尖閣を襲う400隻の中国船に「海保」500人増員でも対応できない!

投稿日: 2016年08月27日 06:00 JST

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(写真:海上保安庁)

石垣島から170km離れた尖閣諸島周辺に、招かれざる船が押し寄せている。8月以降、連日のように侵入する中国公船と、それに率いられた最大400隻の漁船団だ。

 

石垣島のある事業家がこう話す。

 

「中国漁船の姿は、6月から見かけるようになったね。中国漁船は、集魚灯で集めた魚を網でごっそり捕っていく。もうすぐアカマチ(ハマダイの沖縄方言。高級魚)の時期だから、とても心配しているよ」

 

漁師の高江洲正一氏は、こんな疑問を口にする。

 

「中国から尖閣までは300kmもある。燃料代はかさむし、漁船1隻に十数人乗っているから、漁をしても割に合わないはず。よく来るよね」

 

8月11日、そんな中国漁船のうちの一隻が、ギリシャ船籍の船と衝突して転覆した。地元の事業家が明かす。

 

「日本の海上保安庁の巡視船が6人を救助したところ、船長、機関長、甲板長の3人が海軍上がりだとわかった。漁船のなかには、漁をまったくしていない船もいる。漁船をカムフラージュに、尖閣周辺を狙っているんです」

 

中国のこの動きは何を意味するのか。石垣市議会議員で、尖閣諸島に16回上陸した経験をもつ仲間均氏は言う。

 

「中国政府は、漁師らに『燃料費を負担するから尖閣に行け』とけしかけています。さらに、南シナ海で活動していた中国海警局の公船18隻のうち、7隻ほどを尖閣に回した。中国は本気になって尖閣を取りに来ています」

 

8月17日の産経新聞によれば、8月上旬に尖閣周辺に集まった漁船には、帰国後に政府から燃料費や数十万~約300万円の手当が支払われる。

 

そして、乗組員のうち、少なくとも100人以上が武装した民兵だという。

 

一触即発の修羅場の「前線基地」である石垣島では、どう対策をしているのか。

 

「海上保安庁の第十一管区(沖縄、太平洋、東シナ海を管轄)では、4月に、隊員約500人を増員し、12隻からなる尖閣専従部隊を発足させました。さらに、第十管区(九州南部)、第九管区(北陸)からも応援が来ています」

 

海保とも関係のある前出の事業家はそう明かす。冒頭の商店主にも聞いた。

 

「石垣港の近くに、巡視船を停泊させる施設が増設されました。港の周りには、いたる所に巡視船が停まっており、海保関係者が目に見えて増えているさらにいま、自衛隊が、石垣に特殊部隊を創設する計画があると、もっぱらの噂なんです」

 

計画がささやかれるようになった背景に、6月9日、中国海軍の軍艦が、尖閣周辺の接続水域へ「無法侵入」した事件がある。中国の軍艦が接続水域内で確認されたのは初めてだった。沖縄・尖閣を守る実行委員会代表の惠隆之介氏が解説する。

 

「防衛省内でも、『もはや海保では手に負えない』という声が高まっているのです。有事になる前に、防衛省は全国の護衛艦を尖閣近海にどんどん投入すべきです」

 

(週刊FLASH 2016年9月6日号)

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