北朝鮮 米国本土狙う「核ミサイル」日米の対処は

投稿日: 2015年04月17日 12:00 JST

「北朝鮮はすでに核ミサイルを米国本土に打ち込む能力を持っている。配備状況や発射の兆候を把握するのは困難だろう」

 

4月7日、米国のNORAD(航空宇宙防衛司令部)のゴートニー司令官がこう発言し、衝撃が走った。軍事ジャーナリストの黒井文太郎氏が言う。

 

「北朝鮮が開発に成功した弾道ミサイルはKN-08と呼ばれるものです。性能は不明ですが、このサイズなら、アメリカまで届くといわれてきました」

 

北朝鮮には射程6,700キロのテポドン2号があり、これはアラスカやグアムに届く。だが、何度か打ち上げに失敗しており、ハリボテと見なされてきた。ところが、その失敗を踏まえて開発されたKN-08は射程1万キロともいわれ、これならロサンゼルスも狙える。

 

「先週、ジョン・ホプキンス大学のレポートで、『北朝鮮は数年以内に小規模な核兵器の製造技術を確立する可能性がある』と報告されました。実際に起爆できるかどうかはさておき、北朝鮮はすでに小型の核弾頭を持っていると判断していい」(黒田氏)

 

テポドンは固定発射台から発射されるが、KN-08は車両に載せ、どこでも移動できる。だから米軍の司令官が「配備状況や発射の兆候が正確につかめない」と言ったのだ。

 

では、日米はどのように対処するのか。フォトジャーナリストの柿谷哲也氏は言う。

 

「アメリカの偵察衛星は、どこからミサイルを発射したか、熱源だけで探知できる能力があります。これがいちばん最初に情報を得て、次に日本海にいる日米韓のイージス艦が、上昇していくミサイルを探知する。探知さえできれば、イージス艦やPAC3などの迎撃システムで撃ち落せます」

 

アメリカを狙うKN-08は最高で500キロ上空を飛ぶが、PAC3での迎撃可能時間はわずか10数秒ほどだ。

 

「とにかくミサイルの発射を早く掴むしかない。アメリカは以前から衛星以外に海上レーダーSBX-1を運用してきた。これは4,000キロ先の野球ボールを見分けられる。さらに、昨年からミサイル観測艦『ハワード・O・ローレンツェン』の本格運用を開始し、監視を強めています」(柿谷氏)

 

北朝鮮は、’20年までに最大でKN-08を30基、核弾頭を100個保有すると予測されている。先の米軍司令官は、「今後、高高度でミサイルを迎撃するシステムに加え、ミサイル発射直後に撃墜するシステムの開発を急ぐ必要がある」と語っている。本格的ミサイル攻防戦が始まったのだ。

 

(週刊FLASH4月28日号)

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