ランキング