著名人が語る“私の70年談話”安田菜津紀編

投稿日: 2015年08月14日 06:00 JST

安倍首相の「戦後70年談話」が話題だが、国民一人一人に“私だけの70年談話”があるはず。そこで著名人に語ってもらった「この人生を歩んできた私だからおくるメッセージ」。

 

16歳でカンボジアを訪問後、シリア、インドなどの紛争地や、スラムを訪ね続けるフォト・ジャーナリストの安田菜津紀さん(28)。20代の彼女がいま、伝えたいことは−−。

 

シリアには’07年、大学3年生のときに初めて訪れました。当時はまだ内戦前の平和で美しい街で、イラクなどから難民を受け入れていた。そこで知り合ったイラク人にこんなことを言われました。

 

「戦争ってどういうものかわかる?僕たちはチェスのコマでね、動かす人間はまったく傷つかないけれど、僕たちコマはどんどん傷ついていく。それが戦争なんだ」

 

戦争って、火花が散っているところにはスポットが当たるんです。でも目に見える形の火花が散らなくなった途端、報道もやむ。いまのイラクやアフガンがそうでしょう。戦争が小休止したり、終わってからも、生活は続いている。人々の苦しみは、本当はそこにあって、そこに私は目を向けていきたいと思いました。

 

難民キャンプでも新しい命は生まれます。その子供たちの故郷に爆弾がどんどん落とされていくのを武力で後押しする国になってはいけない。中東に行き感じたことですが、特にシリア人、イラク人は日本のことをよく知っています。戦争のこと、広島、長崎の原爆のこと、そして、その後の経済大国としての発展も……。

 

「あれだけメチャメチャにされてしまった国が、あれだけ発展を遂げた……日本はなんて素晴らしい平和国家だろうか。僕たちも日本みたいになりたいと思っているんだ」

 

それは彼らが戦争へのアンテナを張っているからでしょう。でも、日本の中にいま、彼らに誇れるような平和があるのかどうか……疑問です。私はほかのすべての国が武力を行使したとしても、日本だけが武力を行使しない最後の砦であってほしいし、それが何よりも日本人を守ることになると思うのです。

【関連記事】

寂聴さん「命を懸けて、戦争への道を糾す」国会前の”緊急説法”全公開

赤川次郎氏 安保法案へ怒りの告発「戦争で泣かされるのは、いつも女性と子どもたち」

桜井翔 戦後特番挑む心境「戦争経験者の声、残すことが責任」

この記事が気に入ったら
いいね!/ フォロ− しよう

WEB女性自身の最新の情報をお届けします。

【注目アイテム】
「メスを使わない美容整形」コルギのパワーを自宅で!!
ジェニファー・ロペス、カイリー・ミノーグが「約20歳年下彼氏」を手に入れたワケ!
45歳、奇跡の美乳・原志保さんのボディを作るヒミツのグッズ公開!!
着るだけで、エステの効果がインナーに!!
可愛い47歳! 元CA佐藤亮子さんの大人気トラベルブランド

コラム・連載

もっと見る

女性自身チャンネル

もっと見る

水晶玉子さんが語る「物事が大きく発展する“吉兆日”はこの日!」2018.05.09

3年目を迎えた本誌連載『オリエンタル占星術』が大人気の占い師・水晶玉子さん。'17年末に、『水晶玉子縁結び開運バイブル2018』(光文社刊)を出版した記念として、4月16日、都内の光文社にて、水晶玉子...


ランキング