シノギが減少の両山口組「刑務所のほうがマシ」で暴発寸前

投稿日: 2016年07月01日 06:00 JST

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(六代目山口組司忍組長)

「池田組若頭が射殺されたことで、特定抗争指定を受けるのは避けられない。その前に畳みかけるのはかまわん。懲役の覚悟はある。責任は私が取る」

 

6月21日、神戸山口組傘下の山健組本部(神戸市)に、神戸側の直参が集まり会合が開かれた。席上、神戸側の大幹部が冒頭のように語ったという。

 

岡山市で神戸山口組傘下池田組の高木昇若頭(55)が射殺された事件は、対立する山口組弘道会傘下の高山組系組織の組員だった山本英之容疑者(32)が6月5日に出頭し、逮捕された。その後、使用した拳銃が発見されたものの捜査の進展は見られない。

 

神戸山口組関係者が声を潜めてこう話す。

 

「このところ末端組員がどんどん逮捕され、警察による組事務所などの家宅捜索が頻繁になっている。金属バットがあるだけで抗争準備に認定されるほどだ。じつは拳銃の類いは、すぐに取りに行ける場所には準備できていない。武器が使えないことで、逆に小競り合いが多くなった感じはする」

 

しかし、じつは神戸山口組は、報復に向け実動部隊が動いていた。冒頭の発言翌日の22日、神戸山口組傘下の組員が岐阜県内で逮捕されていたという。都内在住の暴力団関係者はこう話す。

 

「2台の車に神戸山口組傘下の組員数人が乗り込んで、遠方から高速を走っていた。六代目山口組側傘下の組織を狙いにいったようなのだ。1台は“犯行後”に足がつかないように、盗んだナンバーをつけていたが、それがNシステムに引っかかった。警察に1台は捕まったが、もう1台は逃げた。逃げた車中には拳銃があったという」

 

警察に捕まらなければ、報復がおこなわれていた可能性が高い。前出の暴力団関係者は「ついに、神戸側の反撃が始まった」と見ている。

 

「捕まった組員は、神戸側の大幹部が実質的に面倒を見ている組。この大幹部の指示なしには動けないはずだ。今回は『やられたらやり返す』というヤクザの本分に立ち返って動いた。動きだしたら、もう後戻りはできない」(同)

 

一方でこうした神戸側の動きを、六代目側はどう見ているのか。別の都内在住組幹部はこう話す。

 

「神戸側の反撃は、六代目側にとっては『あいこ』となり、願ってもないことだ。神戸側は返しをしないと言っていたから、一枚岩ではない証拠でもある」

 

本格的な抗争は勃発するのだろうか。捜査関係者が危機感を募らせる。

 

「集中取り締まりの結果、末端組員のシノギはどんどん細くなっている。カツカツになると、刑務所に入ったほうがマシな生活ができるので、暴発する危険性が高い」

 

緊張の糸は切れる寸前だ。

(週刊FLASH 2016年7月12日号)

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