都会の若者カップルの生き方変えた島根県邑南町“耕すシェフ”制度

投稿日: 2015年02月23日 07:00 JST

酒蔵を改築したレストラン。「こちらは“バベッティーニ”。石見ポークの自家製ベーコンを使っています」と、少し緊張した面持ちでパスタを運んできてくれたのは、小竹まどかさん(24)。

 

昨年11月に、高校時代から交際していた将矢さん(25)と共に東京から島根県邑南町に移住。結婚しようと思った矢先に妊娠が判明し、今年1月、入籍したばかりの「新婚さん」だ。

 

県の中部に位置する、邑南町。寒暖差の激しいこの地は良質な野菜や米の生産地としても知られ、猪や鹿などのジビエのほか、黒毛和牛「石見牛」や石見ポークなど「おいしいもの」に事欠かない。そのため現在、「A級グルメのまち」として、地域おこしに取り組んでいる。

 

「その一環として、町が立ち上げたのが“耕すシェフ”制度です。総務省の“地域おこし協力隊”(地方自治体が都市部の人材を受け入れ、地域の活性化を目指す)制度を利用し、野菜作りをしながら厨房に立つ、若きシェフを育成していきます。2人は、その4期生。でも、協力隊同士で子どもができるのは全国でも珍しいことではないでしょうか?」(邑南町役場商工観光課・寺本英仁さん)

 

協力隊員には国から最長3年間給与が支払われるほか、住まいの斡旋もあり、店からクルマで10分程度の一軒家の家賃は、2LDKでたったの1万5千円!収入は将矢さんが働いていた東京のイタリアンバールとほぼ変わらない。

 

「耕すシェフは、このレストラン『ajikura』で修行しながら、併設の農園で野菜作りを教わるという。料理をきちんと勉強したいと思っていた自分には、好都合だったんです」(将矢さん)

 

「A級グルメのまち」で、生産から携わる立場になったことで、将矢さんの仕事に対する意識も変わった。

 

「本格的な農業研修は春からになりますが、地元の食材を豊富に使うので、生産者さんとのやりとりも増えて、“食の安全”や“本当においしいもの”とは何か、考えるようになりました。以前は産地なんて、気にもしなかったのに。料理の仕事ひとつとっても、生産者さんら、周りの人とつながって成り立つものだというのを実感します。ここに来て、『人の縁』の大切さを学びました」(将矢さん)

 

“いつか自分で店を持つ”という小竹さん夫婦の夢の第一歩は、いま、始まったばかりだ。

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