「ソニー魂」消滅!復活最後の鍵は「車の自動運転」

投稿日: 2015年02月26日 04:00 JST

2月18日、向こう3年間にわたるソニーの中期経営計画が発表された。平井一夫社長(54)はウォークマンを抱えるビデオ&サウンド事業を10月1日をめどに分社化し、ゲーム、映画、音楽、半導体を成長の柱にすると発表した。スマホとテレビはビジネス上のリスクがあるとして「売却・提携も視野に入れる」とも。

 

見方によっては、ものづくりからの撤退宣言だ。この発表を聞いて失望を隠せないのが、ソニーのリストラ問題を月刊誌で連載している元読売新聞編集委員でジャーナリストの清武英利氏。

 

「中身が空疎で寂しい会見だった。これがあのソニーだと思うと悲しかった。ソニーは’97年に最初の早期退職プログラムを実施して以来、延々とリストラを続け、いまも希望退職者を募集中です。気骨ある人が去り、エンジニアたちを切った、傷みを知らないトップの下で再生が果たせるとは思えない」

 

現役時代、ウォークマンの設計に関わっていたOBの豊郷和之氏も憤慨を隠さない。

 

「技術者を大切にせず、MBA(経営学修士)取得者をトップにして、経営をマニュアル化したのがソニー低迷の原因です。いまのソニーからはものづくりが大好きな社員が消え、人がやらないことをやろうというソニースピリッツが完全に消えてしまった」

 

だが、今回の発表を市場は歓迎している。不調なソニーの株価がなぜか上昇中なのだ。記者会見の翌日、日経平均株価が15年ぶりの高値になった。ただアベノミクスの勢いに乗っただけとの見方もあるが、そんな単純なことではないと話すのが、デジタルメディア評論家の麻倉怜士氏。

 

「AV機器を分社化すれば、ソニー本体にはデジカメと半導体しか残りません。でも、いまは画像処理の半導体(イメージングデバイス)を使うならソニーしか考えられないという状況ですから、今回の発表は評価できます」

 

ソニーのスマホ用イメージングデバイスの世界シェアは、現在40%を超えている。これを’17年度までに50%強に拡大させる計画だ。そして、この技術はスマホ以外にも有効だと、経済ジャーナリストの岩崎博充氏は言う。

 

「それがいま世界中で研究が進んでいる自動車の自動運転です。自動運転するには、近くを走る車との距離を計測したり、明るさを測ってライトを自動点灯する必要があります。一般的な車載センサーの10倍もの感度を持つソニーの技術は、引っ張りだこでしょう」

 

今回の会見では触れられなかったが、ソニーは世界有数の人工知能技術を持つ日本のベンチャー企業ZMPに出資し、自動運転に必要な部品を共同開発すると発表している。意外なところでソニーの逆襲か。

 

(週刊FLASH3月10日号)

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