逸ノ城“日本の父”語る「超純朴自然児」エピソード

投稿日: 2014年10月04日 07:00 JST

初土俵(’14年1月場所)から5場所目の新入幕で大関、横綱を撃破。さらに2ケタ勝利を上げるなど、大相撲が6場所制になった’58年以降の最速記録を次々に塗り替えた、ニューヒーローが誕生した!

 

先の秋場所で話題を独占した、ご存じ、前頭10枚目・逸ノ城(21)だ。その活躍ぶりは、まさに“怪物”の名にふさわしい勝ちっぷりで、早くも“次期横綱”の声が上がるほどの快進撃であった。

 

逸ノ城(本名・アルタンホヤグ・イチンノロブ)は横綱・白鵬、鶴竜らと同じモンゴル出身。身長192センチ、体重199キロ。来日してまだ5年。いったいこの怪物は、どのように誕生したのだろうか。そこで、逸ノ城のことをいちばんよく知る人物から話を聞くことに。

 

’09年、モンゴルで当時16歳の逸ノ城の才能を見いだし、相撲留学させた“日本の父”鳥取城北高等学校相撲部監督の石浦外喜義さん(53)が知る、逸ノ城の素顔とは……。2人は『イチ』『先生』と呼び合い、現在も師弟の間柄。

 

「モンゴルで初めて会ったときはまだひ弱な体格で、腕立て伏せもできなかった。本人はのほほーんとして、相撲の経験もなかったけど、手を見るとデカいし、何か光るモノを感じましたね。話をしたら、モンゴル人の通訳が、“この子すごく訛ってますよ”って言うんです(笑)。イチは遊牧民で、モンゴルの中でもけっこう田舎の子。逆にそれが面白いなと思いましたね」(石浦監督・以下同)

 

石浦監督によると、モンゴルのスポーツ界は、柔道やレスリングに力を入れており、いい選手はみなそっちへ流れていくのだとか。しかし監督自身は、もともと実力のある有望選手よりも、性格的に素朴で真っすぐな子に相撲をやらせたいという思いが強く、逸ノ城をスカウトした。

 

「日本に来た当時は、日本語がまったくダメだったので苦労したと思います。イチはもともとおとなしい子なので、わからなくてもわからないとは言わない。わからないと言ったら怒られると思ったのかもしれません。だから、必死で覚えようとしていました」

 

逸ノ城の実力は高校2年の夏に一気に開花する。全国大会のメンバーに抜擢されると、個人、団体で優勝。さらに驚いたことに、あの横綱・白鵬と“対戦”まで果たすのだ。石浦監督は当時のことを次のように振り返る。

 

「イチが高2のときに、横綱が学校まで来て生徒たちに稽古をつけてくれたんです。イチに胸を貸した横綱は、パッと上手投げでイチを転がしたんです。私はイチが転んで負けるのを初めて見ました。彼は足腰が強いうえに、腰が重いので、投げられて転がされることがなかった。横綱も私の顔を見ながら“この子いいね、先生”って。横綱はイチの力を見抜いていましたね」

 

逸ノ城は来日してから約4年間、石浦監督の自宅兼寮に住んでいた。高校時代は携帯電話を持つことは禁止。食生活では糖尿病にならないために、ジュースやお菓子はいっさい食べさせなかったという。

 

「イチはちゃんことから揚げが大好きで、嫌いなものはなかったと思いますよ。以前は味噌汁がダメだったけど、今は食べられるようになったはず。この間テレビで、“カレーが嫌い”とか言ってましたが、寮にいるときは、毎週1回カレーを食べさせてたのにな(笑)」

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