ハイブリッド弁護士のお悩み相談「男同士はセクハラになる?」

投稿日: 2017年10月02日 06:00 JST

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本誌のドキュメンタリーページ『シリーズ人間』に登場し、「あのキレイだけど押しの強い弁護士はナニモノ?」と、巷をにぎわせた仲岡しゅん弁護士。その正体は、男性として生まれ、数年前に女性に「トランス」した男と女のハイブリッド弁護士!大阪生まれ、大阪育ちの若き闘士は、悪を許さぬ正義感と、美貌に似つかぬ義理人情を盾にして、法律を武器に日々奮闘中。そんなハイブリッド弁護士がトラブルをシュッと解決!

 

【今回の相談】「男性上司がやたらと僕のお尻をさわり、気持ち悪いです。やめるよう頼んでも聞いてもらえず、会社にセクハラを訴えると言ったところ『自分には同性愛指向がないからセクハラではない』と言うのです。妻子のいる上司は確かに異性愛者のようですが、性的な下心がなければセクハラにならないのでしょうか」(20代男性・会社員)

 

【回答】「この21世紀に何をアホなこと抜かしとるか! 男同士だろうが女同士だろうが、セクハラはセクハラじゃ!!」(仲岡しゅん)

 

今回のポイントは「同性間でもセクハラが成立するかどうか」ですが、結論から言いましょう。「この21世紀に何をアホなこと抜かしとるか! 男同士だろうが女同士だろうが、セクハラはセクハラじゃ!!」。それでは、そもそもセクハラこと「セクシュアル・ハラスメント」とは何かから、法的にみてまいりましょう。

 

男女雇用機会均等法第11条1項によりますと、「職場において行われる性的な言動に対するその雇用する労働者の対応により当該労働者がその労働条件につき不利益を受け、又は当該性的な言動により当該労働者の就業環境が害されること」と定められています。言い回しが難しすぎて読むだけで眠たくなりますが、要するにセクハラは「対価型セクハラ」と「環境型セクハラ」の2種類に分けられるということです。

 

まず、「対価型セクハラ」。これは、上司が立場を利用して部下に性的な行為を迫るケースです。典型的なのが、ホテルに誘って断られた部下を左遷させるような事例です。次に、「環境型セクハラ」。こちらは職場で体をさわったり、卑猥な話をしたりするケースです。職場にヌードポスターを貼ったり、堂々とポルノ動画を見たりするのもこれに当たります。

 

今回のご相談の場合、上司にやたらとお尻をさわられることによって貴方の労働環境が害されているわけですから、後者の「環境型セクハラ」に当たりますね。そして冒頭で述べたように、セクハラは「同性間」「異性間」にかかわらず認められます。男から男へのセクハラも、女から女へのセクハラも、性別に関係なくセクハラになるという旨の指針を、厚生労働省も出しています。

 

そしてもう1つ、性的な意図があるか否かが認定に関わるか、という点。そもそも、なぜその男性上司が男性部下のお尻をさわりたいのかまったくもって意味不明なわけですが、強いて考えられる理由を挙げるならば、一種のコミュニケーション、あるいはギャグのつもり、ということかしら。とすると、ギャグまたは、コミュニケーションの手段としてなら、お尻をさわってもよいのか、という問題になりますね。

 

答えは「そんなもん理由になるかい、アホンダラ!」です。だいたいにおいて、セクハラをするやつというのは、「スキンシップの一環」だとか「コミュニケーションの一種」だとか、聞き苦しい言い訳をするわけです。でも、さわる側の意図がどうであれ、望まぬ相手から執拗にお尻をさわられるなんて、男女にかかわりなく嫌なことでしょう? コミュニケーションの一環だ、イジリだ、というのは加害者の論理で、まったく通用いたしません。

 

そんな言い訳を用いる旧時代の上司を相手にセクハラ訴訟を起こすのであれば……。このわたくしが、ひと肌脱ぎますわよ?

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