古市憲寿「東京五輪はおじさんたちが夢見ようとしてるだけ」

投稿日: 2014年09月15日 06:00 JST

隔週連載〈中山秀征の語り合いたい人〉、今回のお相手は、若者の立場から社会を鋭く読み解く社会学者の古市憲寿(のりとし)さん(29)。現代日本を取り巻くさまざまな問題を根本から考える。

 

中山「日本は景気をよくしないといけないという部分もありますよね。それに関しては東京オリンピックが鍵になると思うんですが、どう思いますか?」

 

古市「2020年までは景気は上向くというか、少なくともそうした雰囲気だけはもつんじゃないですか。問題は2020年の後ですよね。たくさんの公共事業をして、お祭りみたいに盛り上がった後に何があるかといえば、何も残らないような気がします」

 

中山「たしかに、オリンピックはゴールではないですもんね」

 

古市「1カ月くらいのオリンピックのために頑張るのはいいけれど、その後に何をするんだろう?って」

 

中山「そんな中でリニアモーターカーを走らせるなんていう話もありますよね」

 

古市「まもなく工事を始めると言ってますけど、そもそもみんな本当に大坂まで70分で行きたいんですかね?」

 

中山「アハハ。莫大なお金がかかりますしね」

 

古市「僕はリニアモーターカーにしてもオリンピックにしても、昭和が楽しかったおじさんたちがもう一度同じ夢を見ようとしているだけなんじゃないか、という気がしちゃうんですよ。50年前の夢を再現しているかのようです。基本的に昭和時代を生きてきたおじさんたちの古い価値観がいまだにはびこっていることが、社会を変えにくくしている気がします」

 

中山「僕なんかも古き良き時代をよしとする美的価値観はあるんですけどね」

 

古市「“おじさん”って、いわゆる中年男性のことだけじゃないというか、年齢や性別関係なく、自分の価値観を疑わない人がおじさんなんだと僕は思っているんです。たとえば一つの組織にずっと属して、その組織での論理を社会全体の論理や流行より当たり前に優先してしまっていたら、それはもうおじさんです。そうやって自分が世間とズレていることに気がつきもしないというのは、非常に危険なことだなって思います」

 

中山「俺のよかれは世間のよかれじゃないということだよね」

【関連記事】

止まらない放映権料高騰…’20年東京五輪では500億超も

東京五輪 トライアスロンの会場は“大腸菌の海”?
福島第一原発作業員の悲鳴「東京五輪なんてできない…」

この記事が気に入ったら
いいね!/ フォロ− しよう

WEB女性自身の最新の情報をお届けします。

【注目アイテム】
「メスを使わない美容整形」コルギのパワーを自宅で!!
ジェニファー・ロペス、カイリー・ミノーグが「約20歳年下彼氏」を手に入れたワケ!
45歳、奇跡の美乳・原志保さんのボディを作るヒミツのグッズ公開!!
着るだけで、エステの効果がインナーに!!
可愛い47歳! 元CA佐藤亮子さんの大人気トラベルブランド

コラム・連載

もっと見る

女性自身チャンネル

もっと見る

“好感度1位”俳優パク・ボゴム 謙虚すぎる受け答えにウットリ2017.12.05

最旬スターのインタビューをお届けするK☆STAR LOVERS。今回のゲストは、今、韓国で最も愛される俳優のパク・ボゴム(24)。'16年に韓国で放送され、最高視聴率25.3%を記録した時代劇『雲が描...


ランキング